ゆうさんの自転車/オカリナ・ブログ

飛田雄一の個人的なブログ、オカリナ、登山、自転車のことなどを書こうかな・・・

「山馬(さんば)筆」、「いたち筆」

2011-12-16 11:20:58 | 看板生活

(この筆を買いました)

元町商店街の西に有名な習字道具屋さん「みなせ」がある。
http://www.minase.co.jp/
仮名習字をしているゆうさんのつれあいさんは、よく行っている。
ゆうさんも、ときどきおつきあいで行く。

今回は、ゆうさんが幻の「山馬筆」を求めて行った。
ゆうさんの看板用の筆は、2本。
「愛用の筆、2本」で紹介した。
http://blog.goo.ne.jp/hidayuichi/e/7c0f82e7053fe7ba9fe3d852288ee969

そのバネのように跳ねかえる筆の具合がますます悪くなってきた。
「弘法は筆を選ばす」というが、ゆうさんは選ぶのである。

腰の強い筆は、「山馬(さんば)」と「いたち」だそうだ。
ゆうさんの万年筆専門店・ナガサワ文具で、いろいろ話をしているときに筆の話になった。
そこで、1冊しかない筆のパンフレットをもらって研究したら山馬筆があるということだ。

三宮のこれもゆうさん御用達?の文具店「富士商会」でも筆のことを聞いた。
http://www.fujishokai.net/
先々代と先代の店主さんが筆がすきで、その時はたくさんおいていたという。
いまはそれほどおいていないというが、いろいろ見せてくださった。

「さばき」という言葉も教えていただいた。
毛をばらばらにした筆がうっているが、それを「さばき」というと言う。
すべての筆がさばきに出来る訳ではないとのこと。
たとえばいたちの筆は、周りには別の毛を加えて墨の含みをいいようにしているが、その筆は、さばきにはできない。
同じ毛をそろえて、つくった筆だけが、さばける、のだ。
また、いたちの毛は短いので、大きな筆はできないとか・・・。

そして、「みなせ」に行った。
山馬は、中国の特別な馬で、今はワシントン条約?で、輸出できないので、新しい山馬筆は、基本的にはない。
他の馬の骨、ではなくて、馬の尻尾の毛などで代用している。

そして、その代用の筆でコシの強そうなのを見せてもらった。
「さばき」である。
2300円だ。安い・・・。
更に、値引きがあるというので、買った。

次の看板には、その筆を使うのであります。
 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