中国の古典『老子道徳経』に
「一は二を生じ、二は三を生じ、三は万物を生ず」
という文言があります。
「三」は、
天地人の道(エネルギー環境の理)
が定まった状態を表す大切な数字なのです。
仏教は、
特に真言宗では、
「三」は大活躍する数字の一つです。
「三毒」と云えば、
心の輝きを曇らせる貪(むさぼり)・瞋(いかり)・癡(おろかさ)のことで、
これらに打ち勝ち、
心を清らかにする信心の実践が「三密」の修行です。
身蜜(からだ)・口蜜(ことば)・意蜜(こころ)を整えた行い・・・。
合掌し、
御真言を唱え、
心にご本尊様を思い描く。
まさに仏様の姿そのものになる。
こうした「祈り」が、
三毒の暗雲を晴らし、
心をキラキラと輝かしてくれるのです。
今日は三月弥生(やよい)朔日
三月三日:ひな祭り
三月六日:啓蟄(けいちつ)
旧暦二月の正節で、冬眠していた虫も穴を開いて這い出してきます。
三月一二日:旧針供養
三月一八日:彼岸入り
三月二一日:春分の日、彼岸の中日
旧暦二月の中気で、春の真中で昼と夜の長さがほぼ等しくなります。
三月二四日:彼岸明け
(智山御宝暦より抜粋)