塩野七生「痛快!ローマ学」を読みました。
ローマ人の物語を読み終えて、「ローマ亡き後の地中海世界」を読みかけの間に割り込みです(^^;
ローマ人の物語で書かれてあった、ローマの政治形態やローマ人の考え方に焦点を当てて
非常に分かりやすくまとめられています。
(内容は帝政の開始までですが、ローマ人の物語本編を先に読んでからの方が理解は深まるような気がします。)
時代の流れに会わなくなった社会のシステムを、失敗や試行錯誤しつつも変化させて対応してた姿を見て、日本(発刊は2002年)が学ぶものはないかと訴えています。
小幅な改良では小手先のものでしかない。良かれと思って行った政策がかえって状況を悪化させる。
とはいえ、
やはり志あるリーダー(政治家)に任せてみることも大事ではないかと筆者は書いています。