うさぎ歯科 blog NEXT

内外行動日記です。blog復帰しました^ ^

Richard Clayderman (Souvenir d\'enfance)

2010-02-21 15:00:57 | 日記
Richard Clayderman (Souvenir d'enfance)


『愛しのクリスティーヌ』とも呼ばれている曲です。
ウチの病院の音楽でも時おり流れています。
曲そのものは難しくはないです。
しかし、易しい曲を完璧に弾くことは至難です。

難しい技法を用いないかわりにとてもしなやかで優しく、流れるようなタッチが必要だからです。楽譜通りに弾くことはそんなに難しいことではありません。
が、この方と同じ音が出せるようになるには、まだまだ何百回という反復練習が必要です。

覚えることと、自分のものにすることは違うのです。
知識、技術、全ての分野に共通することだと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歯科って

2010-02-02 21:53:45 | 日記
9月より始まった歯周病とインプラントの1年コースも4回目めを終了しました。
今までの経験主体の臨床もこの研修に参加することで、過去の論文のランダム化されたデータを参考に、科学的に考えるように少しずつ変わってきていると実感しています。

歯科の分野を、
1、予防
2、補綴前処置
3、補綴
とした場合、歯医者さんにとって最も差が出る分野は「補綴」だと思っています。この考えはこの先も変わらないでしょう。

かぶせ物やブリッジ、入れ歯といった「作り物の歯」をいかに長期にわたり機能できるように作製し、調整できるか。更に、美しく出来るか。
この「補綴」の分野は、論文のEvidenceが少なく、実際の経験が役に立ちます。
入れ歯の設計やブリッジの設計は、人によって異なるため、同じデータをランダムに大量に揃えるのは難しいからです。
経験をつむほどに一定の完成度を保つのに、短い時間で出来るようになります。

では良い補綴を行うための補綴前処置はどうでしょうか?
歯周病のような、ほとんどの人が罹患する疾患の治療は、ランダム化されたデータが重要になると思います。誤差はあれど、多くのデータを集めることで、ある一定の値に収束してくることがわかるからです。
補綴が経験重視に対し、歯周病の治療は科学つまりはデータが重視なのです。
つまり、補綴前処置は、経験主体の治療法から、科学的論拠を主体とした経験をふまえた治療法へと変えていかなくてはいけません。
だからこそ、正確なデータを常に取る必要があります。
患者さんによっては嫌がるかもしれませんが(^^;

私の尊敬するDennis Tarnowは、
良い歯医者とは? 普通の歯医者とは? ダメな歯医者とは?
について次のように語っていました。
①良い歯医者とは
)その人それぞれのベストの治療計画が立てられる。
)治療計画通りに実現できる技術を持っている。
との両者を兼ね備えた者を言う。と。
そして、「やらない」という選択が出来ること。と。
②普通の歯医者とは
上記の、のどちらか一方を持っている者。
③ダメな歯医者とは
上記のもも持っていない者。
私が興味を持ったのは、「やらない」という選択ができること。ということです。
過去のデータをインプットしている先生は、治療の予後判定がしっかりとできる。
そのため無理な治療は行わないのです。
良い先生ほど、予後すなわち未来がコントロールできるのです。
まるで予知能力者のように。

そんなわけで、今までの経験にサイエンスを加え、更にレベルアップした臨床を提供できるようにまだまだお勉強が必要と思います。
勉強って聞くとお堅いイメージですが、新しい知識を得てスキルアップすることはとても楽しいことなのです。今の教育のように、テストのために勉強するわけではないからです。
今まで知らなかったことを知る。出来なかったことを出来るようにする。
これほど楽しいことはありません。

ところで、テストといえば、今月には歯科医師国家試験があります。
この歯科医師国家試験が難化し、資格試験から選抜試験に変化したことは、とても嘆かわしいことです。
歯科医師過剰からこのような制度を取ったのでしょうが、これは、古い人を守るだけで、今後優秀になるかもしれない「若い芽」を摘んでいます。この国家試験の制度を続ける限り、日本の歯科界自体に発展はないでしょう。
悲しいことに、今の若手歯科医師や歯科学生は希望がない(Hopelessな)人が多いのです。

一方で、とてもモチベーションの高い、学生も存在します。
彼らは、我々臨床家が参加しても難しいような研修に参加し、英語の論文もスラスラと抄読します。僕が学生の時とはえらい違いです(^^;
こういう学生を見ているとわくわくします。自分にとっても良い刺激になるものです。
私は、どんどんこんな優秀な学生に歯医者になってもらい、優秀な先生達と競いあいたいと思っています。
歯科界のレベルを上げ、盛り上げて行くことが、日本の「歯」を守り、美味しい食事ができ、生活の質(QOL)を上げていくことにつながると思っています。
平均寿命が高いことより、QOLが高いことが重要だと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歯科の分野3 ~歯周治療~

