Justice! 社会正義の実現!所得充実政策!ワクチンより検査を積極的に推奨! / 薬剤師・元参議院議員・消防団
ひらがな5文字の「はたともこ」ブログ
学力の低下 12月18日
日本の子どもの学力低下が、問題視されている。確かに、先日発表された15歳を対象としたOECDの調査結果は、教育現場にとっても衝撃的だったに違いない。3年前の調査と比較して、読解力が8位から14位に低下している点に、私は大きな危機感を覚える。14位という順位は、得点の低い層が、その層の加盟国平均を上回るほど存在したことが原因だ。高得点層の人数は加盟国の平均を超えているが、なおかつ低得点層の人数も加盟国の平均を超え、結果的に中間層の割合が少ないという変則的な事態に陥ってしまっているのだ。
読解力低下は理解力の低下を意味し、人間力の幅を狭める結果を招きかねない。15歳なら新聞にある活字はすべて読めるはずだ。しかし、新聞を読まない中学生は多く、読書さえもままならないのだろう。新聞は、新聞社の政治的主張が色濃く表れる論調も多く、子どもの頃から特定の思想を植え付けるようで関心しない側面を併せ持つともいえるが、文章力を培うのに新聞は大いに力を発揮する。
一方、数学・科学に関する問題解決能力は、1位から6位に転落したが1位との有意差はなく、加盟国中1位のグループに位置すると見てよい。多次元における創造力が豊かであると解釈すると、評価に値する結果だが、数学への興味・関心・楽しさに関する質問に対して肯定的に回答した生徒の割合は、加盟国平均よりも低く、数学の学習に対する受身の姿勢が目立つ点は危惧しなければならない。理科についても、順位は低下している。
今回のOECDの結果を受けて、中山文部科学大臣が打ち出したものは、「全国学力テスト」の導入だ。子どもたちに、競争意識を芽生えさせる必要があると主張している。果たして、そうだろうか?偏差値偏重の受験戦争がもたらしたものは、ヒューマニティが欠如した自己中心的な人々が形成する利己主義の社会であり、権力とモノとの奪い合いの結果がもたらしたものは、子どもや孫の世代になっても返しきれないこの国の莫大な借金だけではなかったか。
偏差値偏重の再燃を助長しかねない「全国学力テスト」の導入が、この問題の打開策になるとは到底思えない。学習指導要領にすべてを委ねるという現在の指導方針を打破することで、学力の向上は見込めるはずだ。教育の地方分権を実現し、現場に裁量を与え、人間力豊かな教師を外部からも導入し、それぞれの現場に見合った教育を実施できる環境をつくることで、学力低下は必ず乗り越えられると私は思う。現場の教師に創意工夫するチャンスを与えることが、何より重要なのだ。
平和と人権の豊かな社会を形成する成熟した民主主義国家は、1人1人の高い人間力が求められる。偏差値競争は、他人とのたたかいだ。必要なことは、人を思いやる心と克己する強い精神力なのだ。各種メディアやゲームなどに溺れず、見識ある人々の文章に触れるチャンスを数多くつくることが、理解力の向上をもたらし、結果として学力の向上につながっていくのだと、私は思う。
読解力低下は理解力の低下を意味し、人間力の幅を狭める結果を招きかねない。15歳なら新聞にある活字はすべて読めるはずだ。しかし、新聞を読まない中学生は多く、読書さえもままならないのだろう。新聞は、新聞社の政治的主張が色濃く表れる論調も多く、子どもの頃から特定の思想を植え付けるようで関心しない側面を併せ持つともいえるが、文章力を培うのに新聞は大いに力を発揮する。
一方、数学・科学に関する問題解決能力は、1位から6位に転落したが1位との有意差はなく、加盟国中1位のグループに位置すると見てよい。多次元における創造力が豊かであると解釈すると、評価に値する結果だが、数学への興味・関心・楽しさに関する質問に対して肯定的に回答した生徒の割合は、加盟国平均よりも低く、数学の学習に対する受身の姿勢が目立つ点は危惧しなければならない。理科についても、順位は低下している。
今回のOECDの結果を受けて、中山文部科学大臣が打ち出したものは、「全国学力テスト」の導入だ。子どもたちに、競争意識を芽生えさせる必要があると主張している。果たして、そうだろうか?偏差値偏重の受験戦争がもたらしたものは、ヒューマニティが欠如した自己中心的な人々が形成する利己主義の社会であり、権力とモノとの奪い合いの結果がもたらしたものは、子どもや孫の世代になっても返しきれないこの国の莫大な借金だけではなかったか。
偏差値偏重の再燃を助長しかねない「全国学力テスト」の導入が、この問題の打開策になるとは到底思えない。学習指導要領にすべてを委ねるという現在の指導方針を打破することで、学力の向上は見込めるはずだ。教育の地方分権を実現し、現場に裁量を与え、人間力豊かな教師を外部からも導入し、それぞれの現場に見合った教育を実施できる環境をつくることで、学力低下は必ず乗り越えられると私は思う。現場の教師に創意工夫するチャンスを与えることが、何より重要なのだ。
平和と人権の豊かな社会を形成する成熟した民主主義国家は、1人1人の高い人間力が求められる。偏差値競争は、他人とのたたかいだ。必要なことは、人を思いやる心と克己する強い精神力なのだ。各種メディアやゲームなどに溺れず、見識ある人々の文章に触れるチャンスを数多くつくることが、理解力の向上をもたらし、結果として学力の向上につながっていくのだと、私は思う。
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青島みかんと日韓首脳会談 12月17日
師走も半ばを過ぎ、朝晩の寒さが身に凍みる頃となり、患者さんも処方内容も結構“充実”してきた。血圧が異常に高い人、インフルエンザに罹った人、年の瀬の寂しさに“うつ”が激しくなる人、足の裏に虫がはっている感覚の“ムズムズ脚症候群”の人、高熱に見舞われた乳児など、様々な患者さんに遭遇する。その都度、薬剤師としての最大限のフォローと人間としての最大限の誠意を、患者さんに提供できるよう日々精進しているつもりだ。
