神秘的な時間でした。
だけど、夕方だったからご飯作りながらベランダを行ったり来たり(笑)
落ち着かなかったけどね。
ずっと本とか読む気にならなかったんだけど最近だいぶん気持ちに余裕ができたのか…。
日々、仕事と家事でおたおたですからねぇ。
でも読まないと、言葉を忘れてしまいそうで。
的確な単語が出てこないことがある。
ヤバいな、ということで意図的に読み始めました。
それ自体気持ちにゆとりができた証拠?
今日は「ナミヤ雑貨店の奇蹟」東野圭吾
皆既月食の日にピッタリな?
不思議なお話でした。
偶然のような必然が折り重なるところに多少の違和感を感じたけど、きっと世の中がこうだといいなと。
夢があるじゃあないかと。
希望を感じる内容でした。
読み易くて、4時間くらいで読み終えましたよ。
情景が分かりやすく浮かんでくるし映像化したらいいのになぁと思ったら。
すでに舞台化はされてるみたいですね。
今年は、とんと読書にベクトルが向かなかったなぁ。
仕事始めてバタバタしてたのもあるし。
なのでふと読みたくなった時手を伸ばすのは好きな作家さんのものだったりします。
で、最近読んだのはコチラ。
こんなとこで書くことではないんだけど・・・。
最近実家の母のことでイライラさせられることが多くて。
だけど、二宮さんみたいに母へ感謝の思いを綴った歌を聴くと
もっと寛大になろうと思ったり、そして近づくとますます腹が立つことがあったりで。
そんな時、このタイトルを見かけて。
なにかのヒントになるかなぁと思って読んでみた。
でも描かれていたのは、私と母との関係性とはまったく逆だった(爆)
私はどちらかというとほったらかしの娘だから(爆)
母が気持ちを注いでいるのは3才下の弟だから、むしろ愛情を与える母と与えられる娘を冷ややかに見、そしていたたまれなくなってしまう旦那さんの気持ちがわかるっていう・・・。
自己満足のために娘を愛でる、そして母の目は自分に向けられていないと気づいている娘。
無償の愛を大事な人に注ぐ祖母。
軸になる3人の女性の人間性だったり、愛情についての価値観だったりを通して
母性ってなんだろう?と。
共感はしないけれど、考えさせられる作品でした。
母性 | |
湊 かなえ | |
新潮社 |
久々に漫画を読みたくなって・・・。
まとめて13巻。読み倒しましたヨ。レンタルでね♪(爆)
じんわりと心に染みましたー。
黒々としてるモノが一時的に浄化された感じ?www
オムニバスのようでいてがっつり繋がっているので読みすすめていくうちに
人間関係が濃くなっていくのでおもしろかった。
真面目に考えすぎて、真っ向からいろんなモノ、ヒトと向き合いすぎて
時には逃げたり、だけど結局また問題は戻ってくるし、
それが自分の中にあると結局自分で解決するしかなくて。
だけど、ひとりでは重荷で。
誰かが適度に支えてくれて初めて自分の足できちんと歩いていけるものなのかも
しれないな、って。
だったら人との関わりや些細な出来事もきちんと真摯でありたいものだなと思います。
それが自分を支えていってもくれるのかもね。
そんなことを漠然と思いました。
これって映像化されるん?
