昨日、「ワールドトレードセンター」という映画の試写会が当たったので見てきました。(ネタばれはないのでご安心を)
皆さんご存知の9.11の悪夢を映画化したものです。予想はしてたし覚悟もしてたけど、いろんな意味で想像以上でした。
誰もが知っていて、どれほどひどい惨事だったか知ってるだけに、つらい結果になる映画なのはわかってましたが。。。
事故のすさまじさを現地にいる人たちの目線で描いているので、見ていて非常につらいし怖い内容です。ある種ホラー映画張りに怖かったです。
自分達はニュースで飛行機がビルに激突するあの目を被いたくなる惨劇を見てますが、実際にはあの激突の後、更に2次災害により悪夢は続いていた訳です。
救助に行く人たちの勇気と怖さ。救助を待つ人たちの不安と諦めない気力。そんなものがひしひしと伝わってきて、非常に緊張感いっぱいでした。閉じ込められて生き残ることを諦めそうになったり、励ましあったり。
この映画のほんとに驚くところは、全て現実だということ。「アルマゲドン」「デイアフタートゥモーロー」とかもう救いようのない事態の映画は見てきましたが、あれはあくまでCGで想像の世界。こんなことがおきたら怖いって言う映画でした。
でもこれは皆さんご存知のとおり現実の話。どんなに目をそむけたくなるようなひどい状況でもあくまで現実にあった話。夢であったらさめて欲しいと思うような状況でも実際に起きた話。
ニュースで飛行機が激突するシーンは何度も見て、本当に現実の話なのか?映画のワンシーンじゃないのか?と疑がったりもしましたが、そのときの事件も現実だし、この映画も現実を再現したもの。
しかもその状況を作り出したのは、他ならぬ人の手によってのこと。全く持って信じられません・・・・映画を見れば誰もが思うはずです。
人はここまでひどいことをできるものか?テロという個人的な意思表示のためにここまで残虐なことをできるもものなのか?
正直しんじられない行為です。テロの規模が大きすぎて行っている側は事の重大さがわかっていないのか?ほんとに自分のしていることで、世界が守られると思っているのか?まあ理由はどうであれ人間同士が殺しあうというのはなんともおろかな行為になりません。
多くのひとがこの映画を見て、戦争やらテロといった行為がいかにおろかで非情な行為であるかを理解してもらえたらいいかなと思います。世界中の人が「最低で残虐的な行為」と思ってくれれば、戦争やテロなんて絶対起きなくなるはずですから。
そんなわけで、この映画を絶対にオススメします。ぜひ見てみてください。