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今回は、茨城県笠間市の笠間氏の居城だった笠間城の麓にある『大黒石』の紹介です。(紹介は再掲となります。末尾リンク記事参照)
大黒石は、日本三大稲荷の一社「笠間稲荷」から東へ1キロほど行った場所にあります。
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笠間県立自然公園へ至る道路沿いにデンとあります。
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大黒岩
大黒岩の向かい側にある佐白山の山頂にはかつて笠間城があり、江戸時代には笠間藩の藩庁が置かれていました。この城の起源は、初代笠間氏によって鎌倉時代前期には既に館が築かれていたとされています。さらに、城が築かれる以前には、この山頂一帯には「正福寺」という広大な寺院が存在していました。
正福寺は、徳蔵寺とたびたび勢力争いをしていました。ある時、徳蔵寺の僧兵たちは不意をついて正福寺を攻め立て、佐白山の中腹あたりまで兵を押し進めていました。しかし、正福寺を落とせる寸前に、山頂付近にあった巨石が揺れ出し、徳蔵寺の僧兵に向かって転がり落ちたと伝えられています(一説によると、正福寺側の僧兵が落としたともされています)
この転がった巨石が「大黒石」と呼ばれる岩です。名前の由来は、元々2つの巨石が並んでおり、1つは大黒様の姿に良く似ていたため。
もう1つは大黒様がかつぐ大きな袋に似ていたためと呼ばれていたと言われています。
転がり落ちたのはその「袋」の方であり、もう一方の巨石はこの騒動の最中どこかに消えてしまったという不思議なエピソードもあります。
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現在、大黒石は「おへそ」と呼ばれるくぼみがあります。このくぼみに続けて3回石を投げ入れると、願いが叶うと伝えられています。実際にこのくぼみにはいくつか小石が入っていて、今でも訪れる人々が試しているようです。
大黒石は、笠間の歴史や伝承を物語る重要な存在であり、山道を通る人々にその昔話を語りかけているようです。(Microsoft Copilotの要約に加筆 )
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案内解説
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石の表面に図形らしき(一部は、五角形に見えます。)が陰刻されています。城を建てる際などで担当藩毎に、石の組成や産地などを識別するため切出した石にマークを施す事は知れていますが…。(あえて自分は「ペトログラフ」とは言いません。(^^;それを言うなら「ペトログリフ」です。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/47/d369bccd25d302c4d42a9d54855e26de.jpg)
分かりやすい様に加工してみました。
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(撮影:2008-3)
お断り:2008年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
お断り:2008年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
【マップ】
ひさびさに訪れました。また楽しみに拝見します。
確かに観光地などで良く見かけますよね。
見るとついついやってしまうんですよね。
たいていは、人の悩みや願望なんかに付け込んだものが殆どなんでしょうけど(^^;
まぁ、それを言っちゃったら何も始まりませんけどね(^^;
また宜しくお願いします。