陳腐な感じにはして欲しくないなー。
さて、耳鼻科にいってこよ。
潔く柔く 1 (マーガレットコミックス) | |
クリエーター情報なし | |
集英社 |
ずうっと友達に借りっぱなしで(爆)
なかなか読む機会がなかったのと、導入部分が長くて20Pくらい目で飽きが来てしまったというね。
でも、最近そこでつっかえずに最初から読み出して。
なんとか導入部分をすぎれば、おもしろい!ことに気づきました。あはは。
音楽高校に通う少年の青春がギュッとつまってます。
男の子から見た高校生活・・思春期の男子ってこうなんだ!と。
青くてかわいい、いうたら萌えですわ。
肩肘はっててもなかなか興味のある女子に話しかけられないとかね。
クラシック音楽のことや哲学もわかりやすく説明されてて。
特に学校でオーケストラに挑む様子はどことなくクラシックバレエにも通じているなと思いました。
ひとりでちゃんとできても、みんなだとできない。
みんなで揃えることの大変さ、大切さ、そして達成できた時の充実感。
それははんぱないものね。
3部作なので、今2冊目中程を読みすすめています。
主人公が大人になってから、この時代を振り返ってる設定なので、今の主人公の
「あの時ああしてれば」とか思う軽い後悔も、それは絶対できないことだという諦めもわかるし
今の主人公がどんな大人になっているのか・・・。
そこは出てくるのか・・・。
非常に気になりながら読みすすめています。
船に乗れ! ? (ポプラ文庫ピュアフル) | |
クリエーター情報なし | |
ポプラ社 |
レンアイ滝修行 | |
クリエーター情報なし | |
祥伝社 |
杉浦さやかさんのイラストエッセイ。
こまごました雑貨、絵本や洋服の紹介、包装紙やちいさな包みといったものが好きだったり、案外しまむらーだったり。
かわいいものが好きな作者の本は新刊がでると必ずチェックしています。
この「レンアイ滝修行」は、30代後半の作者が婚活したり(ほぼ雑誌の取材だけど)実際に伴侶に出会い結婚にいたるまでが書かれた本。
なので、恋愛云々だったり、占いに行ったりっていうのは、ああ、若い頃思い出すなってくらいのことで、
正直よそ様の恋愛事情だったり、結婚に至るまでのなれそめだったりはあまり興味がないという枯れ世代なので(爆)失敗したかなと思ったのだけど、後半、結婚式づくりだとか、ドレス選びとか、そういうのにはくらいついたよね、私。
でもそれってやばいよね。
まるで、外見だけ見て中身を見てない人みたい!?
この作者に対してはきっとそういう物に対しての趣味、好みが琴線に触れるからかなぁ。
これから恋愛したい人は、なるほど!と思えるかもです。
最近さっぱり読書熱がなくなっていまして(汗)
読む本といえば「失敗しない大学選び」とか?(爆)
進学辞典だとか?そんなんばっかりでした。
そして、私の場合本といえば現実逃避アイテムのようで。
一時的にネットゲームに興じたりもしましたが、そちらはなぜかスーっと熱が醒め。
家にあった本を取り出して久々に読んでみました。
東日本大震災をモチーフにしたお話です。
正直、読み終えて「ふーん」という感じでした(汗)
というのも、主人公がたまたま友人の結婚式で震災当日仙台にいた、というシチュエーションで。
なんだか、あまり震災については掘り下げておらず。。。
地理もちんぷんかんぷんで、旅行者が震災に巻き込まれたけど無事数日後には帰ったよーっていう。
中身が薄い感じだったので肩すかしをくらったかな。
3件のエピソードが唯一それらしい感じではあったのだけど。
その部分は読みすすめていくうちに引き込まれました。
おそらく。
どっぷり、震災のことに触れるのはまだはばかられる感じなのかもしれません。
沢山の人達の人生を左右した出来事で、まだ終わってはいないのだから・・・。
ならば、30代を迎えた主人公たちがそれぞれ成長していくという軸があるのだから
震災にこだわらなくてもいいんじゃないの?って思ってしまいました。
ただ、大事を目撃し、体験して人生観が変わったというための意味として震災を持ち出したのなら
なんだかな、と思いました・・・。
まぁ。
人は自分の気持ちをしっかりともっていれば前に向かって歩いていけるし。
ちゃんとご褒美もあるはず。
っていうことは読み取れました。
久々のレビューで辛口とは!