私自身も、風邪の予防にビタミンCの補給が必要だと思っていたら、友人から、思いがけず「味の横綱・青島みかん」と称する温州みかんが贈られて来た。青島みかんは、糖度が高くコクがあり温州みかんの最高傑作と言われているもので、昭和初期、静岡市の青島平十氏のみかん畑で栽培されていたことが名前の由来だそうだ。
みかん箱を開けてビックリだ!しっかりとした立派なみかんに、葉っぱがそのままついている!新鮮そのものだ。生産者の方の自信と誇り、そして愛情を感じる。勿論、生産者の記名入りの、まさしく“本物”のみかんに、これから進むべき日本の農業の理想像を見た気がした。“本物”の農業を発展させていくためには、農作物の販路の確保が大きな課題だ。このフレッシュな美味しさを、私も多くの人に伝え、味わって頂きたいと思う。職場の仲間と頬張ったが、言うまでもなく“絶品”だ!!このみかんを食したい方は、はたともこホームページを通してその旨のメールを頂ければ、生産者をご紹介させて頂く。産地直送は、何よりだ。
政治より先に、スポーツや芸能文化の面での交流が先行した感の強い日韓関係だが、指宿での日韓首脳会談は、考えさせられる内容だった。過去の歴史を、旧憲法下での出来事だったと責任を回避する姿勢をとることは好ましいこととは思わないが、両国が互いを思いやる気持ちを忘れさえしなければ、21世紀は成熟した日韓関係を築いていくことができるのではないかと、私は思う。
韓流ブームは、絵空事ではない。現実の事象だ。日本中の中・壮年女性が、韓流スターに心を奪われ、韓国に親近感を覚え足を運んでいる。政治がかかわらないほうが、単純明快だ。多くの日本の女性が、今、韓国の虜になっている。成熟した民主国家である日韓両国においては、政治(家)にも真の心が存在すれば、すべてはうまくいくのだと、私は思う。
首脳会談では、日本人拉致問題についての認識のギャップは大きかった。日本政府は、韓国・中国・ロシア・アメリカに精力的に理解を求め、北朝鮮に対して、毅然として断固とした態度をとらなければならないと思う。小泉総理は、進退をかけて職責をまっとうする覚悟をもって臨むべきなのだ。
私自身も、風邪の予防にビタミンCの補給が必要だと思っていたら、友人から、思いがけず「味の横綱・青島みかん」と称する温州みかんが贈られて来た。青島みかんは、糖度が高くコクがあり温州みかんの最高傑作と言われているもので、昭和初期、静岡市の青島平十氏のみかん畑で栽培されていたことが名前の由来だそうだ。
みかん箱を開けてビックリだ!しっかりとした立派なみかんに、葉っぱがそのままついている!新鮮そのものだ。生産者の方の自信と誇り、そして愛情を感じる。勿論、生産者の記名入りの、まさしく“本物”のみかんに、これから進むべき日本の農業の理想像を見た気がした。“本物”の農業を発展させていくためには、農作物の販路の確保が大きな課題だ。このフレッシュな美味しさを、私も多くの人に伝え、味わって頂きたいと思う。職場の仲間と頬張ったが、言うまでもなく“絶品”だ!!このみかんを食したい方は、はたともこホームページを通してその旨のメールを頂ければ、生産者をご紹介させて頂く。産地直送は、何よりだ。
政治より先に、スポーツや芸能文化の面での交流が先行した感の強い日韓関係だが、指宿での日韓首脳会談は、考えさせられる内容だった。過去の歴史を、旧憲法下での出来事だったと責任を回避する姿勢をとることは好ましいこととは思わないが、両国が互いを思いやる気持ちを忘れさえしなければ、21世紀は成熟した日韓関係を築いていくことができるのではないかと、私は思う。
韓流ブームは、絵空事ではない。現実の事象だ。日本中の中・壮年女性が、韓流スターに心を奪われ、韓国に親近感を覚え足を運んでいる。政治がかかわらないほうが、単純明快だ。多くの日本の女性が、今、韓国の虜になっている。成熟した民主国家である日韓両国においては、政治(家)にも真の心が存在すれば、すべてはうまくいくのだと、私は思う。
首脳会談では、日本人拉致問題についての認識のギャップは大きかった。日本政府は、韓国・中国・ロシア・アメリカに精力的に理解を求め、北朝鮮に対して、毅然として断固とした態度をとらなければならないと思う。小泉総理は、進退をかけて職責をまっとうする覚悟をもって臨むべきなのだ。
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新石垣空港問題 12月16日
新石垣空港建設予算が、来年度予算に平然と組み込まれようとしていることは、この国の危機としか言いようがないと、私は思っている。これまでも何度も主張してきたが、八重山の海は、本当に素晴らしい。とりわけ珊瑚礁の周りは、御伽の国にでもやってきたような、夢のような世界が広がっているのである。潜った者にしかわからないから、高齢者の多い国会議員の大半は、残念ながらこの問題に注目しない。むしろ、空港建設景気を見込む地元沖縄県の利権行政に口をはさむことを、遠慮している感さえする。
鹿児島県選出の川内博史衆議院議員のもとへは、白保の珊瑚礁を守りぬくため、新石垣空港建設がいかに珊瑚礁をはじめ希少生物の生態系に悪影響を及ぼすかを訴える有志の方々の要請が、相次いでいるときいている。川内代議士が提出した質問主意書に対する政府の答弁書によると、環境省は少なからず環境破壊への危機感を抱いているようだが、国土交通省は、環境影響評価の結果や、カラ岳上空の乱気流問題については、空港建設が沖縄県の事業であることを理由に責任逃れをしようとしている。NASAの乱気流評価階級によると、離着陸時には強度保証範囲をはずれるため、B737-400機は、重量制限が必要になるのだ。輸送量を減らすしかないではないか。これでは本末転倒だ。
