先日近場の散策中に偶然見つけた興味深い道祖神の紹介です。
場所は、観光地清里の東に位置する北杜市高根町浅川集落となります。
道路の辻に、立派な靖国鳥居で祀られた一画があります。
立派な石祠です。
鳥居は、木造に見えたのですがしっかりコンクリ製でした。
山梨の神社で良く見かける鬼面が祠にも付いていました。
まるにふたつひき紋 清和源氏義光流武田氏族 小松家がこの紋を使っています。この道祖神との関係ですが詳しくは調べていませんが何かしらの関連はありそうです。
石灯籠の彫りもの 独鈷でしょうか?
更にやはり同じ道路沿いに200m行った場所に同様の道祖神が建っていました。
辻の角に建っていることから道祖神で間違えないと思われます。
立派な奉納靖国鳥居です。
石祠の中に何か祀られています。
石棒でした。謎の祭祀施設は道祖神で確定です。
鬼面一対
そうですね。移住されて来られた方たちが以前崇敬されていた信仰を地元に根付かせ元々土着神も併せてお祀りして現在に至っているその事例がここ山梨だと思っています。
どこでも「石棒」があるとイコール「道祖神」と、いう訳ではないのですがここ山梨県には、独自の石への信仰があるようで、必ずと言っていいほど石祠には丸石や石棒などがあり主要幹線道の路肩や地区の境界、辻、屋敷神などにひっそりと祀られています。
ですが、ここのものは柵で囲まれ鳥居まで立てているので、この集落の祝神かな?と、当初は思っていたのですが石棒が祀られていたのと祀られている場所から道祖神と確定した次第です。
たぶんお隣長野県のミシャグチの信仰がここ山梨にも派生しているのでないかと思っています。
山梨独自の信仰形態だと思っています。
参考:https://blog.goo.ne.jp/ruribo0209/e/f65b6c28b79764125e3ccb5f813dd4c6
辻には石仏や石碑をよく見かけますね。
勉強不足で申し訳ないのですが、石棒があると道祖神という意味でしょうか?