あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
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 夜間の定時制生活

2021-09-26 21:53:00 | ブログ
こんにちは。今日はよく降りましたね☔️
今日は、研修会でしたが緊急事態宣言中でオンライン開催でした。
若い頃には考えられなかった文化です。
学びやすくなったなぁと思いますね。

毎週日曜日は、私の自伝です。

 4年間の定時制生活も私の人生を振り返る上で欠かすことの出来ないものである。
この経験がその後の私の人生を形作る大きな一頁のなったことはいうまでもない。
中学生の時は大嫌いだった勉強もやってみれば実に楽しい。楽しいから成績もそこそこだ。
体育祭や文化祭の時には建具職人の腕を生かして小道具作りを担当する。
3年生の時には生徒会長もやらせてもらった。
二十歳になり1学期の期末テストが終わった日、s先生がいいところに連れてってやるぞと言われ、着いたところは居酒屋さんだった。
これが私が初めて飲んだ酒である。。職人は酒を飲む機会が多いので当然飲酒の経験があるとs先生は思っていたようだったが、
私はそれまで一度も酒を口にしたことはなかった。新築の建前などで酒盛りの機会は沢山あるのになぜ飲まなかったかを言うと、
子供の頃、酒に弱かった父親の醜態をさんざん見てきたからである。「おれは、絶対に酒飲みにはならん!」と固く決めていたのであるが、
まさか高校の先生によって酒が解禁されるとは思ってもいませんでした。
二十歳を超えてはいるものの文部省管轄の高校生ですので、学校帰りの居酒屋はご法度だ。
しかし、先生に誘われた優越感と他の生徒に対する後ろめたさが交錯した複雑な心境だったことを覚えている。
又、先生は社会科の先生で、清水市(現清水区)の古墳発掘のリーダーをしていたので発掘の手伝いをしたこともあった。
ある深さまでは機械で掘り、そこからは1スコップづつ慎重に掘り進む。「あ、まった!」、先生は土質の変化をめざとく見つける。
次は先生の指導により土器が破損しないようにヘラで慎重に土を取り除くが土器がボロボロと崩れてしまう。
夏休みを利用しての発掘である。照りつける太陽の暑さに裸で発掘を行っていたがその後が大変だった。
普段は、建物の中で仕事しているのでほとんど太陽に当たっていないために
肩から背中にかけて日焼けによる水ぶくれが出来た。それが破れてヒリヒリと痛む。
こんな経験も定時制生活に通ったから出来る経験だ。

修学旅行の思い出は忘れられない。
何時だったか忘れたが、夜の点呼終了後、こっそりと旅館を抜け出して二十歳を超えた者四人で居酒屋で飲んでいた。
すると、ポツンポツンと水が落ちてくる。雨が漏ってきたと思いきや二階のトイレの水漏れであったことがわかる。
早々に退散して、旅館に戻り、部屋で飲んでいたら現役の人達から不満が出た。
先にも書いたが二十歳を超えていても高校生であるので飲酒は御法度だ。
若手の中から代表が使いに来て、k君が先生に訴えると怒っていると言うので有る。
「そうか、ならば皆こっちの部屋に来て話し合おうぜ」。皆も飲みたいけど我慢していたんだ。
現役の皆さんも昼間は仕事をしている。しかも19歳になる。
馬鹿騒ぎさえしなければ許してもらえることは先生とコソット約束済みであった。
無事修学旅行が終わってから皆が一つにまとまった事は云うまでもない。
その後k君は私のことを兄貴と呼ぶようになり、充実した定時制の高校生活を送ることが出来た。

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