結局、国土交通省にしても、新石垣空港建設による生態系の破壊を認識していないわけではないのだ。しかし、地元の利権に水をさす行為をためらい、環境破壊は百も承知で物言わぬ存在と化してしまっているのである。こうなったら、ここ一番は、心有る国会議員が狭い国土である我が国の自然を守りぬくために、一肌脱がなければならないはずだ。
質問主意書の答弁書によると、環境省は、白保の海の西表国立公園への編入と世界自然遺産への登録については、前向きに考えているようだ。川内代議士も佐藤謙一郎ネクスト環境大臣らとともに、世界遺産登録を実現できるよう取り組んでいくと表明されている。
先の新防衛大綱によると、対北朝鮮はもとより中国有事も想定した在沖縄陸自の強化が示されていた。また、アメリカがみなす「不安定の弧」に隣接する八重山海域の空港を、よもや軍事利用を想定して計画しているなどということは、間違ってもあるまい・・・私の杞憂にすぎない!?石垣島に隣接する宮古島には、下地空港という3,000m滑走路を有する立派な空港が存在する。下地空港にB747やB777などのジャンボジェットを就航させて、八重山への旅客量を増やすことを考えることのほうが、よほど賢い選択だ。勿論私は、下地空港への米軍基地移設には大反対だ。
このまま国会が、新石垣空港建設による環境破壊を見過ごすことになっては、国民利益の創出どころか、人類にとっての不利益を、国会が推進することとなる。現在の新石垣空港建設計画と世界遺産への登録は、完全に矛盾する。未来への投資の道を選択すべき立場にある国会議員ならば、今からでも遅くはない。沖縄県が公表した環境影響評価にあらためて目を通し、再度、環境への影響への予測と評価を実行し、本当にこのまま建設すべきか否かを、再考すべきだ。
鹿児島県選出の川内博史衆議院議員のもとへは、白保の珊瑚礁を守りぬくため、新石垣空港建設がいかに珊瑚礁をはじめ希少生物の生態系に悪影響を及ぼすかを訴える有志の方々の要請が、相次いでいるときいている。川内代議士が提出した質問主意書に対する政府の答弁書によると、環境省は少なからず環境破壊への危機感を抱いているようだが、国土交通省は、環境影響評価の結果や、カラ岳上空の乱気流問題については、空港建設が沖縄県の事業であることを理由に責任逃れをしようとしている。NASAの乱気流評価階級によると、離着陸時には強度保証範囲をはずれるため、B737-400機は、重量制限が必要になるのだ。輸送量を減らすしかないではないか。これでは本末転倒だ。
結局、国土交通省にしても、新石垣空港建設による生態系の破壊を認識していないわけではないのだ。しかし、地元の利権に水をさす行為をためらい、環境破壊は百も承知で物言わぬ存在と化してしまっているのである。こうなったら、ここ一番は、心有る国会議員が狭い国土である我が国の自然を守りぬくために、一肌脱がなければならないはずだ。
質問主意書の答弁書によると、環境省は、白保の海の西表国立公園への編入と世界自然遺産への登録については、前向きに考えているようだ。川内代議士も佐藤謙一郎ネクスト環境大臣らとともに、世界遺産登録を実現できるよう取り組んでいくと表明されている。
先の新防衛大綱によると、対北朝鮮はもとより中国有事も想定した在沖縄陸自の強化が示されていた。また、アメリカがみなす「不安定の弧」に隣接する八重山海域の空港を、よもや軍事利用を想定して計画しているなどということは、間違ってもあるまい・・・私の杞憂にすぎない!?石垣島に隣接する宮古島には、下地空港という3,000m滑走路を有する立派な空港が存在する。下地空港にB747やB777などのジャンボジェットを就航させて、八重山への旅客量を増やすことを考えることのほうが、よほど賢い選択だ。勿論私は、下地空港への米軍基地移設には大反対だ。
このまま国会が、新石垣空港建設による環境破壊を見過ごすことになっては、国民利益の創出どころか、人類にとっての不利益を、国会が推進することとなる。現在の新石垣空港建設計画と世界遺産への登録は、完全に矛盾する。未来への投資の道を選択すべき立場にある国会議員ならば、今からでも遅くはない。沖縄県が公表した環境影響評価にあらためて目を通し、再度、環境への影響への予測と評価を実行し、本当にこのまま建設すべきか否かを、再考すべきだ。
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混合診療解禁 12月15日
混合診療解禁問題に対する、一応の結論が出た。厚生労働省が主張していた特定療養費制度の拡充で、まずは手を打ったというところだ。
特定療養費制度を抗がん剤など未承認薬に適用することで、患者にとっては必要十分な利益を得ることができるのに、あえて混合診療を解禁させようとする背景には、オリックスをはじめとする民間保険会社の大きな目論見がある。公的社会保障である健康保険ではカバーできない自由診療部分に、民間保険を参入させようとしているのだ。患者および患者予備軍を、ガン保険など第3分野の民間保険に加入させることが、混合診療解禁の最大の目的なのだ。規制改革・民間開放推進会議が進めようとしていた(る)ことは、保険会社の市場の開拓であって、その餌食になるのは、紛れもなく我々庶民であるということを忘れてはならない。
膨らむ医療費の抑制は、保険診療の縮減で解決するような問題ではない。患者の自己負担は増えても良いという考え方は、まったく国民本位だとは言えない。不必要な検査はしない。余分な薬は処方しない。薬価の低いジェネリック医薬品を有効活用する。徹底的に検査や処方薬の無駄を省き、本当に必要な患者にのみ十分な医療を施していくスマートさが、現在の医療には求められているのだ。そして最も重要なことは、元気を維持し病気にかからない生活習慣を、啓発していくことだ。
