久しぶりにレンタル屋さんに行ってDVD借りたんだけど
何そのチョイス、私は病んでる?みたいになってしまった(爆)
もともとNHKで見ている「ヘチ」があと数話というところでお休み状態で。
オリンピック編成のせいなんだけれど。
たぶんあと3話くらいだよね?ならいっそのことレンタルするかーって思って久々にレンタル屋さんのぞいたら貸出中だった(爆)
みんな考えてること一緒ね。
なので韓国映画のコーナーでなんかないかなと物色していて
まあ、もとからサスペンスやミステリー好きでコメディとか恋愛ものに食指が動かないタイプではありますが…。
今回チョイスしたのが戦争モノとゾンビ…。
なんか誰も幸せになれそうになくない?
気楽に見れそうもないし。
でも本作の前の宣伝を見てたら気になる恋愛ものを見つけたので次返しに行く時探してみようっと。
てことで。
まず見たのが「長沙里9.15」
(画像お借りしています)
朝鮮戦争時の実際にあった作戦で
大きな作戦を成功させる為に行われた陽動作戦の話です。
参加したのがほぼ経験のない学生兵。
しかも装備も食糧もほとんど無く、前線に赴く際の援護もないという…。
実戦経験もない平均年齢17際くらいの子達が
いきなり戦地に送り込まれ、即戦争の中に放り込まれてしまうので
最初から学生から兵士にならざるを得ない状況下に置かれて、なんとも残酷な世界なんだと。
人を殺めてしまうことに慣れないといけない、それを戦争なんだから仕方の無いことだと言い聞かせないといけない…。
戦争ってなんて愚かなんだと。
特に朝鮮戦争ってもともと同じ言葉を使う同じ民族ですよね?
いにしえの頃から争ってはいますが…。
そう思うと余計に辛い。
以下ネタバレ含みます。
SHINeeのミノくん演じるソンピルは北から家族と共に南に渡った学生兵という役どころで。
だけどその避難中に家族を北の軍の爆撃で失い、復讐のため南の軍に志願したという身の上。
長沙里で北で別れた従兄弟に会っちゃうわけですよ…。
その話も切なかった…。
そして驚いたことに、実は女の子がひとり学生兵に混じってて。
その理由が、お国柄なのか長男至上主義的な。
家督を継ぐ為に長男ではなく代わりに双子の妹に戦地に行くよう親に言われて入れ替わるという。
信じられない話が本当にあったのだろうか?
どうかフィクションであってほしい…。
ソンピルと敵対してて、とあるわだかまりも生まれるのだけど
最終的には認め合える間柄になるというハリュンは、もともと11人兄弟の真ん中で生まれてすぐ親戚に引き取られ親の愛情に疎い生い立ちの子で。
なぜか7歳くらいの時にまた親元に戻され、だけどどこかに行く時も外食する時も自分だけ留守番だったって…。離れて暮らしてきたから愛情を感じなかったんだろうって。
だけどもうダメだと思った時に、叫んだのが「お母さん」だったというね。
戦争映画だというカテゴリーだととても派手な攻撃で目を見張るとかあるわけでなく
どちらかというと常に劣勢の中でどうにか生き抜きたいという気持ちだったり、芽生える友情や家族への思いだったりを描くことで
人間と人間で殺し合う戦争という行いは愚かなんだとあらためて思わされる、そんな映画だと思いました。
今も休戦中で、兵役制度もある状態だということは普通じゃない事だと本当に思います。
実際にたくさんの散った命があり、その人達それぞれに大切な人や家族がいて決して軽く見ていい命なんてない。
強く強く思います。