不満の多い世の中だからかしらね(爆)
それでも、桜は咲き (幻冬舎文庫) | |
クリエーター情報なし | |
幻冬舎 |
【小説】
狼の寓話 近藤史恵
紫のアリス 柴田よしき
ピース 樋口有介
九月が永遠に続けば 沼田まほかる
万能鑑定士Qの事件簿 松岡圭佑
悲運の皇子と若き天才の死 西村京太郎
【その他】
贅沢貧乏のマリア 群ようこ
朝鮮王朝の歴史と人物 康 煕奉
朝鮮王宮 王妃たちの運命 康 煕奉
▼狼の寓話▼
女性刑事と新人男性刑事が抱えた事件、その容疑者の書いた絵本
絵本が示す真実とは。。。っていう感じで話が進んでいきます。
読み進めながら段々絵本と事件にまつわる登場人物の状況が
符合していって。
謎を解いていく様が小気味よくて「そうだったのか!」って思えて
楽しく読めました。
▼紫のアリス▼
いくつかの殺人事件。それぞれの事件がひとつの事柄、15年前の事件に
結びついていくんだけど、いつまでも真相を想像できない。
それは主人公が心をちょっと病んでいて、安定剤を欠かせない状況だから。
彼女が見たものが本当なのか幻想なのか・・・。
いろいろ考えながら読んでたら終末がまったく見えなくて。
ある意味ラストまでそういう感じだから、ラストまで「早く読みたい!」って
思わせてくれる作品でした。
昔読んだ「不思議の国のアリス」をまた読みたくなったよ。
▼ピース▼
本屋に平積みになってたので興味津々で手に取ったミステリー・・・
あおり文句?書店員さんのPOPもおもしろそうだって思ったし。
だがしかし。
ちょっとラストは未消化な感じで終わってしまった・・・。
ダイナマイトで爆発って、宮部みゆきの模倣犯?とか思ったり。
登場人物の中のキモになる青年とその過去をもうすこし掘り下げて
描いて欲しかったなぁと思いました。
ものすごく想像力を掻き立てられたからその正解を知りたいな、って。
無邪気さが生み出す憎悪って確かにあると思う。
そういう意味では怖いなと過去を振り返って色々粗相はなかろうかと
確かめたくなりました(爆)
▼九月が永遠に続けば▼
サスペンスに近いミステリーなんだけど日常の描写が綺麗。
それに耽美と残酷さが合わさってとても惹きつけられる作品でした。
高校3年生の息子が失踪し、探し回る母が見つけた真実は
母目線で見ると愕然とするもので。
きっと読む人によって読後感ってかなり違ってきそうだなぁ。
息子がいる人が読んだらきっと「勘弁してよ~」って思いそうな気がする(爆)
▼悲運の皇子と若き天才の死▼
むーーーん。。。。というのが読後の印象でした。
私、飛鳥時代が大好きなんですよ。で、タイトルにある、悲運の皇子というのが有間皇子のことだと知り、それは読まねば!とワクワクして読み始めたのですが・・・なんだかちょっと思ってたのと違う。
飛鳥時代の皇子の悲劇と太平洋戦争へ作為的に送り込まれあえなく散った天才画家の間にリンクする顛末を楽しみにしていたのだけど。
なんだか想像以下の関わり方だったなぁと。
むしろ太平洋戦争の裏的なものを作者視点で描いてあってそれは興味深く読み進められましたけども。
飛鳥時代好きには不完全燃焼・・・。
こちらも久々のブックレビュー。
がしかし、後でとんでもないものに手を出してしまったとちと後悔・・・。
万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫) | |
クリエーター情報なし | |
角川書店(角川グループパブリッシング)
|
だって、12弾まで出てるんですってよ!?
しかも、Ⅱを読まないと今読んでる話が終わらないっていう仕組みなので早く続きを読みたくてソワソワしてますよ。
23歳の万能鑑定士凜田莉子が記憶力、知識力、洞察力に秀でて鑑定士となったいきさつがⅠで書かれています。
そして気付いたら、日本が超インフレになっていて、大変な状態に追い込まれていて。。。
それがいったいなんなのか、きっとⅡで明らかになるみたい。
そうなると俄然Ⅱが気になるわけで。
きっとずっとその調子で最終章までいってしまうのでしょうか?