今回の特定療養費制度の拡充は、100の医療技術と2,000の医療機関を混合診療の対象としているが、なし崩し的に、風邪で受診しても自由診療ということにならぬよう、しっかりと見守っていかなければいけない。更に、高度先進医療や国内未承認薬が利用しやすくなる反面、患者が医師の実験台と化さぬよう、医療現場のモラルの向上も併せて実現していかなければならない。東京医大は、女子医大に次ぎ、大学病院では2例目の特定機能病院の取り消し措置を受けることとなるが、大病院の白い巨塔的体質の改善も忘れてはならない。
今回の決定が、混合診療の長所だけを伸ばし、国民にとって決して不利益を生まないものになるように、政治は頑張らなければならない。混合診療の全面解禁を求めている小泉総理は、いかにも富裕層の発想をしている。アリのようにせっせと働く我々庶民の立場に立てない政治家の発想は、国民に何の利益ももたらさない。私も薬剤師として働きながら、しっかりと政治を見据えていきたい。
特定療養費制度を抗がん剤など未承認薬に適用することで、患者にとっては必要十分な利益を得ることができるのに、あえて混合診療を解禁させようとする背景には、オリックスをはじめとする民間保険会社の大きな目論見がある。公的社会保障である健康保険ではカバーできない自由診療部分に、民間保険を参入させようとしているのだ。患者および患者予備軍を、ガン保険など第3分野の民間保険に加入させることが、混合診療解禁の最大の目的なのだ。規制改革・民間開放推進会議が進めようとしていた(る)ことは、保険会社の市場の開拓であって、その餌食になるのは、紛れもなく我々庶民であるということを忘れてはならない。
膨らむ医療費の抑制は、保険診療の縮減で解決するような問題ではない。患者の自己負担は増えても良いという考え方は、まったく国民本位だとは言えない。不必要な検査はしない。余分な薬は処方しない。薬価の低いジェネリック医薬品を有効活用する。徹底的に検査や処方薬の無駄を省き、本当に必要な患者にのみ十分な医療を施していくスマートさが、現在の医療には求められているのだ。そして最も重要なことは、元気を維持し病気にかからない生活習慣を、啓発していくことだ。
今回の特定療養費制度の拡充は、100の医療技術と2,000の医療機関を混合診療の対象としているが、なし崩し的に、風邪で受診しても自由診療ということにならぬよう、しっかりと見守っていかなければいけない。更に、高度先進医療や国内未承認薬が利用しやすくなる反面、患者が医師の実験台と化さぬよう、医療現場のモラルの向上も併せて実現していかなければならない。東京医大は、女子医大に次ぎ、大学病院では2例目の特定機能病院の取り消し措置を受けることとなるが、大病院の白い巨塔的体質の改善も忘れてはならない。
今回の決定が、混合診療の長所だけを伸ばし、国民にとって決して不利益を生まないものになるように、政治は頑張らなければならない。混合診療の全面解禁を求めている小泉総理は、いかにも富裕層の発想をしている。アリのようにせっせと働く我々庶民の立場に立てない政治家の発想は、国民に何の利益ももたらさない。私も薬剤師として働きながら、しっかりと政治を見据えていきたい。
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忘年会と同窓会 12月13日
今日は、職場の忘年会に参加させていただいた。こんな私でも、みんなから温かく接して頂いて、今日も心置きなく楽しませて頂けるご好意に、感激もひとしおだ。患者さんのことを思い、そうはいってもハメははずせず、さっと切り上げるのが医療機関としてのモラルだ。次は、新年会が楽しみだ!
お正月に開催する高校の同窓会の準備を、幹事の1人として進めている。これも、とても楽しみなイベントの1つだ。福山ニューキャッスルホテルを利用させていただくが、同窓会ということもあって、格別のサービスを提供していただいている。恩師の先生方を囲み、あらためて自分自身を見つめ直す絶好のチャンスだと、今回の同窓会の位置付けを考えている。まだまだこれからも参加はOKだ。このブログを読んで下さっている同級生がいたら、是非とも参加して下さいね。待っています。
お正月に開催する高校の同窓会の準備を、幹事の1人として進めている。これも、とても楽しみなイベントの1つだ。福山ニューキャッスルホテルを利用させていただくが、同窓会ということもあって、格別のサービスを提供していただいている。恩師の先生方を囲み、あらためて自分自身を見つめ直す絶好のチャンスだと、今回の同窓会の位置付けを考えている。まだまだこれからも参加はOKだ。このブログを読んで下さっている同級生がいたら、是非とも参加して下さいね。待っています。
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新防衛大綱 12月12日
10日、我が国の防衛の根幹となる新「防衛計画の大綱」と次期中期防衛力整備計画が決定された。閣議決定である以上、政権が交代しない限り、方針の変換は難しい。私たち国民に、その議論の過程が閉ざされたまま、いきなり結論をつきつけられた形となった新防衛大綱の内容は、国際社会の一員として、日本が非常に大きな影響を与える存在となり、一種の軍事的脅威とみなされ得るものとなっており、国民の一人として大きな危惧を持たざるを得ない。
冷戦当時の1976年、そして1995年に次ぎ、9.11を受けて今度で3度目の防衛大綱策定となる。陸自の定数を5,000人削減するとしているが、実際には予備役が削減の対象であり、「国際平和協力活動」という名の海外での自衛隊の活動に見られるように、明らかに自衛隊の積極的な海外進出を意味するものとなっている。
ことさら日米安保の強化をうたい、単独主義に走るブッシュ政権との連動性をアピールしている点は、国連主導による国際協調の道を探ってきた日本が、平和国家としてこれまで築き上げてきた各国からの信頼を、大きく裏切るものとなってしまっている。核兵器を持たず・作らず・持ち込ませずの非核三原則とともに、日本の平和主義のシンボルだった武器輸出三原則を、ミサイル防衛を中心とする対米輸出を対象外としたことによって、平和のシンボルの柱は崩れ始めた。
