陸上十種競技の武井壮さんご存知でしょうか?
最近は陸上よりタレントさんとしても活躍されています。
この方を最初に見たのは、真夜中のトーク番組?
百獣の王を実演されていて、でも、まだまだ素人っぽくって、
なのに、なんでいきなり仲居くんの番組なんだろう?
この人どこから来たんだろう?って、すごく不思議に思っていました。
先日、You Tubeで生い立ちを話しておられるのを聞いて、
マネージメントに関していろいろ勉強されたのを知り、すごいなぁと思ったのです。
それは、陸上をやって(他のどんなスポーツも、そしてこれは音楽でもいえると思い自分のことのように痛かった!)
子供のころから青春時代まで20年もの月日を費やして、それだけをやってきても、それで食えない事実です。
例として、1年に1回しかない日本の陸上選手権?に、5万人の客席が満席にならないということ。
つまり、一人の日本の陸上トップレベルの選手が、平均して20人呼べない。
(何年か前の話です。昨日も桐生君が9秒台で新記録を出したばかりなので、最近は満席になっているかもしれませんが・・・)
十種競技も、武井さんにとって素晴らしい競技だったようですが、
「それ」がどれだけ素晴らしくても、使ってくれる、見てくれる、興味を持ってくれる人が少なければ、
どうしようもないのだと。
ここにすこぶる共感しました。
もちろん、我が道を行く!大事です。誰の共感もいらない。自分の音楽を求めたい。自分で100M の記録出したい。
めっちゃ大事です!
でも、反面、共感して、興味を持ってくれる人がいなければ、後ろに続く人もなく、競技人口や、演奏人口が増えず、
その道はすたれていくのも事実です。人気のある競技や、演奏家にスポンサーが付き、宣伝ができて、また人が集まるのも
一つのからくりですね。
私が歌っているウィーン歌曲(ヴィーナーリート)という分野は、まだほとんど誰も歌っていないし、
広まってもいないし、知られてもいない。自分ではこんなに素敵な世界はないぞと思っているのにです。
これで会場満席はまだまだ遠い。
20年じゃないですよ、すでに35年以上費やしてます。
これも誰かが言っていたけど、月に行きたいのに、地球をどれだけ歩いても、月には近づけない。
ウィーンの歌を聴いてもらいたければ、まずそれを広める方向を正しく尽力せねばならないようです。
この夏、それを自覚して、そうしようと決めてから、そういう考え方を持っている人の話が耳に入ります。
再来年はオーストリアと日本の国交150記念年です。それまでになんとか、この世界をもっと知ってもらいたいと
ひしひしと思うのです。が、まだ具体的にどうしたらいいか、まったく見えてないのも事実です。
いろいろ考えては消え、また考えては消えています。どなたか、企画やアイデアあったらください。
また、こうやったら宣伝できるのでは?という情報あったらください。お願いします。