こんにちは🌞今日は、晴れたり曇ったり雪が降ったり、霰が降ったりと
天候もはっきりせず、気温も低く
まだまだ厳しい冬が続くなぁと感じますね。
今日は、五十肩でお悩みの方へのお話です。
鍼灸の療養費の病名の中にも入っている五十肩
当院も、多くの五十肩の患者さまにお越しいただいています。
五十肩というのは、いわゆる俗称で正式には
「肩関節周囲炎」と呼びますが、肩の関節が痛んで
関節の動きが悪くなる病気で、主に50代あたりで発症することが多いために
五十肩と呼ばれていますが、40代でも60代でも五十肩です(笑)
四十肩とおっしゃる方もおられますので、かなり多くの方が悩まれる疾患でもあります。
これは、急性期には夜中に肩がズキズキと痛む夜間痛や
衣類の着脱時の激しい痛みや、ネクタイや髪を結ぶなどの動作時に
激しく痛むなどの特徴的な症状を引き起こします。
これらの症状は、炎症が激しい時に起こるのですが、
この時に痛みのために動かさないことにより
肩関節や周囲の組織が硬くなってしまい、その後の
可動域障がいを起こしてしまうことが問題視されている疾患です。
鍼灸治療は、いつもお話ししているように
「鉄は熱いうちに打て」の原則がございます。
このような痛みの激しい時に、治療をお受けいただくことで、痛みを
早く軽減することが可能です。痛みが和らぐことで、痛みのために
動かさないという悪循環から離れることができ
関節拘縮という後遺症を予防することが可能です。
但し、この五十肩というのは、必ず痛みは時期が来れば改善しますが、
発症の原因が年齢を重ねることによる肩関節やその周囲の炎症となっているために
どうしても「ぎっくり腰」のような急性疾患のように
数回の治療で改善できるものではございません。
急性期の痛みが起きている時には、やはり治療間隔を短めにしていただく必要がございますし、
急性期の痛みが改善すれば、週に1度程度の拘縮予防の治療で十分になります。
本日も、急性期の五十肩で根気良く2ヶ月間治療をお受けしていただいた結果
痛みはかなり軽減された患者さまに、この先はどの周期で治療にこれば良いですか?
とお尋ねいただきました😊このような質問をいただくということは
日常生活の影響はかなり減ってきているということです。
夜間痛もなく、決まった動作の時だけ痛むとのことでした😊
今後は、週に1度で経過観察をしていただき
暖かくなるころには、もっと良くなられるといいなぁと思ったところです😊
五十肩の急性期の痛みが、改善されてきたら
肩関節に無理のない負荷をかけていく体操も指導しています。
これは、この先に関節可動域の制限が起こらないようにするためにも大切です。
五十肩の治療は、少し根気良く通っていただくことが必要ですが、
早めの治療にお越しいただいた方は
みなさま、元どおりに戻られて治療を卒業なさっています😊
五十肩の痛みでお悩みの方、脈診流経絡治療の選択肢
一つ加えていただけると嬉しいです😊