いやーん。
4ヶ月分のレビューです(汗)
目先のことに気持ちをとられて、ゆっくり読書。。。って気分に
ならなかったなぁ。
ドラマ熱も沸騰してるし(爆)
【小説】
チーム 堂場瞬一
パーティ 山田悠介
町長選挙 奥田英朗
薬指の標本 小川洋子
麒麟の翼 東野圭吾
アルキメデスは手を汚さない 小峰元
プラチナデータ 東野圭吾
チヨ子 宮部みゆき
小さいおうち 中島京子
【その他】
12ヶ月のクロゼット 杉浦さやか
▼チーム▼
箱根駅伝の学連選抜チームを題材にしたスポーツ小説。
箱根や実業団駅伝を見ていて20キロ以上も何を考えながら
彼らは走っているんだろう?と常々思っていた答えがありました。
寄せ集めでいわば目立たぬ存在の学連選抜。
だけど彼らのこのレースにかける思いや、チームを作り上げていく
様がリアルに書かれていて。
来年から学連選抜をちゃんと見よう、と思いました。
巻末の対談にあった、「選りすぐりの選手を集めたはずなのに
順位が上がらない」それが箱根駅伝というものを物語ってるという話に
深く納得。
タイムがすべてじゃない。必要なのは「絶対に誰かのためにたすきをつなぐ」
意識なんだなぁと思うと、中継所ってドラマだなって思います。
▼町長選挙▼
小太りで1本ネジが飛んでるんじゃないの?と思ってしまう精神科医
伊良部一郎シリーズです。
どうしてもこれを読んで頭をよぎるのが塚地。
あの人にやってもらいたい。
確かちょっと前に実写化になってたけど私の中では伊良部は塚地!なのです。
今回はよりコミカルで、実在の人物をもじってるような感じだったから
想像しやすく読みやすかったです。
▼薬指の標本▼
耽美な世界でした。
第一「標本室」っていうのがありそうで絶対ないお店だもの。
思い出の品や大切なモノを標本にして管理してもらうお店。
そこに集まってくるのもちょっと風変わりで。
2編、違う話が入っているのだけど、もうひとつの「六角形の語り小部屋」も
ないだろうなぁ・・・でも案外あったら行くかもっていう
琴線にどことなく触れる。
そういう題材を考えることがすごいなぁって思いました。
▼麒麟の翼▼
来年映画上映される「新参者」シリーズ。
なので登場人物をその俳優さんたちを思い浮かべながら読んでました。
そして、半日で一気に、読みました。
もう、寝食忘れるね。さすが東野圭吾だなと。
ぐいぐい引き込まれちゃった。
おもしろかったー。
人って卑怯で、我が身かわいいっていう部分がある反面
ちゃんと反省もできる生き物なんだよね。
▼アルキメデスは手を汚さない▼
旦那が読み終わった本を拝借。
1970年代に書かれた推理小説。
70年代っていうと私はまだバブ期。親の青春時代でもなく
聞きかじることもないし、体験することも記憶も定かじゃない
一番「よくわかんない」時代。
なので妙に新鮮でした。
あの頃の高校生ってこういう言い回しするの?みたいな。
しかも「国鉄」とかでてくるからね。マッハ族って何!?
お話自体も、江戸川乱歩賞をとってる本なだけに
読み応え十分ありました。
タイトルの「アルキメデス」ってどういうことなんだろう?って
思ったらラストで、ああなるほどなって。
この場合のアルキメデスは彼女だったんじゃないかなと
後から考えを深くさせてくれる作品でした。
アルキメデスが発明した兵器でたくさんの兵士が死んだ
でも彼が手を直接下したわけじゃない、これは罪ではないのか?
