以前読んだ新聞の記事ですが、東大寺の住職さまのお話の中に食事をいただくときの心得がありました。
【 五観の偈(げ)】
1つめには【 この食事が整うまでの多くの人々の働きに思いをいたします 】
2つめには【 この食事を頂くにあたって自分の行いがふさわしいものであるかどうかを反省します 】
3つめには【 心を正しく保ち誤った行いを避けるために貪(むさぼ)りの心を持たないことを誓います 】
4つめには【 この食事を身体を養い力を得るための良薬として頂きます 】
5つめには【 この食事を仏様の教えを正しく成し遂げるために頂きます 】
つまり食事とは仏様の教えを正しく行う修行のために頂くこと。
人は「 生きるため 」に食べるのではなく「 生かされている 」から食べることができる、ということ。
「 生かされている 」自分というものは、両親や祖父母、ずっと昔のご先祖さまからのつながりによって【 今ある 】のだ。
また過去だけではなく、現在の世の中においても目に触れない大勢の人々のおかげで、食べ物や着る物を与えられている。
人はまさに縦横無尽のつながりの中で生かされている。
このつながりを未来にもつないでいかなくてはいけない。
その認識をきちんと持つことが、まさにいま生かされているすべての人々にとっての【 責任 】なわけです。
以上、記事からの抜粋
仏教の教えではありますが、私たちにも通ずるものがある考え方かなぁと思い記録していました。
片付けものをしていくと、たくさんの掘り出し物がザクザク発掘されてきます(笑)
神さまからの借りものである身体を大切にするということを、神さまからの預りものである未来を背負う子どもたちに伝えていくことが大事なことかなぁと、なんだか最近常々思うようになりました。
年齢を重ねてきたということでしょうか?(笑)
経験値がアップしたので進化した、ということでしょうか?(ポケモン風(笑))(*´ω`*)
やはり状態が良くなると、以前のつらい自分には戻りたくないという気持ちが強くなります。
ダイエットした時も以前の正座もできない自分には戻りたくないと強く思いました。
食事もこのような気持ちでいただくのが大切かなぁと感じます。
心と身体のダイエットにもつながる気がします。
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