Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

ウィーンの水

2020年05月26日 09時37分00秒 | Weblog
30年前、ウィーンでトランスファーというバイトをやっていたとき(今は労働ビザがないとできません。えっ?当時も?)まぁ、その仕事で生活していましたが、日本からのお客様にバスの中でいろいろ説明するわけです。
 
「みなさま、日本からの長旅お疲れさまでした。先ほど到着されたのはウィーンのシュヴェヒァート空港、これからウィーン市内に向けておおよそ20分ほど移動になります~」みたいな。
 
ウィーンについていろいろ説明をします。例えば、お金の使い方、チップの渡し方とか、ホテルの名前やちょっとした挨拶の仕方など。みなさんお疲れですけど、とりあえず説明しておく。
 
その中で必ず言うのは「ヨーロッパは水道水が飲めない国がほとんどですが、ウィーンでは水道水飲んでいただいて大丈夫です。こちらの水はアルプスから二本の管を通してウィーンに運んでいます。ミネラルウォーターが蛇口から出てきますので、ぜひお試しください。でもあまりじゃぶじゃぶ飲まれますと、どれだけ健康な方でもお腹を壊す恐れがありますので、ほどほどにどうぞ。」と。
 
その水はシュタイヤーマルクという州から来ているそうです。
今日友達が写真をアップしていました。写真もすごくきれいなので、使わせてもらっていい?って頼んでOKもらったので、どうぞみなさんも癒されてください。
 
ただ、その水道管がマリアテレージアの時代だったりするので、その辺はなんとも・・・
私が住んでいた師匠の家の水道管も一度破裂してえらい目にあいましたので。
(当時師匠はすでにドイツに引っ越していて、私はその家の処分前に1年借りたのですが、日に日に柱の色が変わっていくのが恐ろしかったです。)
 
お水の話題でもう一つ。ウィーンではレストランに入っても、カフェでも水は出ません。メニューに書いてある水は有料です。本当の意味でもミネラルウォーターですね。
ところが、コーヒーを頼んだ時だけ、一緒に小さめのグラスに水が出てきます。これは、コーヒーを途中まで飲んだ時、水を挟むと、次の一口がとっても新鮮になり、引き続き美味しいコーヒーを楽しめるからなのです。
 
そんなウィーンのお水のお話でした。
 


 
コメント
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