
コドモの市販の教材で、「科学」テーマというから購読しているのだが、教材はほとんど「生物」のもので、いささかうんざりしている。生物は生き物を育てて観察するので、生き物の面倒を見ることをぜんぜんしない音楽コドモは、とにかく一度たりとも植物には水をやらないし、パッケージのままほおって置いたりするし、もうこれ蟻いないから捨ててもいい?と訊くとあっさり「いいよ」と言ったりする(蟻の巣作りを観察しようというキットなのですね、これが。私のコドモのころからあったよ。)
でもって、学校の朝顔から始まって、ことしは夏中綿花ともうひとつたまごなすという変わった植物の世話をいたしました。かくいう私も生まれて初めて、毎日水をやるということを体験して、いろいろ発見がありましたが、あまりに(園芸・農業知識の)レベルが低き話なので、省略。
たまごなすというのは妙にごろがよいので、そのこともあって、私自身がやけに期待してしまったりして、いやはや今年はずいぶん植物を「育てた」気がする。こういうことを書くと、いかに私が「育てる」のがヘタかを暴露している気がする。
でもって「綿花」というのもですね、アメリカ建国の歴史とかに出てきますが、実物というのを見たことがないし、いやたぶんあると思うのだけれども、ふつうに植物として育って、それがある日突然ポップコーンみたいに綿花になる、というところを目撃してはいないので、リアリティに欠けているのが気になっていた植物のひとつであった。「コットン」というのは身近なのにね。

というわけでこれがコットンのもとの、綿花なんですよ、みなさん。
もとの植物はこんな感じで、はじける直前まで硬いです。また羊の毛がごっそりとれるのと対照的に、綿花は摘むのがたいへんそうだなあ、と思っていたのですが、こうしてみると、一つの実でかなりぎっしり詰まっています。
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