響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

秋の収穫祭2──これがたまごナスというもの。

2008-09-29 | 科学と科学者
前回の秋の収穫祭1(綿花)の続き。

たまごなす
↑初夏の双葉のころ。

たまごなすとは一体何なのか、実は私も知らない。前回の綿花に引き比べても、その知らなさは圧倒的である。それほどまでに知らないのに、収穫だけはできる運びである。これが教材というのは不思議である。実ればいいのだろうか? 太陽を浴び、水をやれば植物が育つという経験は悪いことではないけれど、別段科学ではない。つまりそのくらいはひと夏じゅう朝夕水をやらなくたってわかるし、でどうして実るのか、なんでたまごナスなのか、という教育ソフトウェアの内容は別段伝わってこない。

だけどとにかくその「タマゴナス」という名前は──少なくとも私にとって──強力な磁場を持っていた。私にとってその語感に一番近いものは、正直なところ「タンスにゴン」である。いや「ガラパゴス」かもしれない。もしかすると「あたまごなし」かもしれない。作曲家の「グラナドス」、ローマはトラヤヌス帝時代の代表的建築家の出身地で今や一大バラの産地で名高い「ダマスカス」……言葉にすればするほどいまいちぴったりとは来ないのだが、要するに妙な語感なのだ。さして近くないじゃん、と思われるかもしれない。だけれども「タマゴ」と「ナス」間の遠さに比しては、それでも十分近い。

教材には食べられないと書いてあったが、だいたい「タマゴ」と「ナス」である。どう料理しろというのだ。

ところがそこですべてを解決するぞとばかりに現れるのが、一枚の写真、すなわちこの植物には、「タマゴ」のような白い「ナス」が実るという、その収穫物の写真である。

で、とにかくこれが実りました。ほんとに。育てるプロセスは、もうまったく茄子です。花は紫で、葉脈などに「ナス紺」は現れないが、その色の問題以外はぜんぶ茄子。加えて確かにふつうの茄子よりもすこし卵っぽくきつい曲線でまるまると実ります。

たまごなす

で? と言われると、これがほんとに困るんです。実っただけ、でもって撮っただけ!という次第で。

※花の頃の写真をアップしていました。リンクはこちら↓
[「バイバイ、うるさいママ」と言ってヒビキは出かけていった。]
2008-08-06



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