確かに、北朝鮮がしかけてくる弾道ミサイルへの警戒は、必要だ。わずか10分程度で日本に到達するミサイルを瞬時に判別・攻撃するには、米軍の協力なくして不可能かもしれない。しかし、対北朝鮮政策が、日本外交のすべてではない。国際社会の一員として、日本の外交の信頼を失墜させるような米国追従政策は、愚の骨頂としか言いようがない。やるなら、対米追従ではない、北朝鮮のミサイルへの対抗策を考えるべきだ。
更に、今回の大綱の中で、私が最も懸念する点は、対中国防衛だ。先日の中国原潜の領海侵犯を特に引き合いに出し、日本領海での警備の強化を表明し、その点において明らかに中国を敵とみなしている。が、それは大きな間違いだ。IBMが中国企業に業務の一部を売却したことは記憶に新しいが、今では、中国に現地工場を持つ日本企業は後を断たず、貿易さらには投資の面での中国と日本との関係は、ある種のカウンターパートと呼べるほどの強固なものになりつつある。防衛は、外交と一体のものでなければ諸外国の信頼は得られない。そして何よりも、軍事的に中国を警戒する前に、中国があれほどまでに嫌がる総理の靖国参拝を、止めることのほうが先決だ。誰もが参拝できる戦没者をまつる国立墓苑をつくることで、すべてはまるく治まるのだ。
テロや大量破壊兵器撲滅のために、平和国家としての日本が何を為すべきなのかを、国民全体として議論していかなければならないはずなのに、新防衛大綱策定にあたり、我々国民は蚊帳の外だった。無関心だった国民が悪いのか?私は、必ずしもそうではないと思う。国民に気付かれぬまま、米国追従軍拡路線の道を切り開こうとする政府の魂胆が、そこには存在するのだ。
北朝鮮の脅威への対抗策は、1日も早い金正日体制の崩壊を導き出すことだ。我が国は、迷わず北朝鮮への経済制裁に踏み切るべきだ。そして、アメリカの「北朝鮮人権法」と同じような「人権法」を、日本も制定すべきだ。
私たち国民は、来月から始まる通常国会での新防衛大綱と次期中期防そして対北朝鮮政策に関する議論の一部始終をしっかりと見届け、日本丸が針路を誤らぬよう、責任を持って声を発していかなければならないと、強く思う。
冷戦当時の1976年、そして1995年に次ぎ、9.11を受けて今度で3度目の防衛大綱策定となる。陸自の定数を5,000人削減するとしているが、実際には予備役が削減の対象であり、「国際平和協力活動」という名の海外での自衛隊の活動に見られるように、明らかに自衛隊の積極的な海外進出を意味するものとなっている。
ことさら日米安保の強化をうたい、単独主義に走るブッシュ政権との連動性をアピールしている点は、国連主導による国際協調の道を探ってきた日本が、平和国家としてこれまで築き上げてきた各国からの信頼を、大きく裏切るものとなってしまっている。核兵器を持たず・作らず・持ち込ませずの非核三原則とともに、日本の平和主義のシンボルだった武器輸出三原則を、ミサイル防衛を中心とする対米輸出を対象外としたことによって、平和のシンボルの柱は崩れ始めた。
確かに、北朝鮮がしかけてくる弾道ミサイルへの警戒は、必要だ。わずか10分程度で日本に到達するミサイルを瞬時に判別・攻撃するには、米軍の協力なくして不可能かもしれない。しかし、対北朝鮮政策が、日本外交のすべてではない。国際社会の一員として、日本の外交の信頼を失墜させるような米国追従政策は、愚の骨頂としか言いようがない。やるなら、対米追従ではない、北朝鮮のミサイルへの対抗策を考えるべきだ。
更に、今回の大綱の中で、私が最も懸念する点は、対中国防衛だ。先日の中国原潜の領海侵犯を特に引き合いに出し、日本領海での警備の強化を表明し、その点において明らかに中国を敵とみなしている。が、それは大きな間違いだ。IBMが中国企業に業務の一部を売却したことは記憶に新しいが、今では、中国に現地工場を持つ日本企業は後を断たず、貿易さらには投資の面での中国と日本との関係は、ある種のカウンターパートと呼べるほどの強固なものになりつつある。防衛は、外交と一体のものでなければ諸外国の信頼は得られない。そして何よりも、軍事的に中国を警戒する前に、中国があれほどまでに嫌がる総理の靖国参拝を、止めることのほうが先決だ。誰もが参拝できる戦没者をまつる国立墓苑をつくることで、すべてはまるく治まるのだ。
テロや大量破壊兵器撲滅のために、平和国家としての日本が何を為すべきなのかを、国民全体として議論していかなければならないはずなのに、新防衛大綱策定にあたり、我々国民は蚊帳の外だった。無関心だった国民が悪いのか?私は、必ずしもそうではないと思う。国民に気付かれぬまま、米国追従軍拡路線の道を切り開こうとする政府の魂胆が、そこには存在するのだ。
北朝鮮の脅威への対抗策は、1日も早い金正日体制の崩壊を導き出すことだ。我が国は、迷わず北朝鮮への経済制裁に踏み切るべきだ。そして、アメリカの「北朝鮮人権法」と同じような「人権法」を、日本も制定すべきだ。
私たち国民は、来月から始まる通常国会での新防衛大綱と次期中期防そして対北朝鮮政策に関する議論の一部始終をしっかりと見届け、日本丸が針路を誤らぬよう、責任を持って声を発していかなければならないと、強く思う。
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フィブリノゲン 12月11日
止血剤として使用していた「フィブリノゲン」という血液製剤の熱処理が不徹底であったために、フィブリノゲンを投与された患者がC型肝炎に感染するという事態は、エイズと並び、薬害の1つとして社会問題となっていた。言わずもがな、フィブリノゲンを製造販売していたのは、HIVの悲劇を生んだ、彼のミドリ十字だ。このほど厚生労働省が、危険なフィブリノゲンを使用した医療機関の公表に踏み切ったことで、事態はより明確となり、患者(元患者)が自身の身を守るために、迅速な行動をとりやすくなったと、まずは考えるべきだ。
