株式会社葉月の社長ブログ 『うちは技術屋です』

飯塚市嘉麻市(筑豊福岡全域)で塗装・塗替え・防水改修などをやっています。

燃えよ剣

2011年09月28日 | 日記
司馬遼太郎の竜馬がゆくを読んで、幕末熱が再発したので

燃えよ剣を読み直しました。

作者は同じ司馬遼太郎です。

新撰組副長の土方歳三の生涯を描いたもので、坂本竜馬と同時代に生きた人を

同じ司馬遼太郎がどう書き分けるのかと思って読み直しました。

新撰組はドラマによっては「いい方」にもなるし「悪役」にもなっています。

薩摩藩、長州藩が自分らの都合の良いように日本をものにしたいがため

新撰組を悪くいう本もあるし、またその逆もあります。

この本を読んで、土方歳三と坂本竜馬は同時代に生きていながら決して溶け合う事はないでしょう。

対極にいる人間です。

土方歳三は当時京都では「鬼の副長」と呼ばれ、もっとも恐れられていたそうです。

しかし、土方歳三の頭の中は

近藤勇を出世?させ、大名となすこと

新撰組を強力な鉄の組織に作り上げること

この2点の実現のために、あえて自分は憎まれ役になったところもあります。

世の中が幕末と流れているのに、その時代の流れを止めることができないと分かっていながら

自分は武士として徳川に忠誠を誓ったのです。

恐るべきナンバー2です。

しかし、人気はありますね~。


さて、竜馬がゆくと燃えよ剣で幕末本を2冊読んだので

次は「鬼平犯科帳」を読み直そうかと思っています。

鬼平はこれで3度目になるのかな。


今の時代では考えられませんが、悪を容赦なく斬る、という所が非常に心地よいです。