長い間臨床を行っていると、色々と珍しいことを発見することがあります。
写真は上顎右側第一大臼歯の感染根管処置のものです。
上顎および下顎の大臼歯は、教科書的には根管が3~4本です。
この写真では6根管あります。
メジャーな4根管であるMB1根、MB2根、D根、P根は発見できると思います。
さらに、D根とP根の間に1根管。
MB2根とP根の間に1根管発見しました。
根管は前歯ほどまっすぐで本数が少なく、奥歯になるにつれ、根管が複雑な形態となり、さらに本数が増えます。
お口の中は奥のほうが狭いので、治療の難度はグンと上がるのです。
3~4根管でも治療は大変ですが、今回はその倍です。
非常にコクのある根管治療でした(^^;
さて、これらの根管は治療中に拡大鏡を使っていたため発見することができました。つまりです、普段は拡大鏡を使わないこともあるので、発見できないこともあるわけです。
我々の治療は、あくまで「肉眼で見える範囲の治療」なのだということを痛感した治療でした。
100%の治療が出来たとしても、治療の成功率は絶対に100%にはならないのです。
だからこそ、失敗した時のことも考え、リペアが利く治療を心がけておく必要があるのです。
治療の成功率を上げることと、再治療がしやすいようにすることは我々歯医者にとって永遠のテーマなのです。
写真は上顎右側第一大臼歯の感染根管処置のものです。
上顎および下顎の大臼歯は、教科書的には根管が3~4本です。
この写真では6根管あります。
メジャーな4根管であるMB1根、MB2根、D根、P根は発見できると思います。
さらに、D根とP根の間に1根管。
MB2根とP根の間に1根管発見しました。
根管は前歯ほどまっすぐで本数が少なく、奥歯になるにつれ、根管が複雑な形態となり、さらに本数が増えます。
お口の中は奥のほうが狭いので、治療の難度はグンと上がるのです。
3~4根管でも治療は大変ですが、今回はその倍です。
非常にコクのある根管治療でした(^^;
さて、これらの根管は治療中に拡大鏡を使っていたため発見することができました。つまりです、普段は拡大鏡を使わないこともあるので、発見できないこともあるわけです。
我々の治療は、あくまで「肉眼で見える範囲の治療」なのだということを痛感した治療でした。
100%の治療が出来たとしても、治療の成功率は絶対に100%にはならないのです。
だからこそ、失敗した時のことも考え、リペアが利く治療を心がけておく必要があるのです。
治療の成功率を上げることと、再治療がしやすいようにすることは我々歯医者にとって永遠のテーマなのです。