1992年以前に製造されたフィブリノゲンは、肝炎ウイルスの不活性化が不徹底であったため、1992年以前に出産や手術、消化器疾患や外傷など、さまざまな形で大量出血した人は、止血のためにフィブリノゲン製剤が使用されている可能性が高く、C型肝炎感染のリスクが極めて高い人たちなのだ。長期間、透析している人もリスクが高い。
厚生労働省は、1980年以降、ミドリ十字がフィブリノゲン製剤を納入した医療機関7,036施設のうち、名称および所在地を特定できた6,611施設について、このたび公表に踏み切った。しかし、カルテなど診療の記録を保存していた医療機関は、わずか477施設にすぎず、心当たりのある人は、自身で追跡調査するしかない。まずは、とにかくHCV抗体検査を、早急に受ける必要がある。
検査の結果、仮にHCV陽性と出た場合、抗ウイルス療法や肝庇護療法にかかる医療費は、誰がもつのか。たちまち、HCV抗体検査の費用は、どうなるのか?厚生労働省は、来年以降、自治体の集団検診などに組み込むことを検討しているが、紛れもない薬害であるこの問題の、賠償責任は、どのように果たされていくのか。リストの公表に踏み切りはした厚生労働省だが、現段階では「エイズなどとは性質が違う」として、国の責任は認めていない。旧ミドリ十字など製薬会社に賠償能力がない場合、補償はどいうなるのか?課題は大きい。
ひとまず、心当たりのある人は、厚生労働省のホームページから公表された医療機関のリストを開き、確認の上、地域の保健所に相談することが重要だ。薬物乱用者、入れ墨、ボディピアスをしている人も、高リスク者であることを忘れてはならない。
今回の厚生労働省の発表は、大阪HIV訴訟原告団元代表・参議院議員・家西悟さんの、2002年12月の情報開示請求に応える形のものだ。同年には、HCVのキャリアおよび発症者による国および製薬会社に対する損害賠償請求訴訟も起こされている。家西氏の請求から既に2年。国の対応は遅すぎる。あらゆることに、「完璧」はない。リスクを回避するために、すべては先手必勝であることを肝に銘じ、省庁の仕事のスピードアップを強く望む。民間会社なら、とっくにつぶれているところだ。
1992年以前に製造されたフィブリノゲンは、肝炎ウイルスの不活性化が不徹底であったため、1992年以前に出産や手術、消化器疾患や外傷など、さまざまな形で大量出血した人は、止血のためにフィブリノゲン製剤が使用されている可能性が高く、C型肝炎感染のリスクが極めて高い人たちなのだ。長期間、透析している人もリスクが高い。
厚生労働省は、1980年以降、ミドリ十字がフィブリノゲン製剤を納入した医療機関7,036施設のうち、名称および所在地を特定できた6,611施設について、このたび公表に踏み切った。しかし、カルテなど診療の記録を保存していた医療機関は、わずか477施設にすぎず、心当たりのある人は、自身で追跡調査するしかない。まずは、とにかくHCV抗体検査を、早急に受ける必要がある。
検査の結果、仮にHCV陽性と出た場合、抗ウイルス療法や肝庇護療法にかかる医療費は、誰がもつのか。たちまち、HCV抗体検査の費用は、どうなるのか?厚生労働省は、来年以降、自治体の集団検診などに組み込むことを検討しているが、紛れもない薬害であるこの問題の、賠償責任は、どのように果たされていくのか。リストの公表に踏み切りはした厚生労働省だが、現段階では「エイズなどとは性質が違う」として、国の責任は認めていない。旧ミドリ十字など製薬会社に賠償能力がない場合、補償はどいうなるのか?課題は大きい。
ひとまず、心当たりのある人は、厚生労働省のホームページから公表された医療機関のリストを開き、確認の上、地域の保健所に相談することが重要だ。薬物乱用者、入れ墨、ボディピアスをしている人も、高リスク者であることを忘れてはならない。
今回の厚生労働省の発表は、大阪HIV訴訟原告団元代表・参議院議員・家西悟さんの、2002年12月の情報開示請求に応える形のものだ。同年には、HCVのキャリアおよび発症者による国および製薬会社に対する損害賠償請求訴訟も起こされている。家西氏の請求から既に2年。国の対応は遅すぎる。あらゆることに、「完璧」はない。リスクを回避するために、すべては先手必勝であることを肝に銘じ、省庁の仕事のスピードアップを強く望む。民間会社なら、とっくにつぶれているところだ。
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コピー機と師走 12月10日
みなさまご存知なら良いのだが、ごく一般的なコピー機は、カラー写真をふんだんに使ったガリ版のように色の濃いものをコピーすると故障するのだ。同窓会を前に、経済誌にとりあげられている同級生の写真入りの記事をコピーした途端に、高性能のコピー機がフリーズしてしまった。更に、質素倹約を旨としコピー用紙に裏紙を使用していたのだが、それも故障の一因なのだということを、初めて知った。もったいないから両面使用していたが、あんまり配色が濃いと、故障するのだ。両面コピーが可能であっても、基本的な部分で原始的なのが、OA機器の特徴だ。因みに、経済誌に掲載されている同級生は、財界に関心のある人なら知る人ぞ知る有名人。高校時代を思い出してみるが、大物の片鱗は、確かにあった。
師走に入り、職場の調剤室内の大掃除が始まった。粉薬を大量に扱うせいで、埃も多く、時間の経過とともに白い埃にも色がつき、手を真っ黒にしての掃除となった。舞い散る粉埃に、鼻の奥がムズムズする。抗アレルギー薬を飲んだわけではないのだが、非常に眠い。舞い散った粉薬に、眠気を誘う成分を含む薬が含まれていたからか!?
1人息子をとられたと勘違いするお姑さんとの折り合いが悪く、ストレスで円形脱毛症になってしまった若い女性の患者さん。ご苦労をお話くださるが、人間が未成熟の私には、良きアドバイスどころか、まともに相槌を打てているか否か・・・不安が募る。思いつめた表情から一転して、笑顔で席を立たれたことが唯一の救いだ。師走に入り、患者さんの悩みもより深刻になってきているように感じる。薬剤師として、少しでも患者さんの不安を和らげることに尽くせるよう、精進する。
師走に入り、職場の調剤室内の大掃除が始まった。粉薬を大量に扱うせいで、埃も多く、時間の経過とともに白い埃にも色がつき、手を真っ黒にしての掃除となった。舞い散る粉埃に、鼻の奥がムズムズする。抗アレルギー薬を飲んだわけではないのだが、非常に眠い。舞い散った粉薬に、眠気を誘う成分を含む薬が含まれていたからか!?
1人息子をとられたと勘違いするお姑さんとの折り合いが悪く、ストレスで円形脱毛症になってしまった若い女性の患者さん。ご苦労をお話くださるが、人間が未成熟の私には、良きアドバイスどころか、まともに相槌を打てているか否か・・・不安が募る。思いつめた表情から一転して、笑顔で席を立たれたことが唯一の救いだ。師走に入り、患者さんの悩みもより深刻になってきているように感じる。薬剤師として、少しでも患者さんの不安を和らげることに尽くせるよう、精進する。
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小泉総理大臣と愛子内親王 12月9日
よくよく考えてみると、小泉さんは、私たちを代表する日本国の総理大臣だ。悪口ばかり言っていてもはじまらないし、それは、自分自身にツバを吐いているようなものなのだ。しかし、そうはいっても、小泉総理の言動に、すなおに拍手を送る気分には、なかなかなれないのが現実だ。自衛隊のイラク派遣が1年延長されると決まった今日、喜んでエールを送る国民は少ない。武部幹事長や冬柴幹事長が、イラクを訪問しても、「よく行った」などとは、誰も思わない。
今日の記者会見の様子を見ていると、小泉総理は、かなりのストレスを感じているように思う。気の毒にも思うが、少なくとも拉致問題解決のためには、とにかく頑張ってもらうしかないのだ。拉致問題では、民主党も政党の垣根を越えて、現職総理大臣をバックアップすることが重要なのだと、最近つくづく思う。政権交代は、この国にとって絶対に必要なことだと思うが、与野党の政党同士が、互いの足を引っ張り合う行為は、この問題については、おそらくまったく生産性のないものなのだ。政治家の人間力が、問われている。
秋篠宮のご発言もあり、皇室典範改正に関する議論が活発になってきた。政治家も宮内庁も、非常に慎重に議論しようとしている。そのことを否定するものではないが、人としてごく当たり前の愛情をもって臨めば、皇太子、雅子妃、愛子内親王をないがしろにするような行動を、とれるはずがない。ここで、愛子内親王の天皇即位の可能性を否定する結論を出すということになれば、日本が、人を人とも思わぬ冷淡極まりない国家であるということを、世界にアピールすることになると私は思う。皇太子ご夫妻の第一子に、皇位継承のプライオリティを置けば、それで良いではないか。それが最も公平かつ公正な結論だ。女性に皇位継承権が発生しても、不必要に皇族を増やすことなどない。政治家も宮内庁も、もっとしっかりと思いやりを持って、皇太子ご一家を支えていくべきなのだ。
ところで、トレンディ俳優の「やべけんじ」さんを、みなさまご存知だろうか?「東京湾景」「美女か野獣」「人にやさしく」など、数々のトレンディドラマに出演。最近ではカメラのペンタックスのCMにも登場している31歳の青年だ。その他にも「はみだし刑事・純情系」「仮面ライダーアギト」など多くのドラマや映画、舞台、CMに出演しているので、ご存知の方も多いと思うが、実は、今日、私、彼のお父上にお目にかかったのだ!といっても、いつもお会いしていた患者さんの1人だったのだけれど!!本日、発覚。
地元出身の「やべけんじ」さんを、応援しないわけにはいかない!みなさまも、「やべけんじ」さんを、是非、応援して下さい!!
やべけんじ→http://www.neoagency.co.jp/acter/yabe.htm
今日の記者会見の様子を見ていると、小泉総理は、かなりのストレスを感じているように思う。気の毒にも思うが、少なくとも拉致問題解決のためには、とにかく頑張ってもらうしかないのだ。拉致問題では、民主党も政党の垣根を越えて、現職総理大臣をバックアップすることが重要なのだと、最近つくづく思う。政権交代は、この国にとって絶対に必要なことだと思うが、与野党の政党同士が、互いの足を引っ張り合う行為は、この問題については、おそらくまったく生産性のないものなのだ。政治家の人間力が、問われている。
秋篠宮のご発言もあり、皇室典範改正に関する議論が活発になってきた。政治家も宮内庁も、非常に慎重に議論しようとしている。そのことを否定するものではないが、人としてごく当たり前の愛情をもって臨めば、皇太子、雅子妃、愛子内親王をないがしろにするような行動を、とれるはずがない。ここで、愛子内親王の天皇即位の可能性を否定する結論を出すということになれば、日本が、人を人とも思わぬ冷淡極まりない国家であるということを、世界にアピールすることになると私は思う。皇太子ご夫妻の第一子に、皇位継承のプライオリティを置けば、それで良いではないか。それが最も公平かつ公正な結論だ。女性に皇位継承権が発生しても、不必要に皇族を増やすことなどない。政治家も宮内庁も、もっとしっかりと思いやりを持って、皇太子ご一家を支えていくべきなのだ。
ところで、トレンディ俳優の「やべけんじ」さんを、みなさまご存知だろうか?「東京湾景」「美女か野獣」「人にやさしく」など、数々のトレンディドラマに出演。最近ではカメラのペンタックスのCMにも登場している31歳の青年だ。その他にも「はみだし刑事・純情系」「仮面ライダーアギト」など多くのドラマや映画、舞台、CMに出演しているので、ご存知の方も多いと思うが、実は、今日、私、彼のお父上にお目にかかったのだ!といっても、いつもお会いしていた患者さんの1人だったのだけれど!!本日、発覚。
地元出身の「やべけんじ」さんを、応援しないわけにはいかない!みなさまも、「やべけんじ」さんを、是非、応援して下さい!!
