(愛用の筆です。手前、黒墨用、奥は赤い字用。)
学生センターの横一文字?の看板を書くのも私の仕事だ。
手前の黒墨用は、中国で数年前に買ったものだ。
バネのように跳ね返る力のある筆で、バチィと顔をはねられたら、おそらく痛いだろう。
看板字を書くゆうさんのお気に入りだ。
材質は分からない。馬のたてがみ?か。
その後、中国で同じ筆をさがすが、見つからない。
だいたい、糊で固めてある筆は、買って帰って使ってみなくては分からない。
何回か、失敗した。
以前、伊藤ルイさんにもらった筆がこのような筆だった。
ルイさんは博多絵の絵描きの仕事をしていて、職場を訪ねたとき、「これあげる」といってくださったものだ。
ルイさんとは孫振斗さんの裁判の関係で仲間だったのだ。
普通の筆の大きさだが、特徴は、筆先まで同じ太さのような感じだった。
バネの力がすごかった。
博多人形の下地を書くためのものだという。
だいぶ、重宝して、長い間使わせていただいたが、ダメになり棄てた。
おしいことをした。ルイさんも亡くなられたので、記念においておけばよかった。
今の黒墨用の筆、大事に使っている。
使用後、水でよく洗ってから、吊るしている。
が、ときどき、糊が残っていて?、乾かしたらまとまりが悪くなることがある。
最近は、よく洗ったあと、2、3日バケツに入れっぱなしにしている。
糊を完全に??とってから筆をつるすのである。
この方法では、まあいい状態で、また使える。
おなじ筆が入手できない状況なので、このようにしてでくるかぎり長い間使いたいと思う。
すごく腰の強い筆をご存じの方は、是非、ご紹介ください。
赤い墨用の筆は、普通のものだ。
腰がやわらかくて不満だが、使っている。
今回の看板は、神戸大学YMCAの恒例の講演会の看板だ。
講師は、釜ケ崎で活動するボランティアケースワーカーの入佐明美さん。
とてもいい講演だった。
看板の前でのツーショットもとらせていただいた。
入佐さん、ごくろうさまでした。ありがとうございました。
(入佐明美さん)
(ゆうさんとのツーショット)
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