2010-01-06 02:03:29 | 歯科臨床
久々にこっちの記事も更新してみようと思います。

・歯周治療

実は歯科の分野で最も奥が深い分野だと思います。
それは、この分野の習得が最も難しいと私は考えているからです。
とにかく奥が深い。
この分野は幅広い科学的論拠に基づいた知識の習得と、オールマイティーな技術の習得が不可欠だからです。
補綴は、経験論が多いのに対し、歯周病の治療はランダム化された多数のデータによる科学的論拠が重要だからです。
全てを語ると本が1冊書けるくらいの大容量なので、治療内容について簡単に記載してみようと思います。

まず、歯科治療の内容の基本は以下の3本柱です。
①一次医療(予防)・・Sc、PMTC、等
②二次医療(治療)・・むし歯、歯周病等の処置(悪いものを取る、簡単な修復)
③三次医療(機能回復)・・・・入れ歯、ブリッジ等の歯を入れる処置
ここに審美を入れ、4本柱で考える方法もあります。

簡略にまとめると
・一次医療は予防
・二次医療は補綴前処置
・三次医療は補綴です。

歯周治療をこの分野でどこに属するのか??
というと、一次医療の分野も、二次医療の分野にも属すると思っています。
それは、予防であり、かつ、補綴前処置である。ということです
歯周補綴なんて用語も使われていますので、補綴にも属するのでは?
とも思っています。

歯科の分野で比較的独立している、矯正治療も歯周治療の一環で行われることは非常に多いのです。
実際に歯周病の患者さんで、矯正治療が必要な方は多数です。
歯周治療は総合的な歯科治療そのものと言っても過言ではないと思っています。

歯周治療を簡単に分類すると、検査、基本治療、外科治療となります。
・歯周検査
歯周ポケット、出血、動揺度、PCR、細菌検査、CAL、分岐部病変の分類、付着歯肉の幅、など、多くのデータを採取します。

・歯周基本治療
ここがとても範囲が広く、動機付け、ブラッシング指導、スケーリング、ルートプレーニングの他にも、むし歯処置、歯内療法、咬合調整、保存不可能歯の抜歯、矯正治療、不良補綴物の除去、バイトアップ、急性炎症の除去、など。
とにかくここで歯科全体に及ぶ分野が登場します。
歯周基本治療はとても奥が深いのです。
つまり、ここでは歯科の全ての分野の知識、技術が必要不可欠なのです。

・歯周外科治療
歯周基本治療で治癒しない時、あるいは治癒が見込めない時でかつ、抜歯を行わない歯に適応する治療方法です。
①切除療法
②再生療法
③形成外科
と分けています。ここは後ほど詳しく記載したいと思います。

私の中でむし歯の治療や、予防、補綴治療は、ある程度の結論が出ているのに対し、歯周病の治療に関しては技術も知識もまだ習得中で完全な結論はまだ先になりそうです。ひたすら論文で良いデータの出た治療法を選択して行っていき、結果が悪い時はその原因を考察する。そして修正する。
歯医者さんに一生勉強が必要なのは、この歯周病の治療があるからだと思います。いかにして歯を保存させるか??機能させるか??長く持たせるか??
は、論文による科学的論拠と実際の経験をふまえ、仕事を続ける限り研究していかなくてはいけないのだと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年いっぱいで

2009-12-31 20:01:41 | 日記
嗚呼、撤退しちゃうんですね。
僕は好きだったのですが。
あの特徴的なバンズ、結構食べやすかったですよね。

最後だからって行列凄すぎです。
無くなるとわかると人は貴重に思うのでしょう。
そういう私も同じなんですが・・・(^^;

だからあえて私はスルーしました。

年越しはやはり「おそば」といきたいものです。

2009年もあとわずか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時の旅人

2009-12-18 00:14:26 | 日記
時の旅人


仕事帰りにJ-WAVEで流れた曲です。
久々に聴いたのですが、久々すぎて感動でした。
もう17年前になるでしょうか。
中学2年生の時の文化祭の合唱コンクールの自由曲として練習しました。
僕は中学1年~3年生まで伴奏でしたのであまり合唱には加わりませんでしたが、
純粋な気持ちでひた向きな練習を全員一致で行ってたのを覚えています。
ソプラノ、アルト、テノール、バス。
この曲は四重奏ではなく、三重奏だったと思います。

早いもので今年もあと2週間を切りました。
1年を振り返るついでにはるか後ろを振り返ってみるのも
たまには悪くないと思いました。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宝くじ

