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悪知恵のあるドクター「これなら、バレないぞー」 警察(with科捜研)「何でもお見通しだよ」

2020-07-27 13:32:21 | 刑事学
「華麗なる賭け」
とそのリメイク版
「トーマス・クラウン・アフェアー」
はともに、
聡明な実業家が完璧な犯行計画を遂行したものの、
わずかな綻びから「バレる」に至る。

さて、

に登場した

 「俺がもしも開業するなら、ドクターキリコしかないなといつも思う。自殺幇助(ほうじょ)になるかもしれんが、立件されないだけのムダな知恵はある」(14年1月)

という一節に、爆笑。

医療系から出てくる刑事事件絡みの「ソリューション」は、
概ね、対策済み。
刑事系では、新手の寿命は特に短いです。

今回の事件では、
送金記録の存在と金額が、

大きな「足形」

として機能。

ちなみに、捜査当局にとって、
金融機関の送金記録は、とても入手しやすい情報です。

そして、
おそらく、捜査当局は、
被害者の血液(科捜研の血液分析力は半端ない)だけでなく、
様々な記録を調べ上げていたでしょう。
例えば、医薬品卸売会社の医薬品販売記録。
(ここで列挙しても、イタチごっこを助長するだけでしょうから、省略)


「トーマス・クラウン・アフェアー」
では、
保険会社の手元にあった「絵画のX線写真
が重要な役割を果たします。
(額縁で隠れている部分も「絵画のX線写真」ならば、一目瞭然ですから。)

で、日本の捜査当局は、

時空を飛び越えて「森羅万象のX線写真」を撮影できる、

も同然(警察は、自動車の動きを掴む事も得意です)。

下手な悪知恵は、引っ込める一択ですよ。


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