やべけんじ→http://www.neoagency.co.jp/acter/yabe.htm
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特定療養費制度と横田めぐみさん12月8日
混合診療全面解禁か否か、厚生労働省と規制改革・民間開放推進会議とのせめぎあいが続いく中、今日、厚生労働省から、一歩、歩み寄る提言が発表された。特定療養費制度の拡充である。多くはガン患者が望んでいる国内での未承認の抗がん剤について、国内での治験から保険適用に至る期間の併用を認めるというものだ。万策尽きたガン患者の主張に、厚生労働省が歩み寄る形となった。
そもそも、規制改革・民間開放推進会議が言う混合診療解禁の本丸は、民間会社の利益の追求とみるべきだ。低所得者層を切り捨てる、明らかに金持ち優遇、所得格差を助長する極めて偏った施策であると考えるべきだ。今回ばかりは、さすがに厚生労働省も、リスクマネジメントもなされぬままの混合診療全面解禁には、もろ手を挙げての推進派にまわるわけにはいかず、国民本位と見るべき主張を繰り返している。特定療養費制度の拡充と事務手続きのスピード化とで、患者は必要十分に恩恵を被ることができる。
小泉総理が“テコ入れ”する規制改革推進会議議長のオリックス宮内氏は、コクドの堤義明氏と同じ轍を踏みはしないか?ナベツネ氏が傷を負い、堤氏が失脚した今、プロ野球新規参入阻止の張本人の1人宮内氏だけが、健在でいられるのか。規制改革推進会議議長であることによって、宮内氏が、私的権益のための規制改革をしようとしているのではないか?我々は、次の一手を見極める眼力をもって、監視の眼を光らせなければならないのだ。
昨日の曽我さん一家の佐渡への帰還は、拉致問題の歴史の1ページを飾る特筆すべきものとなった。家族4人のそれぞれの言葉に聴き入りながら、曽我さんが耐え忍び歩んできた道程に思いをはせ、私でさえも深い感動を覚え胸が震えた。過去があるから未来があるのだ。
そして今日は、横田めぐみさんのものとされる遺骨が、DNA鑑定の結果、別人のものであることが判明した。北朝鮮への経済制裁は、あってしかるべきだ。人間として、まったく信頼に足らない人物を相手に、話し合いによる解決など有り得ない。横田めぐみさんは、必ず生きている。金正日を太らせるだけの経済支援は、もう止めるべきだ。日本は、北朝鮮を除く6ヶ国協議のメンバーに働きかけて、国連安保理の場で、拉致問題解決を強く訴えるべきなのだ。
とうとう、私の職場にも、インフルエンザの患者さんがやって来た。うがいと手洗い励行!これに尽きる。朝から晩までガーグルしていれば、まず罹患の心配はない。お水でOK。明日からみんなで、ガラガラしよう。
そもそも、規制改革・民間開放推進会議が言う混合診療解禁の本丸は、民間会社の利益の追求とみるべきだ。低所得者層を切り捨てる、明らかに金持ち優遇、所得格差を助長する極めて偏った施策であると考えるべきだ。今回ばかりは、さすがに厚生労働省も、リスクマネジメントもなされぬままの混合診療全面解禁には、もろ手を挙げての推進派にまわるわけにはいかず、国民本位と見るべき主張を繰り返している。特定療養費制度の拡充と事務手続きのスピード化とで、患者は必要十分に恩恵を被ることができる。
小泉総理が“テコ入れ”する規制改革推進会議議長のオリックス宮内氏は、コクドの堤義明氏と同じ轍を踏みはしないか?ナベツネ氏が傷を負い、堤氏が失脚した今、プロ野球新規参入阻止の張本人の1人宮内氏だけが、健在でいられるのか。規制改革推進会議議長であることによって、宮内氏が、私的権益のための規制改革をしようとしているのではないか?我々は、次の一手を見極める眼力をもって、監視の眼を光らせなければならないのだ。
昨日の曽我さん一家の佐渡への帰還は、拉致問題の歴史の1ページを飾る特筆すべきものとなった。家族4人のそれぞれの言葉に聴き入りながら、曽我さんが耐え忍び歩んできた道程に思いをはせ、私でさえも深い感動を覚え胸が震えた。過去があるから未来があるのだ。
そして今日は、横田めぐみさんのものとされる遺骨が、DNA鑑定の結果、別人のものであることが判明した。北朝鮮への経済制裁は、あってしかるべきだ。人間として、まったく信頼に足らない人物を相手に、話し合いによる解決など有り得ない。横田めぐみさんは、必ず生きている。金正日を太らせるだけの経済支援は、もう止めるべきだ。日本は、北朝鮮を除く6ヶ国協議のメンバーに働きかけて、国連安保理の場で、拉致問題解決を強く訴えるべきなのだ。
とうとう、私の職場にも、インフルエンザの患者さんがやって来た。うがいと手洗い励行!これに尽きる。朝から晩までガーグルしていれば、まず罹患の心配はない。お水でOK。明日からみんなで、ガラガラしよう。
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