2009-12-15 22:57:08 | 日記
有楽町の駅前の宝くじ売り場です。
『ここから1等が出ました』
とのことで、超行列でした。

15分並んで私も一枚買いました。

宝くじは1枚300円。
期待値は140円前後と言われています。
だからこの宝くじ、売る側は全部売り切れば倍以上になって返ってくるのです。
もっと数値を高くしてもいいと思うのですが(^^;
そんなわけで期待値で考えると儲かるわけがないのです。
ですが、宝くじって買うとなんかわくわくしちゃいます。
そう、たった一枚でも。
140円の期待値で宝くじを買う人はいないと思います。
買う人は一度くらい『~億円当たったらどうしよう?』
と想像を膨らませるはずです。
ま、想像というよりは妄想なのですが(^^;
よく、『夢を買う』なんてことを聞きます。
こうしてわくわくできただけでも満足ですが、年末の当選発表を待ちましょう。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甘いもの

2009-12-09 15:29:24 | 日記
食後にデザートを食べられる機会って本当に多いと思います。
甘いものは別腹。なんて良く聞きますよね(^^)

私も甘いものが大好きです。

最近はランチで『ざるそば』をよく食べています。
今回はそば御膳のデザート、『そばようかん』を食べました。
程よい甘さで後を引く絶妙な味わいでした。
私個人の意見としては、付属のアイスクリームは味が濃くなり必要なかったかなと。

甘いものを食べていつも思うことですが、大地の作る甘味に勝る甘味を摂取してはいけないと思います。

最近は人工甘味料の進歩がすごいものがありますが、私はこんな素朴な甘味が好きです。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラ・カンパネラ

2009-12-06 19:51:25 | 日記
ラ・カンパネラ


僕の好きなピアノの曲です。
この曲は僕がピアノを始めて14年が経った18歳の時、集大成として練習を始めました。
原曲を聴いた時、鳥肌が立つくらい身震いしたのが練習しようと思ったきっかけです。

しかし、この曲は完成できませんでした。
というより不可能だったのです。
・2オクターブにわたる右手の跳躍の技巧
・トリルと1オクターブ下のレ♯音の交互の連打
動画の動きを見てみると、とても人間業とは思えません(^^;


ラ・カンパネラはフランツ・リストが作曲した6曲から成る『パガニーニによる大練習曲』 の第3番嬰ト短調 Allegretto 。カンパネラとはイタリア語で「鐘」を意味します。
絶え間無く鳴り続けるレ♯音が『鐘』の音の響きを表現しそして、右手の親指と人差し指の連打が鐘の音をきらびやかに表現してくれるのです。

このリスト。ピアノの魔術師と呼ばれたくらいで、作曲家としてよりもむしろピアニストとして超一流でした。、
この曲が完成されるのに20年。作曲家へと転身しました。
そして私も今年、勤務医、研究医から開業医へと転身しました。

そんな思い入れの深い曲です。
さて、弾けるようになる日は来るでしょうか??
弾けるようになった時、また新しく転身しているのでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラバーダム防湿法3

2009-12-02 16:21:07 | 歯科臨床
1でクランプのかけ方。
2でむし歯の処置について記載しました。
今回は隣接面の歯冠修復について述べたいと思います。

むし歯の処置→修復の流れですが、
1、むし歯の除去、歯髄の保護
2、人工エナメル質の付与
3、防湿、複雑窩洞の単純化
3、歯冠修復
の流れで行います。
C2は、処置後に象牙質が露出します。
象牙質はエナメル質に比べ弱い組織なので人工的にエナメル質を補強してあげる必要があるのです。
今回はパナビアというフッ素徐放性のあるレジンセメントを用いました。
その後は象牙質色、をフローで、エナメル色をペーストで築成していくと完成です。

この治療で最も難しいのは何と言おうと防湿がしっかりできるかどうか?なのです。
ラバーが歯肉溝にしっかりと食い込まないと防湿はできません。
防湿が完全だと歯が乾くため、色が微妙に変化します。
なので、色あわせも非常に難しいのです。

パロデントという特殊なクランプをかけ、隣接面にコンタクトを付与します。
このコンタクトの付与も難しい操作です。
この特殊クランプで歯間離開を行うのですが、強すぎだと歯周靭帯への影響、弱すぎだと隙間ができます。
程よい離開ができてはじめで単純化できるのです。

ここまでが、わりと複雑な過程で、あとの修復はそんなに難しいものではありません。
この操作が難しいので、インレーによる間接法が多いのです。
この操作は、ラバーダムが出来ない時は行いません。
それは、隣接面の封鎖が不可能だからです。

『処置よりも前処置』

歯科の分野に関わらず、すべての分野に共通することだと思います。
綿密な基本設計なしに完成度の高い工程は不可能なのです。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゆず 虹 【PV】

2009-11-23 14:49:11 | 日記
ゆず 虹 【PV】


いい曲ですね♪
元気が出ます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする