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飛騨を語るならば「飛騨の総鎮守 飛騨一宮 水無神社」を紹介しないわけには参りません。
水無(みなし)神社は、JR高山本線 飛騨一ノ宮駅から徒歩20分ほど、高山市内から車で宮川と並走する国道41号から8キロほどの場所に鎮座しています。
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水無神社 石鳥居
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神門
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神門から先へは入れません。ここから拝するかたちとなります。
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こちらは拝殿となりますが、普段はこちらへは立ち入れません。森の中を回り込めば遠巻きに本殿を拝する事が出来るようです。
祭神:水無大神 (御歳大神(御年大神、みとしのおおかみ))
配神:大己貴命・ 三穗津姫命・ 應神天皇・ 高降姫命・ 神武天皇・ 須沼比命・ 天火明命・少彦名命・ 高照光姫命・ 天熊人命・ 天照皇大神・ 豊受姫大神・ 大歳神・ 大八椅命
※水無大神は地名に由来すると考えられる。水無大神は、御歳大神とする説のほか、八幡神などとする説もある。(WIKIより)
由緒:創立鎮座の年代は神代にありと伝わりますが、古伝旧記が散逸して詳しい事は定かではありません。
歴史上にあらわれるのは平安初期、貞観9年(867年)に従五位上の神位を授けられた記事にはじまります。
元慶5年(881年)には従四位上に昇叙され神位も累進し、中世の鎌倉時代以降には神仏習合が進み、神仏一体の両部神道として社僧を置き本地堂一宇を建てて釈迦像を安置し、水無(みなし)大菩薩を称するようになりました。 社名の水無は諸説あり「水主(川の水源をつかさどる神)」の意味であり、『みなし』(水成)または、『みずなし』とも読み、俗に『すいむ』と音読することもあります。 (引用:飛騨一ノ宮水無神社)
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御神木 ねじの木 「木を切ろうとしたところ神意で一夜のうちにねじれてしまった」言い伝えがあります。既に枯れ現存保存のためここへ移されたそうですが檜の大木で幹が左巻にねじれています。太陽の影響なのか風の影響なのか。木のそのものがねじれたのか。その原因は諸説言われているそうですがハッキリとした理由は分かっていないそうです。
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拗の木案内板
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南西へ7キロの位置に位山が聳えます。水無神社の神体山と言われています。
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林道を登った終点にある飛騨一宮水無神社奥宮の社号標と石鳥居
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位山山頂近くにある「天の岩戸」水無神社の奥の院と言われています。
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巨石が組み合わさったようになった構造をしています。祭祀が伴いますので磐座と呼んでいいかも知れません。
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背面より
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組み合わさった部分は岩屋となっています。位山には「主の宿儺(すくな)が雲の波を分け天船に乗って位山に来た」と言った伝承もありここは、古代より修験の霊場として何かしらの祭祀が執り行われていたのでしょう。
さて、ここで水無神社との位置関係を確認してみます。
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水無神社と奥宮天の岩戸との距離は直線距離で7キロほどになりますが、結んだ直線状には「位山白銀神社」と「祭壇岩」が位置しています。
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ただし水無神社本殿を経由した場合(南東方向)位山方向とは反し30キロ先に木曽御岳山が聳えています
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位山白銀神社 位山への登山道と奥宮へと至る林道手前に鎮座しています。祭祀などは不明
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祭壇岩 スキー場の中腹にあります。それらしいような名称ではありますがここで祭事を執り行うようなことは無いようです。
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祭壇岩辺りより仰ぎ見た位山
位山は、水無神社の御神体山ではありますが、高山市に本部がある「とある宗教団体」の聖地と言われている場所でもあります。
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林道駐車場脇にあるとある宗教団体の施設「太陽神殿」
以前より当ブログでも名前が登場する飛騨王朝絡みのパワースポットとしてスピ系関連の方たちが多く訪れる場所でも有名です。
位山に関しては、以前日々平穏で記事にしていますのでご参考まで。
(撮影:2000年8月)
お断り:2000年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
お断り:2000年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
【マップ】
木曽では「すいむ神社」です。
位山との位置関係、直線上に白銀神社に祭壇岩。偶然でしょうか。また御嶽山との関係。興味がつきませんね。
次回も楽しみにしてます。
ほんとですね。岐阜県関市に水無(すいむ)神社があるのですね。
岐阜県神社庁の由緒によれば「飛騨国から遷座」とありました。
レイラインとかやられる方はポイントとポイントを結んだ直線状に施設などが並ぶと「何か意図しておいたもの」と、言う説を唱える方が多いのですが偶然であまり根拠はないと思っています。ここもそんな感じで、たまたま並んだだけで特に意味は無さそうですが、こじ付けようと思えば、いくらでもこじ付け出来そうな場所ですのであくまでもネタ振りという事で(^^; どなたか隠された謎を解いてくださる方がいらっしゃるといいのですが。