MICHAEL SCHENKER [ ROCK WILL NEVER DIE ] [I] LIVE,1983
前回、ハードロック・ヘヴィメタルに興味をもつきっかけとなったアルバムが2作あると書きました。そのうちの1枚レインボーの”Straight Between The Eyes”を取り上げました。今回はもう1枚のアルバム、マイケル・シェンカー・グループの"Built To Destroy"(邦題:限りなき戦い)であります。リリースは1983年でした。当時のマイケル・シェンカーは日本では「ギターの神様」と称され、それはそれは大人気でした。切なさを感じさせる美しいメロディラインのギターソロは、多くの日本人ファンの胸をキュンとさせたものです。わしもキュンとなったそのうちの一人でした。音程によって彼の天才的な感覚でもってワウペダルを微妙に音色を調整しながら弾くという神業!誰にも真似できそうにない独特の音色が魅力でした。リズムを奏でるときの音色は歪んでいるけど、その歪みはソフトで優しい音で、これも他のギタリストとはぜんぜん違う音だなと、関心しました。最近の若いギタリストはテクニックは恐ろしく向上していますが、それとは反比例してギターの音そのものは没個性的になっている傾向があるような気がします。80年代に活躍したギタリストは音自体がとても個性的だったような気がします。話をアルバムに戻すと、もっとも衝撃を受けたのはインスト曲の”Captain” Nemo"でした。前半はアップテンポでいったいどうやって弾いているんだろうと 首をかしげたくなる不思議なメロディ。後半は感情をたっぷり込めたスローな美しメロディで、自分も彼のようにギターが弾けたら楽しいだろうなと思い、ギターを買ってしまいました。
当時、2つのバージョンのLPが存在しました。
自分が聴いたのは後発のUS向けミックスバージョンの方でした。
大人になってから、旧バージョンの音源が収録されたCDを聴きました。
マイケル・シェンカー関連で古い曲のオフィシャル動画がなかなか見つからなくて苦労しました。苦し紛れですが、出自がよくわからない"Rock Will Never Die"のライブ映像を掲載させていただきました。
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