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内外行動日記です。blog復帰しました^ ^

Esthetic Forum2009 1日目

2009-08-12 18:17:35 | 歯科臨床
8月8日、9日の土日を使ってセミナーに参加してきました。
ノーベルバイオケア社の開催する

『Esthetic Forum2009』

です。
ノーベルバイオケア社は日本、世界でもシェアがナンバー1のインプラントのメーカーです。携帯電話でいうならばNTT DoCoMoみたいなものです。
よってセミナーを開く先生方も有名な先生方ばかり。

8日はハンズオンを主体に、スピーディーグルービーのアドバンスコースと、All-On-4を受講しました。

スピーディーはもうすでに実践していますが、All-On-4は未経験です。
All-On-4はポルトガルのマロー先生の考案で、4本のインプラント体で12歯もの補綴物を支える大技ともいえる手技です。
下顎では、オトガイ孔を、上顎では上顎洞を避け、30~45°の傾斜埋入を行い、その日にアバットとテンポラリーが入ります。

要するにオペの日に仮歯が入るのです。
これは、「下顎では3ヶ月、上顎では6ヶ月、骨の無い所はグラフトを行う」というインプラントの性質を大きく覆すものです。
All-On-4のコンセプトは、
・グラフトレス
・即日機能
です。

インプラントの歴史が日本で50年と仮定すると、ここ10年の流れとしては、
「いかに早く機能させるか。」
に焦点がおかれているようです。
いわゆる「イミディエートローディング」なのですが、患者さんのニーズが、
早く咬めるようになりたいという点にあるからだと思われます。
当然といえば当然ですが。

だからこそ、最近は各メーカーも、いかに早くインテグレーションするか?
というインプラントの表面性状に重点がおかれてきたのだと思います。

インプラントの表面を疎にすれば、骨との結合は早まります。
が、インプラント周囲炎が起きた時それらは牙を向くのです。

それを考えると、昔のインプラントの性状である機械研磨は、取り外しやすく、再治療しやすい点からも、見直されてきているといえます。

All-On-4
積極的に行おうとは思いませんが、治療のオプションとして、取り入れてみる価値は大いにあると思われます。




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