っていう思想につながっていくのでね。
▼チヨ子▼
宮部みゆきの12年分がつまった短編集。
SFぽかったりファンタジーぽかったり、ミステリーだったり。
色んな顔をした本だなと思います。
イメージ的に「チヨ子」は怖い話なのかと思ったけど
案外そうでもなく・・・。
ああ、そうなんだって思ったら後から読んだ
「聖痕」はインターネットの簡単で希薄な人間関係だったり
あやふやさだったりを紐解いてるのかと思ったら
えぇ!?な結末で。
ある意味怖い。
確かなものを見極める力ってこういう情報が氾濫してる時代だから
必要だなとあらためて思わせられました。
▼小さいおうち▼
前々から読みたかった本をようやく読めました。
戦前、戦中に東京のとある丘の上に建つ赤い屋根のちいさいおうちに
女中として住み込んでいた「タキ」の、当時を振り返ってそれを
ノートにとっていく「回想録」を読んでいきながら
当時の東京の様子、人々の生活そして戦争に向かっていく中で
人々がどんな思いだったのか等を読み解ける作品でした。
戦前、戦中についての情報量の多さったら、いったい作者はどれだけ
調べ、取材をしたんだろう?と思わせられ、ある意味歴史本だなと
思います。
前半中盤の豊かで活気に溢れた日々から段々と戦争の影が忍び寄って
そして戦後、知ることになる不幸な事実を筆頭に
いくつかの明と暗の対比が絶妙でした。
最初はまるでタイムトリップしたかのように昭和10年代の東京の町を
想像して華やいだ気分で読み進めたのだけど
本当にひっそりと、それでいて確実に忍び寄る暗い影がチラチラすると
読みながらドキドキしてしまって。
20年の大空襲や戦争のことも描かれるだろうから、その時代背景に
登場人物達がどのように巻き込まれていくんだろうっていう不安を
感じながら最後まで読み進めました。
登場人物それぞれの物語を織り込みながらなので、本当に
そういう一家がいたんじゃないかって思わせられるリアリティがある
作品でした。
そして読後感がちょっと暗くなってしまうっていうね。
ラストに爆弾を発見しちゃった感じ。
もう一度最初から読み進めていったらもっと違う風に感じるのかな?
って思って。再読してみたい作品です。
寝るだけ! 骨盤枕ダイエット (ヒットムックダイエットカロリーシリーズ) | |
クリエーター情報なし | |
学習研究社 |
果たしてこれは効果あるんじゃろか?
ほんとは知り合いに薦められたカーヴィダンスっていうのに
チャレンジしようかと思ってたんだけど。。。
本屋にレクチャー本を見に行ったら横にこれが置いてあって。
寝てるだけでいいのならこれが楽じゃないか!って。。。
ああ。
今まで楽してなんちゃらが効いた試しないやーん。
でも、子供たちまでおもしろがってやり始めました。
はてさて。
効果あるようならまた後日談を書きたいと思います♪
【小説】
・見知らぬ誰かと 東野圭吾
・植物図鑑 有川浩
・ソウルで逢えたら 松岡圭祐
・ある日、アヒルバス 山本幸久
・謎解きはディナーのあとで 東川篤哉
・レキシントンの幽霊 村上春樹
・花の鎖 湊かなえ
・まひるの月を追いかけて 恩田陸
・今日も怒ってしまいました 益田ミリ
【マンガ】
・テルマエロマエ 3巻 ヤマザキマリ
・デカガール 5巻 芳崎せいむ
・屍活師 2巻 杜野亜希
▼植物図鑑▼
うーーーーむ。どうにもヒロインが好きになれない・・・。
なんかね、いうたらカマトトっぽい。
「もうっ!」とか「ひどぉい!」とかセリフの端々にそういうニュアンスがあって。
で、同僚と話してると普通なんだ(爆)
正直、イツキくんとうまくいくな!と思ってしまったっていう。
たぶん、イツキくんの描写が今風のさわやか草食男子風だから
かなりいれこんで読んでたんだと思う(爆)←実は肉食だったけど。
道端に咲く花や草ってそうやっておいしくいただけるんだ!?って
目からウロコ。
子供の頃、雑草食べてたけどね。生で(爆)
▼ソウルで逢えたら▼
第1次韓流ブーム時に書かれた作品。
「韓国語を学んだからってヨン様に会えると思っちゃいけない」とかね
耳が痛い(爆)
日本で借金を抱えた女性が子供を実家の母に預け韓国に出稼ぎに行くのだけど
韓国で出会った会社社長によって彼女の運命が大きく変わっていくっていう
プチサクセスストーリー。
ドラマでは分からなかった韓国での常識も書かれてて非常に興味深かったです。
でも、最終的には歴史的背景が大きく関わっていて。
ヒャーヒャー韓流スターに言ってる人達に警鐘を鳴らしてる気がした・・・
って私か!?
