(関西電力・奥吉野発電所(左・下池旭ダムと右・上池瀬戸ダム。ウィキペディアより)
何年か前、上高地へいったときバスガイドさんが教えてくれた。
「右に2つのダムがありますが、これは、夜に原発の電気を使って下から上のダムに水をあげて、昼間にその水を舌のダムに落として発電するのです。」
早朝だったので下のダムは、水がだいぶ減っていた。
ふむと感心した。
帰り道、それは夕方だったが、下のダムは水量が充分だった。
(この帰路は、実際に見たのか、実は記憶がない・・・。でも、そうなっているはずだ。)
「揚水発電」ウィキペディアに以下のようにある。
揚水発電(ようすいはつでん、Pumped-storage hydroelectricity)は、夜間などの電力需要の少ない時間帯に主として原子力発電運転で生じる余剰電力の蓄電のため、下部貯水池(下池)から上部貯水池(上池ダム)へ水を汲み上げておいて電力需要が大きくなる時間帯に上池ダムから下池へ水を導き落とすことで発電する水力発電方式である。すなわち実際上は発電所というよりも、ダムを用いる蓄電所である。
ふむ、そうだろう。
で、その揚水発電の発電量は、どのようにカウントされているのだろうか?
たとえば、
原発で100発電して、そのうち、20揚水発電のために使ったとする。
そして、その20の結果として、上のダムにある水を使って10の水力発電をしたとする。
(同ウィキペディアには、「100の揚水電力で、70程度の発電が出来る。30%程の電力損失がある」とあるので、実際は、20から14の発電ができることになる。)
原発100プラス揚水発電10、
合計、110。
が、これならおかしい・・・。
揚水発電、10で、
原発80プラス揚水発電10、
合計90というのが正解だろう。
原発の発電コストのことがよく論議されているが、実際は上のことは、どのようにカウントされているのだろうか?
<考え方(1)>
原発の100プラス10で、合計110の発電をした。
でも、これはおかしいのでは・・・。
この計算だと、電力会社の詐欺では・・・。
<考え方(2)>
原発100のみで、揚水発電10を無視する。
まあ、これなら、許せるか・・・。
<考え方(3)>
原発80、揚水発電10で、合計90.
これが、ゆうさんの正解だとおもう。
(1)電力のコスト計算のときに、揚水発電のために使った電力もすべて原発の成果としてカウントすると実情を反映していないことになる。
(2)揚水発電所建設コストも原発コストとしてカウントするのが必要。
(3)原発にくらべてコストがかかるといわれている水力発電だが、この揚水発電の成果が無視されているとしたら(上記、考え方(2))、水力発電がかわいそうだ。
この揚水発電ダム、川に上下2つ作るとくのは、かわいい??方で、
海岸近くの山の間に、ただ揚水発電のためにだけ作られたダムもあるという。
このような揚水ダムの建設コストがもし、原発のコストにカウントされていなかったら、ゆうさんはおこるのである。
暑い毎日、この研究を続けるとかっかして益々熱くなるかもしれないので、これにて終了することにする。
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