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(追記アリ)人気取り目的の無駄な処方箋に、一喝。ネット上の誹謗中傷規制 編。

2020-05-26 11:38:55 | 政治過程論
無駄な処方箋とは、
のこと。

憲法が保障する「表現の自由」に配慮しつつ、海外の事例を参考に、SNSのサービスを提供するプラットフォーマーと呼ばれるIT企業に一定の責任を課す方法や、誹謗中傷した人への罰則を設けるなど法整備も含めて検討する。

・IT企業に一定の責任
 そもそも、履行を期待できるか。たかが営利企業には、荷が重すぎる。しかも、取り組んでも、利益を生まない(≒日本市場からの撤退の方が利益になる)。


「デマ」を「誹謗中傷」に置き換えても、成り立つ道理。
京風の嫌味を応用した「誹謗中傷」を、AIが見抜けるようになる日、来るのでしょうか。

……京大の正門前で、三条の土下座像の如く居続けても、自転車に頭、轢かれるだけですよ。轢かれたところで、輝き続けるでしょうね。ちなみに、iPS細胞で増毛、京大ではやってませんよー。神戸ですよー(http://www.organ-technol.co.jp/business/hair-follicle-regeneration/)……
という文章は、向けられた相手によって、文章の意味合いが大いに異なる。ちなみに、毛髪に不自由していない当方の場合、神戸と京都とを取り違えた方向音痴ぶりに向けられた言葉、と解釈することになる。


誹謗中傷した人への罰則
 確信犯・政治犯に対して、刑罰は無意味。。。と刑法総論や刑事学で習わなかったのでしょうか(世界史、特に近現代史でも、その一端は出てきます)。


「人気取り目的」と斬って捨てた理由は、
この手の規制が敷かれれば、
政界(特に安倍内閣界隈)が困るから。

マキャベリ「君主論」を引き合いに出すまでもなく、
アジテーションの定跡は、
「外側」に敵を作ること(実在するか否かは不問)。

件の規制は、
「外側」に敵を作る作業を妨げる効果がある。
もう少し踏み込むと、
「外側」に敵を作る作業の過程で、
「起きる事」は、件の規制に極めて抵触しやすい。

実例は、サマーキャンプでの認知心理学実験「ロバーズ・ケイブ実験」として知られています(内容は、https://www.blog.crn.or.jp/report/02/153.html に詳しい)。
要の箇所を語ると、

ごく普通の子たちを「大した理由もなく」二つのチームに分けて、色々と経て、競争させたら……

「取っ組み合い」に発展しました。

(各チーム全員、小学生だったので、撃ち合いにはならなかったようです。)

「外側」に敵を作る作業、
政治過程では、必要不可欠です。

なのに、
「外側」に敵を作る作業を妨げる効果を、
言い換えれば、
政治家自身を縛る規制を、
どうして政治家自身にできるのか。

たとえ件の規制が実現したとしても、
骨抜きされた末に、
日共取締りの道具に使われる程度の小道具になり果てるでしょう。

追記。
問題点は二つ。
・社会的権力による言論統制にとって、新たな道具となる恐れ大。
・技術的回避手段(仔細の紹介は避けるものの、二つ、心当たりがある。)の前では、発信者情報開示請求は無意味。無辜の第三者を「犯人」に祭り上げることもできる。

そもそも総務大臣の言葉「検討」は、表現として弱い。

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