▼ある日、アヒルバス▼
アヒルバスに勤務する中堅バスガイドの日常とちょっとした事件が
小気味よく描かれています。
主人公デコや、上司の鋼鉄母さん、新人バスガイド達が日々どたばたと
過ごしてる様が愉快で陽気で、楽しく読めました。
▼謎解きはディナーのあとで▼
むーん。これって、本屋大賞かなんかとった作品ですよね。
でも。。。読み終わった後「なんで?」って思ってしまった(汗)
トリックが幼稚だし、謎解きに目線が言ってて犯人がどうして犯行に及んだかの
動機も簡単すぎて。
もっと奥行きが欲しかったなぁって思いました。
そのぶん簡単に時間もかけずに読めちゃうけどね。
▼花の鎖▼
3人の同じ町に住んでいるらしい女性の日々の営みを縦軸に
ラスト横軸がどういう風に絡まっているのか、っていうのが分かった時の
そうだったんだ!っていうのが丁寧に書かれているので
読み解きやすかった。
なるほどなあと唸りました。
でも、ドラマとか映像化はしにくいかもなぁ。。。
▼まひるの月を追いかけて▼
舞台は奈良。
私、飛鳥時代が大好きで。
でも明日香村は行ったことがないのだけど、本とかで見た風景を
思い出しながら見ました。
日本の原風景みたいな表現があって、いつか訪れたい場所だなって
思います。
いくつかの謎に出会い、その答えを知って胸をなでおろしたとたん
「えー!」って驚かされることもあり。
読み応えありました。
はのはさん、最近本読んでないのー?って1年坊主だと思ってるあなた。
ずばり、そうでしょう(爆)
なんかね、ここに書くことでモチベーション上げてたんだなと思います。
まったく読んでないわけではないんだけどちょっとほかの事に
目がいってたりして・・・。
でも、年明けから今日までこんな感じで読んでましたので
ご紹介を。
【小説】
・つむじ風食堂の夜 吉田篤弘
・茨姫はたたかう 近藤史恵
・純喫茶磯辺 吉田恵輔
・球形の季節 恩田陸
・夜行観覧車 湊かなえ
・少女 湊かなえ
・家日和 奥田英朗
・往復書簡 湊かなえ
【その他】
・日韓なるほど雑学の本 大島裕史
【マンガ】
・テレプシコーラ第2部 5巻 山岸 凉子
・きのう何食べた? 4巻 よしながふみ
▼つむじ風食堂の夜▼
ふんわりと風が吹いて心の水面がサワサワ波立つような・・・そんな読後感でした。
ファンタジーとリアリティの間を漂うような。
不思議な感覚。
私は周りの人曰く「読むのが早い」らしいのだけど、この本を読んでいて
ああ、そうだなって思った(爆)早く読むのがもったいないくらい
行間と行間の隙間を想像しながら、じっくり読みたいなと思ったので。
普段の自分のセカセカした慌しい部分を戒め、もっとゆっくりしたら?って
言われてるかのような・・・。
最終的にここってどこ?っていう哲学的な話に発展していくのだけど。
「北と南には果てがあって、東と西にはない」とか今自分がいる場所がなぜここであって
あっちじゃないのか?みたいなね。
まさに「はて?なるほどな」って感じです。
わかったような、わからないような(爆)なかなか「分かる」ことって難しい
てか読解力のなさがうらめしくなるような気さえする本でした。
▼茨姫はたたかう▼
またやってしまったー。
三部作の2作目を読んじゃった。ちなみに三作目もすでに読んでるー。
新しいほうから遡っちゃったんだな。
でも、それでも十分お話に引き込まれてしまいます。
ストーカー退治を軸に、それぞれの登場人物が葛藤していく様子が
人として成長していくってこういう感じなんだろうな、って
思わせてくれる。そんな話です。
わりあいいい子ちゃんで生きてた女の子が自分のことは自分で守る!と
思ったことを相手に伝えられるようになったりね。
そして整体師合田の説法みたいなひとこと、ひとことが
胸に染み入ってくるのです。
