今日、唱歌教室の中で、「あじさいの葉は毒である」という話をしました。
意外にご存じない方もいて、びっくりしました。
その際、いろいろな花や植物の毒性の話もちょっとでましたが、
びっくりしたのが、夕方にすれ違った女子高生。
胸ポケットに「白い彼岸花」をコサージュのように刺している。
ものすごく違和感あったんですが、頭の中に瞬時に思い浮かんだのは、
「彼岸花はとってはいけない」という記憶・・・
ついでに調べてみました。
やはり彼岸花にも毒性があるんですね。
そういう事実と、あとは田んぼだけでなく、お墓の近くにもよく咲いているので、
死者を思い起させ縁起も悪いという意味もあるんでしょうか。
ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。
山田耕筰の「曼殊沙華」(彼岸花の意)も、亡くなった女の子の内容でしたね。
私たちより少し若い母親たちは、おそらくそういうことは知らないと思いますし、
教えてくれるじいちゃん、ばあちゃんも近くにいないのかもしれませんね。
胸元を飾っていた白い花を見た瞬間、凍り付く人より、
きれいねぇという人のほうが多くなってしまうのでしょうね。
懸命に咲いている彼岸花には申し訳ないですが、できれば彼岸花という名前らしく、
近寄りがたい花でいてほしいものです。