というのをご存知ですか?
古代中国の神仙思想の世界の中で考えられていた、千人が住み、不老長寿の仙薬がある神仙の一つが蓬莱山です。不老長寿というのは太古の昔から人々が願ってきた共通の願いなのですね。
熱田神宮もこの蓬莱山だとも言われていますね。
古典を学ぶものとして、この思想的なことを少しでも知りたいと思い
連休中に徳川美術館の企画展示『蓬莱』を見に行ってきました。
徳川美術館 http://www.tokugawa-art-museum.jp/
展示の中で、色々な書物があり家内に読んでもらったのですが
古事記や日本書紀のなかにも蓬莱という言葉が出てきていました。
このような時代からやはり人々の願いは不老長寿で(もっとも
病気も災いの一つと考えられていた時代ですからなおさらなのかもしれません)
私も治療家として少しでも健康的に長生きしていただけるような
治療をしていかなくては・・・と改めて感じました。
展示物は、延命長寿の願いのこめられた装飾品や絵画や書物など色々なものがあり
とても見甲斐のあるものでした。
恥ずかしながらこんなに近くに住んでいて、徳川園に行くのは初めてだったのですが
庭園も大変広く素晴らしいところでした。時間の都合で庭園までゆっくり見ることができ
なかったのですが、機会を見てまた訪れてみたいと思いました。
まだ、行かれた方がないという方は是非お出かけください。お庭だけでも
癒し効果充分でしたよ。