ダウ下落(28634)「米軍がイラクの首都バグダッドでイラン革命防衛隊の精鋭組織の司令官を殺害し、産油国が集中する中東情勢が悪化するとの警戒感から幅広い銘柄が売られている。米景気懸念を高める経済統計が発表されたことも、投資家心理の悪化につながっている。」「米サプライマネジメント協会(ISM)が3日発表した2019年12月の製造業景況感指数は市場予想に反して前月から低下し、09年6月以来10年半ぶりの低水準となった。米景気の先行き不透明感も相場の重荷となっている。」「地政学リスクの高まりを背景に相対的に安全資産とされる米国債が買われて米長期金利が低下しており、利ざや悪化懸念から金融のゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースも安い。」。原油続伸(63.05)・金続伸(1552.4)「米国で原油の需給が引き締まっているとの見方も買いを誘った。米エネルギー情報局(EIA)が3日に発表した週間の石油在庫統計で原油在庫が市場予想以上に減った。石油サービス会社ベーカー・ヒューズが同じく3日に発表した米国の石油掘削設備(リグ)の稼働数は2週続けて減った。債券は続伸(利回り低下1.79%)「午後に米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC、19年12月10~11日開催)の議事要旨を公表した。議事要旨では参加者が当面は現在の金融政策が適切になるとみていたことが分かった。景気や物価、労働市場などに対する認識にも特に新味がなかったといい、債券相場の反応はあまり目立たなかった。」日経先物(シカゴ)引けは23290. . . . 本文を読む
金沢市で民間による「金沢町家」の再生が活発化している。北陸新幹線の開業後、観光地付近では改修した町家の店舗利用などが進む一方で、年間100軒以上の町家が取り壊され、住宅地には荒廃して空き家となっているものも少なくない。修繕費や持ち家を手放す精神的なハードル、所有権の不明など町家の活用には大きな障害が立ちはだかる。金沢の伝統が味わえる町家を活用したいとの声は大きく、民間が3つの壁に挑んでいる。(中略)通常、金沢では町家を貸す場合は所有者が、売却する場合は買い手が自己負担で改修をするケースが多い。だが「改修に2000万円以上かかることはざらにある」(市内の不動産関係者)ため、負担が大きく貸し出しや購入につながらない。町家の供給側と需要側をマッチングさせる市の金沢町家流通コンサルティング事業への登録数は11~18年の累計で町家所有者が93件、活用したいユーザーが278件で3倍ほどの差がある。金沢の歴史や文化に関心を持ち、町家に移住したり、店舗利用したりする希望者は多いが、圧倒的な貸し手不足がうかがえる。「誰も住んではいないけれど、先祖代々引き継いできた町家を自分の代で手放したくない」。町家の仲介業を多く手掛ける、ことのは不動産(金沢市)の松本有未社長には、町家の所有者からこんな声が寄せられる。(中略)北陸新幹線の開業によって国内外から注目度が一段と高まった金沢町家。そのチャンスを再生に生かせるか。壁を乗り越えるには民間のノウハウを生かしつつ、行政の適切な後押しが欠かせない。(日経 記事より) . . . 本文を読む