今回は、ここぞ磐座信仰の元祖ともいえる三重県熊野市“七里御浜”近くに鎮座する花の窟神社の紹介になります。
新宮市の熊野速玉神社より海岸沿いを走る国道42号~311号で約20キロ JR紀勢本線 熊野市駅より徒歩20分ほどで訪れることが出来ます。
御神体「花の窟」
祭祀:伊弉諾尊・伊弉冊尊
ここでは、いわゆる社殿などありません。背後にある岩窟自体が信仰の対象となります。日本書紀にもその名が見える日本最古の神社と紹介されています。
岩窟の高さ45mほど。この日は、掛けられていませんでしたが、毎年2月2日と10月2日に行われる「御縄掛け神事」で、この岩窟の上から七里御浜まで縄が掛けられます。
世界遺産「花の窟」
岩窟の手前には、祭壇として巨石が置かれていました。イザナミの墓所として献花が添えられていました。
岩の奥に円筒形の突起 なんでしょう!? 中央に穴が開いているようにも見えます。
境内にあった石祠 祭祀など不明
こちらの巨石には、軻遇突智尊 (カグツチ)を祀っています。イザナギに惨殺されたカグツチの墓所とも言われています。
ここには、黄泉がえりの入口があると伝わります。
MSのCoPilotで聞いてみた由緒と共に、紹介させていただきます。(特に、吐出してヘンな回答ではなさそうです。)
花の窟神社に伝わる伝承は、日本書紀にも記されている神話に基づいています。それによると、国産みの後に神々を産んだイザナミは、火の神カグツチを産んだ際に陰部を焼かれて死んでしまいます。悲しみと怒りに燃えたイザナギは、カグツチを斬り殺し、その遺体からさらに多くの神々が生まれます。そしてイザナミの亡骸を紀伊国の熊野有馬村に埋葬しました。花の窟神社は、その埋葬地とされる場所にある神社です。花の窟という名前は、イザナミの墓所に村人たちが季節の花を供えて祀ったことに由来します。神社には社殿や拝殿などの建物はなく、熊野灘に面した高さ約45メートルの巨岩が神体となっています。この巨岩はイザナミの墓所であり、その対面にある高さ18メートルの巨岩はカグツチの墓所とされています。3 このように、花の窟神社は自然崇拝や巨岩信仰の形が今も残っている珍しい神社です。花の窟神社では、毎年2月2日と10月2日に御縄掛け神事という特別な祭りが行われます。これは、巨岩から海岸まで長さ約170メートルの大綱を引き渡し、季節の花や扇を吊した縄幡を掛けるというものです。1 この大綱や縄幡は、イザナミやカグツチを始めとする多くの神々を象徴しており、自然や生命の循環を表しています。 この祭りは県指定無形民俗文化財にもなっており、古くから伝わる伝統的な儀式です。花の窟神社は、「日本最古の神社」とも呼ばれており、2004年には世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されました。 伊邪那美命が多くの神々を産んだことから、良縁や子授かりのご利益があると言われています。 花の窟神社がある熊野周辺は黄泉の国と接する場所とされ、「よみがえりの聖地」としても有名です。 中でも花の窟神社は熊野における自然信仰(巨岩信仰)が現在も残る強力なパワースポットとして知られています。(以上は、Windows11標準Copilotの回答全文引用)
(撮影:1999年8月)
お断り:1999年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
お断り:1999年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
【マップ】
次回も楽しみにしています。
ここへは、一度しか訪れていませんが鳥居を潜るとあきらかに、誰もが周辺の雰囲気が変わるのがわかります。
それだけ「気」とでも言うのでしょうか?強い場所であるのだと思います。
昔の人は、そういう場所を探し当てて神社や寺院などを建立し現在に受け継がれているんだと思います。
人の都合で、勝手に違う場所へ遷座したりするのは本来はあってはならない事なのでしょうが、今となっては致し方ない現実もあるのはご存じの通りですね。