モデルチェンジを計画して数年、C.Q.C-PROTOを発表してからも結構経っていますが、ようやく形になってきました・・・完成はまだです。
旧C.Q.Cからガラっと変えて短く幅広のスタイルになっています。
ブックマーク→HELLHOUND-FILES 2「今回こそ・・・」にて紹介したC.Q.C-PROTOからの変更点が幾つかありますので、主にその辺りを中心にSTDを紹介してみます。
〈ブレード〉
●5.5mm厚、130mm長、SKD-11/ホローグラインド
ブレードでは変更はありません。
この個体は既にオーダーが入っていまして表面処理は決まっていません。
とはいえ、レイデント処理か酸化処理の選択ですが・・・
オーダーの際にホローグラインドとフラットグラインドの特性の違いを聞かれましたので、この場で述べておきます。
同じ鋼厚という条件で、ホローグラインドは平の部分を残す為
●肉厚が残してあるので剛性が高くコジリに強い
●重量を残し易い・・・ブレード側重心
フラットグラインドはフルグラインドにする為
●切り込むのに向く・・・この場合チョッパーとスライサーは同じ意味合い
●重量を軽くし易い
●コジリにはやや不安感あり
の違いになるかと、それに個人的好みが入ります。
〈ハンドル〉
●125mm長/G-10、フォリッヂグリーン
PROTOからの変更点
●ソングホール位置
●尻デザイン・・・アイアンクロウ型に
●尻側滑り止めを無くした・・・尻の末端を親指で押さえる様に意識したため
基本的にスタイルはそのままにしています。
〈さて〉
現状は焼き入れが終わり、ナイフが形になったところです。
ゆくゆく他のナイフで施してある工夫も取り入れるかも知れませんが、まずシンプルに仕上げようかと思いました。
この個体は行き先が決まってしまったため秋のナイフショウ迄にもう1本仕上げたいと思います。