くらしのタネ


原田 晴子
やきものやる日々

久々に一人

2018-07-28 | 日記
下の娘を実家に預け、少しだけゆったりした時間をもらって大阪へ。
では、上の娘はどうしたか。といえば。
実は海の向こう。マレーシアへ。
常滑市独自の国際交流事業で、TSIEなるものがあり、提携している中国、メキシコ、オーストラリア、タイ、マレーシア、日本(常滑のみ)の小学生の交換留学をするというものである。会議で、どの国へ行くかが決まり、昨年はマレーシアの指定の学校から六人の生徒達が我が娘の行く小学校へやってきて、学校のお客様として迎えられカルチャーショーをしてくれたり、給食の時間にいろいろな学年の教室に入って交流をしたり、市長を表敬訪問したり、小旅行したりして日本の文化を知ってもらう。その間学校内でボランティアでホームステイファミリーを募り、各家庭で生活をする。そして翌年にはその国へ日本から六人の五、六年生の派遣生徒を募り送り出す…ということをもうウン十年やっていると言うのだからえらいもんである。基本ホームステイファミリーになった家の子供に優先権があるので、受け入れようにもボロで地震のときにはひたすら逃げるしかない我が家にお金持ちのご子息達を受け入れできるはずがなく、やっている実行委員の人達の話を学校で発表として聞いても、外国へ行って〜、言葉がわからなくても子供達は活き活きと…など聞いても、へ〜、ほ〜…としか思っていなかった外国人が我が家にいるワタシであったが、頼まれてここ数年派遣の子供達が来た際には小学校でのウェルカム集会の通訳などを微力ながらしたこともあって、この事業が常滑市しかやっていないこと、学校のゲストとして迎えられ、普通のホームステイや留学では味わえない体験ができること(あちらでも市長表敬訪問なんかをしたりする)しかもそれが小学生で経験できるという事に、俄然これは今ひとつ自信のない(多分我らがキーキー言い過ぎて)我が娘が、自信をもち大きな視野を広げられるプログラムなのではないか。と。
そんなわけで母さん一念発起し、応募。応募資格は5年6年生であること、親は3年間はこの実行委員として活動する事、行く前の数カ月は土曜日曜などもカルチャーショーの練習をするので習い事などを優先させない事などなかなかに色々ある。
が、しかし娘が高学年と言うことと、この母さんなら役をやれるだろうと踏んで頂けたか、選考にもありがたい事に受かり、毎週ほぼ土、日曜どちらかの子供達の英語劇浦島太郎と、ソーラン(踊り)八木節の演奏(木琴、ピアニカ、縦笛、太鼓)に明け暮れ、親はこの練習の見守りからあちらの千人を超える子供達へのお土産作り(しおりや折り紙)から表敬訪問するVIPへのお土産選び、ユニフォームやら、あちらでの洋服やらホームステイ先へのお土産やらでキリキリ舞。
その上個展もあったので6月は本当にやつれ果てた。
出発一週間前にイスラム教の生徒がほとんどの学校でショーをするのに子供達は法被を着てその下にかなり短いショートパンツを履いている子がいたので気になって、進言し良いかどうかの確認をとってもらったりしたのだが、これがなんと、膝上丈のハーフパンツを使用していた我が娘にも降り掛かった。膝だしNGという事実…
まぁ、行く前にわかってよかったが、ウン十年やっていて、こんな事に気が付かないか?と思う。
多分行ったら行ったで、まぁ外国人だから…となるのかもしれないけれど、ゲストとして行くからには、やはり文化を尊重してほしい。
この二週間で、娘がどう変化するのか。とても楽しみな夏。なのである。