私のドイツ語の生徒さんには、何人か、初心者とはいいがたい人がいます。
中級ちょい前程度のレベルですが、
その人たちには、最近、何度も何度も「日本語を考えましょうね」と言っていました。
つまり、直訳はできるようになりました、でも、意味わかってますぅ?ってことです。
今日の文章だと、
「彼は簡単にドアを開けた」(Er hat einfach die Tür aufgemacht.)みたいな文章です。
もちろんeinfachは、いままでず~っと「簡単に」と訳していました。
「簡単に言ってください」みたいに使っていましたが、
この場合は、前後の文章にもよりますが、簡単=ドアの向こうにいる人に注意することなく
という意味合いが出てきます。
それが、どんな文章が前後にあるか考えて訳すと、
「簡単」ではなく「安易に」とか「なにげに」とかになってくると思います。
そういうことが、最近、口酸っぱくいっていたらできてきましたよ!
ここ2~3回は、私が思いもつかない「いい日本語」になってきたりしています。
この変化、さすがですね。
教えている方としては、とてもうれしい変化です。
さて、次は私の番。
今いろいろな曲を訳したり、また、新しくドイツ語の本を訳し始めました。
語彙の少ない私。偶然でもいいから、いい日本語が上から落ちてくることを願うばかりです。