米中協議成立に 基調ドル高の膠着相場に戻るのではなかろうか。 . . . 本文を読む
ダウ反落(28823)「来週から発表が本格化する米主要企業の決算への期待から買いが先行したが、前日に過去最高値を付けた後とあって目先の利益を確定する売りに押された。航空機のボーイングなど個別材料で下げた銘柄も相場の重荷となった。ボーイングは2%近く下げ、1銘柄でダウ平均を43ドルあまり押し下げた。米監督当局である米連邦航空局(FAA)を「猿」などとからかった社内文書が公開され、墜落事故を起こして運航停止中の小型機「737MAX」の再承認が遅れるとの警戒感を誘った。アナリストが投資判断を引き下げた保険のトラベラーズも下げた。12月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比14万5000人増と市場予想ほど増えず、平均時給は前年同月比2.9%上昇と伸び率が前月から縮小した。米景気への強気な見方がやや後退し、米債券市場で長期金利が低下した。利ざや縮小の見方からJPモルガン・チェースなど金融株の売りを誘った。」。原油続落(59.04)「国際エネルギー機関(IEA)幹部が今年の原油需要に弱気の発言をしたと伝わり、需給悪化を警戒した売りを誘った。EIAが8日発表した石油在庫統計で、原油在庫が市場予想に反して増えたことを材料視する売りも続いた。米財務省は10日午前、イラン政府高官ら8人に制裁を科したと発表した。製鋼や採鉱企業を含む17団体も制裁対象に加えた。発表直後は米イランの対立が中東情勢の悪化を招くとみた買いが入り、前日終値近くまで上昇する場面もあった。ただ、軍事衝突に至るとみる向きはほとんどなく、買いの勢いは続かなかった。」金は反発(1560.1)。債券は続伸(利回り低下1.82%)。日経先物夜間引けは23670. . . . 本文を読む
安倍晋三首相は11~15日、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)、オマーンの中東3カ国を歴訪する。イランによる米軍施設攻撃で緊迫した中東地域の緊張緩和を働きかける。同盟国である米国、伝統的な友好国のイランそれぞれとの良好な関係を生かし、中東の親米国を中心にまわって各国との橋渡し役を目指す。「事態のエスカレーションを避けるため、地域の緊張緩和と安定に重要な役割を果たす3カ国と意見交換する」。菅義偉官房長官は10日の記者会見で、首相が11日から中東を訪ねると発表した。政府高官は「関係国に緊張緩和を呼びかける役割は大きい」と語る。中東情勢を巡っては、米国が3日にイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害し、イランが8日にイラクにある米軍施設を攻撃した。米国とイランが全面衝突する懸念が広がると、日本政府内では一時、首相の中東訪問を延期すべきだとの意見も浮上していた。こうした事態が発生しても、首相自身は中東訪問に強い意欲を持ち続けていた。政府も「情勢を見極める」と表明し、判断を留保していた。イランが米軍施設を攻撃した後の8日、トランプ米大統領は報復措置として軍事力を行使することに否定的な考えを示した。本格的な武力衝突がひとまず回避される見通しが立ったため、予定通り首相が中東を訪問することが決まった。(* 日経 記事より) . . . 本文を読む