東京02日19:16現在 円は、108.84、ユーロは、121.91/1.1202、豪ドルは、76.10/0.6991、英ポンドは、143.79/1.3211近辺 . . . 本文を読む
( 昨日1月1日は 日本・アジア・欧米 すべて休場で 市況はありません。今朝は「その他ニュース」のみで、1月2日(本日)、シドニー・シンガポール・中国から2020年の市場が始まります)「数理資本主義」という新語が生まれた。数学的・論理的な思考力こそがイノベーションの中核にあり成長の原動力だとの意味合いだ。これまで盛んに言われてきた人工知能(AI)人材に加えて「数理人材」の育成が必要だとの声が高まっている。「広大な現代数学の世界にイノベーションのタネがある。経済産業省はそこをわかっていなかった。だから日本は(海外の情報通信産業に)後れをとった」2019年10月下旬、東京都内で開いたイベントで1人の経産官僚が反省とも自慢ともつかぬ講演をしていた。同省製造産業局の中野剛志参事官(デジタルトランスフォーメーション・イノベーション担当)だ。中野氏は「理数系人材の産業界での活躍に向けた意見交換会」を設けて、数学者と企業トップとの対話を促し、19年3月に「数理資本主義の時代~数学パワーが世界を変える」と題した報告書をまとめた。報告書には「数学を制する者は、第4次産業革命を制す」などと勇ましい言葉が並ぶ。(中略)いま数学が注目されるのはAIの基礎が数学にほかならないからだ。また量子コンピューターや新素材、ゲノム情報にもとづく創薬など、人間が生まれつき備えた認識力をこえる未知の領域の科学技術研究においては、数学に基礎をおく抽象的・論理的な思考力が求められる。純粋数学の手法が事業につながる事例が増えてきているともいう。日本政府が、従来技術の延長線上にない大胆な発想に基づく研究開発を目指してたちあげた「ムーンショット型」の研究開発においても数学が注目され、12月に開いた「ムーンショット国際シンポジウム」で数理人材の育成の必要性が議論された。シンポジウムに参加した米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の純粋・応用数学研究所(IPAM)のクリスチャン・ラッチ副所長は「有益な数学的なツールができるかどうかが、機械学習の研究を左右する」と述べた。(日経 記事より) . . . 本文を読む