水いぼ（伝染性軟属腫）の治療方針を変更します。～取らないことにします～

広島県呉市の皮膚科（皮ふ科）橋本クリニックの橋本です。

以前お伝えした水いぼに関するお話。
学校や幼稚園でプールに入らせてもらえないため、やむをえず泣き叫ぶお子さんを押さえつけて摘除を行っておりました。
日本臨牀皮膚科医会、日本小児皮膚科学会から『皮膚の学校感染症について』という統一見解が発表されました。
飛び火（伝染性膿痂疹）は駄目だけど、水いぼ（伝染性軟属腫）はプールを禁止する必要はないという内容です。

それに伴い当院では以下の理由により今後水いぼの摘除は行わない方針に変更します。
・摘除には痛みを伴う。あまりの恐怖で泣き叫ぶお子さんも多いです。
　　→プールのためやむをえないとはいえ、兼ねてからかわいそうだなと考えていました。
・感染して数が増えても、数ヶ月～数年で痕を残すことなく自然治癒すること
　　→欧米では自然治癒するものをわざわざ苦痛を伴う治療をする必要がないという考え方が一般的だそうです。

HPも変更しました。

当院では平成２５年６月１日より予約受付システムによる予約診療を行っております。
インフルンザワクチン（１回目3000円、2回目2000円）の予約もできますのでご活用ください。
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実は老眼のためか、小さい水いぼが見えにくくなってきつつありました。
ある先輩の皮膚科では老眼で見えないから看護師さんにとってもらわれていたそうです。
それを聞いて当院でも看護師さんにとってもらおうと考えたこともあったのですが、看護師さんが全員私より年上（＞＜）
自分で取るしかないなということで何とかとっていました。