前回のつづきです。
日本画の巨匠、東山魁夷氏の代表作「緑響く」という、とても大好きな絵があります。その絵のモチーフになったといわれる「御射鹿池(みしゃかいけ)」に一度は行ってみたいと思っていた。
信州へは何十回も行っているけれど、絵のイメージからして、信州の北の方にあるのではと勝手に思いこんでいたせいもあって、この池には一度も行ったことがなかった。事前に調べたところ、茅野・諏訪エリアからそれほど遠くないことがわかったので、行ってみることにした。
諏訪IC近くのハルピンラーメンで食事したあと、茅野・原村エリアを通過し八ヶ岳エコーラインをしばらく走って、県道191号のわりと急な山坂道を登っていったような気がする。カーナビの言う通りに進んだだけなので、どこそこの交差点を曲がったとか、細かい地名は覚えておりませぬ。
平日にもかかわらず、武漢熱にもかかわらず、予想以上に観光客が訪れていた。
いい感じ晴れてくれたので、青空がとても綺麗。
見た目はきれいな水なのに魚はいないのか。。。
鴨を何羽か見かけたが、何を食べて生きているのだろう。
ちなみに標高1500mだそうです。
とはいえ、この日はけっこうな暑さ。高原の涼しさにはほど遠かった。
「緑響く」のイメージに少しでも近づけようと、けっこうな枚数を撮ってみたが、なかなか難しい。まあ、憧れの場所に来れただけでも満足であった。
もう少し山坂道を試したかったので、白樺湖にも行ってみた。
シャトルのSモードを試したかったのだ。
このクルマはエコモード、ノーマルモード、Sモードと3通りのドライブモードが選べて、山坂道ではSモードが威力を発揮するという触れ込み。
ちなみに燃費がもっともよいとされるエコモードは、まだこの時点では試していなかった。いったん茅野エリアに下りてから、大門街道(国道152号)で白樺湖を目指して登ってみた。最初はなだらかな道のりだが、本格的に山登りに入ると、かなり急なヘアピンカーブが連続して傾斜もきつくなっていく。Sモードに切り替えてみると、これがびっくりするくらいパワフルに軽々と傾斜のきつい山坂道をスイスイ登っていく。これは楽しい。途中で路線バスにつっかえてしまったので、ほんの少ししか試せなかったが、その威力は十分理解できた。
白樺湖の風景。
こちらは御射鹿池とは違い、かなり人の手が入っているのでいろいろ俗化しております。
かつては人気の観光スポットであったが、最近はかなり苦しいようだ。
廃業してお化け屋敷と化したホテルの廃墟を湖畔にいくつか目撃した。
というわけで、日帰りのためここからまっすぐ帰り道となった。
もし、1泊なら、このあとホテルにチェックインして、大きなお風呂に入って、美味しい晩ごはんを食べにいって、という展開になる。
日帰りとなると上りの渋滞に巻き込まれないよう、早めに戻るしかなくなる。
ちなみにこの日はトータルで503kmを走破した。
「Honda Total Care」というサイトの情報によると、この日の燃費は1リッターあたり26.1kmとのこと。
エコモードはまったく使わなかった。ほとんどノーマルモードのみ。白樺湖手前の山登りでSモードを少し使っただけ。夏真の暑さで冷房はずうっとつけっぱなし。急な山坂道を登ったり、帰りの県央道→東名道で渋滞にハマったりもした。燃費には不利な悪条件もありながらなので、なかなか優秀な数字に思えた。
これがハイブリッド車の威力なのかと実感できてよかった。
わしは決してホンダの回し者ではありませぬ。その前は22年も日産車に乗り続けて、つい最近ホンダに替えただけの新参者でございます。