「自分が不幸だと思う人は自分から不幸になっている」みたいなね。
▼純喫茶磯辺▼
映画の原作です。しょっぱなにキャストの画像が載ってるから
読み進めながら頭の中で俳優さんを思い浮かべてました。
適当なお父さんを雨上がりの宮迫さん、高校生の娘が仲里依紗ちゃん
不思議キャラの喫茶店のアルバイトに麻生久美子さん・・・それだけで映像も見たいって
思ってしまいました。そのキャストだけでもおもしろそうだもん。
お話はテキトーな人達がたくさん出てきて軽い内容なんだけど
最終的には親子のつながりを感じる温かなお話だったな。
▼往復書簡▼
互いの手紙のやりとりでつむぎだされる心の葛藤や事の真実。
3つのお話に分かれている短編集です。
湊かなえさんの作品は長編のほうが好きだなぁと思いました。
おそらく描かれた情景や人達が長編のほうがよりリアルだから。
それは彼女の組み立てるプロットが繊細で丁寧だから、
話が長いとそれだけ入り込める。
それだけ、感情を移入できるから。
小説の醍醐味を感じられる。
短編で読むのはもったいないような気がする。
けして力量がない、とかではなく、私の好みの問題。
短編をサラリと読める作家さんの作品だったら
ちょっとの空き時間や寝る前に1編だけ、って読み進めてく楽しみ
があり。
彼女の描く作品では、できればじっくり読んで、時に登場人物と一緒に
驚き、どんよりしたりしながら世界観にどっぷりつかりたい
そういう用途で読み進めたい作家さんだなぁと。
いっそのこと電話で話せばいいのに。って1話目を読んだ時思ったら
3話目は海外の僻地で働く男性と恋人の手紙のやり取りだった。
電話が通じない場所で唯一の彼女とのやり取りが手紙だっていう。
読む側がつっこむこと想定で3話目がこれなんだとしたら、凄いなって思う。
こうやって書いてたら、仲むつまじい感じだけど・・・
実はミステリー色が強いっていうのが、らしいなって思います。
佐原ミズさんの短編集。
その中の『めがね泥棒』っていう作品を読みながら
「か、かわいい」って思わずつぶやいてしまいました。
高校生の告白できない男女の話。
甘酸っぱい気持ちになりました。
バス走る。 (BUNCH COMICS) | |
佐原 ミズ | |
新潮社 |
そういう優しい気持ちになるっていうのってたぶん、自分の目線が母目線だからかな。
小学生の時、キャンディキャンディで漫画に目覚めてから、つねに私の横には
漫画がありました。
なかよし、りぼん、週刊マーガレット、別冊マーガレット、別冊少女コミック、LaLa、
YOUNG YOU、YOU、コーラス・・・。
色々読んでたなぁ。
でも、最近漫画を読む時間が減っていることに気付きました。
様々な漫画雑誌をいつのまにか卒業し、今継続して買ってるのは「YOU」くらい。
去年「コーラス」は買うのやめちゃった。
段々乙女から離れていってる気がします(汗)
ていうのも、自分に置き換えることをしなくなったからなんだろうな。
さすがに高校生が主人公の漫画に感情移入できないもんね(笑)
子供の頃「なんでお母さんは漫画読まないんだろう?」って思ってた謎が
ようやくここにきて解けた。
読むカテゴリーも変わってきたものね。
本棚で今目立ってるのは「大奥」「デカガール」「そこをなんとか」「3月のライオン」
「ちはやふる」どれも単行本で読んでるものですな。
あと、文庫本タイプのやつで「はいからさんが通る」「小麦畑の三等星」
「花ぶらんこゆれて」と陸奥A子先生の文庫。
小学生、中学生前半で読んでて大人になって懐かしくて読み返した大好きな作品。
私の乙女力はこれで養われたのかと思われます(笑)
カスカスのガザガザになったら読み返して乙女力Pを上げるアイテムでもあります(爆)
最近松本潤の乙女力がうらやましいこの頃です(笑)