くらしのタネ


原田 晴子
やきものやる日々

カオス

2012-09-15 | 展示会・イベント
本日。昨夜ギリギリまで仕上げして作ったモノ達を窯に詰め、仕事場の掃除を少々。
そして思った。幾つかの混沌。そうカオスが点在している。あるところは、棚から落ちた素焼き前のモノが割れ、そこに仕上げで削った分の土が一緒に落ちているし、あるところには土を出した後のビニール袋が溜まってたり。そこになぜかすでに鉄の部分が擦り切れたカンナがあったり。
何か澱んだモヤモヤっとした部分。
言うなれば「室内モヤモヤ部」が存在する。
そして1モヤモヤがあると、まるでカビの様に増殖し、あちらこちらに3モヤモヤやら4モヤモヤが…という事態に。
思うにキチンと綺麗にされている方というのは、この“モヤモヤ部”を絶対に許せないい人々なのではないだろうか。私の場合、要は四角い所を丸く掃いているだけ。
言い訳はたあちゃんが寝ている時に仕事の時は、やりかけでたあちゃんが泣いたから片付けもできずに…とか、保育園に行ってる間にひいこらして仕事してるから…など挙げたらキリがないが、きっと時間があったとしてもモヤモヤ部を見逃す掃除法は変わらないかもしれない。
何故ゴチャゴチャしてしまうのかと思うが、狭い家で四季それぞれに着るものや生活様式の変わる気候だったり、仕事場が一緒で生活の場に仕事で使うモノが入り込んでいたりするこの状況。
正直 しょーがないじゃん。と思う。
でも、時々ハタと、これではいけないのでは…と思ったりもするのだ。
姉も同様らしいが夫君に 治らない。そういう家で育ってるDNAだから。などと言われると悲しくすらなる。
祖母が亡くなり、母も突然状態が悪化。首に既に人口関節が入ったキカイダーだが、急に痺れがひどくなり、歩く事すらままならなくなってしまった。
そうなると気になっていた祖母の遺品の片付けやら、母が快適に暮らせる様にゴミゴミしたキッチンやら居間を大改造するべく私達が立ち上がる運びとなったがかたや臨月、かたや乳児を抱えてではどうもならんと夫君達も戦力となってくれる。
これからば本格的な大改造がきっとできる。と思う。
ただひとつ気がかりなのは、両親のリアクションだ。
年をとると、変化を極端に嫌う。昔、祖母の部屋をよかれと思い徹底的に掃除し、随分色々捨てた。
生活がしやすい様に、気持ちよく暮らせる様にと思ったのに、結局は捨てる前のゴミ袋を全部拾ってきて元に戻し、大分恨まれたようだった。
年を取ったらなるべく小綺麗に生活したいと思うが、それも
今から身に染み込ませねば無理かも。
明日は頑張らねば。
かなりメガモヤモヤをやっつける事になるだろうけれど…