左はケース付DVDーRW、右はデータ用スピンドルCD-Rで購入
記憶メディア(媒体)の寿命
このところ偶然にも複数の方々から類似の質問を受けましたので、きょうはその回答をまとめて投稿します。
実は、そのような問題より、似たものが沢山あってどれを買って良いか判らない人の方が多いようです。殆どの場合は読み書き速度の問題です。安い製品は殆ど古いタイプのもので、新しいPCの能力が引き出せないものが多いです。安物買いの銭失いです。
記憶メディア(媒体)にも以下に述べるようにいろいろあります。PPCで使われるメディアには、本体内の記憶装置で使われるHDDやSSDの他にそれらを外付けタイプにしたものや、ポータブル(携帯)性を重視した下記のような外部メディアがあります。
PCの寿命そのものは、概ね5、6年と言われています。多くはOS(例えば、Windows など)のバージョンアップやこれら記憶装置の老化で決まってきます。OSとCPUの古さを除けば、使用頻度にもよりますが丁寧に正しい使い方をしていれば、10年以上でも快適に使用することは可能です。
ところが、以下のように外部メディアはそうでないものもあります。
USBメモリーやSDカードなど電子媒体の寿命
古い時代のものは数年でしたが、その後材料も含めて品質や書き込み技術(記憶方式の変更、ウェアレベリングなど)の向上により長くなり、最近では3~5年、品質の良いものは10年以上と言われています。
書き込み技術も、SLC(シングルレベルセル)、MLC(マルチレベルセル)、TLC(トリプルレベルセル)などいろいろあります。 (ご興味のある方は、ご自分で調べてみてください。)
古い時代のものは数年でしたが、その後材料も含めて品質や書き込み技術(記憶方式の変更、ウェアレベリングなど)の向上により長くなり、最近では3~5年、品質の良いものは10年以上と言われています。
書き込み技術も、SLC(シングルレベルセル)、MLC(マルチレベルセル)、TLC(トリプルレベルセル)などいろいろあります。 (ご興味のある方は、ご自分で調べてみてください。)
一方で、CDやDVDなどと同様に読み書きの回数の問題もあり、高いものだからと言っても、仕様を詳しくチェックしないと必ずしも長期に保存できる保証はありません。
外国製(特に中国製に多い)の安いものは、それなりに品質(材質・仕様≒性能)を落としたものが非常に多いので注意が必要です。
基本的に、ノンブランド(メーカー・販売者が無記載のもの)やノベルティ(一例として販促品)は使わないことです。
生産国が中国であっても、日本のブランドメーカーの管理下にある正規品であれば、先ずは安心して利用できます。
記憶方式による回数で言えば、SLC:50,000~100,000回、MLC:10,000~30,000回、TLC:300~1,000回程度でしょう。
外国製(特に中国製に多い)の安いものは、それなりに品質(材質・仕様≒性能)を落としたものが非常に多いので注意が必要です。
基本的に、ノンブランド(メーカー・販売者が無記載のもの)やノベルティ(一例として販促品)は使わないことです。
生産国が中国であっても、日本のブランドメーカーの管理下にある正規品であれば、先ずは安心して利用できます。
記憶方式による回数で言えば、SLC:50,000~100,000回、MLC:10,000~30,000回、TLC:300~1,000回程度でしょう。
この画像は以前にアップしたものですが、自分で Youtube などからダウンロードして音楽CDを制作するので、実はこの1.5倍位あります。自分の書斎には入らないので紫陽花の書棚にスペースを借りています。
CD・DVDなどの光学メディア(媒体)の寿命
大雑把に言ってDVD・CDの類は、一般市販品で約30年、記録専用媒体で約10年とみておけば先ず間違いはないでしょう。
と言うことは、それ以上保管したかったら必要に応じて適当な時期に複製(コピー)を作成しておくことです。
市販の音楽CDなども、有償と無償を問わず他人に譲渡しない、私用(家族内)であれば、1回コピーする程度は著作権法による複製として認められています。他人に利用させれば、著作権に触れることになりますのでご注意。
以下はメディアの種類と書き込み回数と寿命を比較したものです。
大雑把に言ってDVD・CDの類は、一般市販品で約30年、記録専用媒体で約10年とみておけば先ず間違いはないでしょう。
と言うことは、それ以上保管したかったら必要に応じて適当な時期に複製(コピー)を作成しておくことです。
市販の音楽CDなども、有償と無償を問わず他人に譲渡しない、私用(家族内)であれば、1回コピーする程度は著作権法による複製として認められています。他人に利用させれば、著作権に触れることになりますのでご注意。
以下はメディアの種類と書き込み回数と寿命を比較したものです。
CD・DVD の長期保存のための注意
1.直射日光(特に紫外線は厳禁)を避けた冷暗所
2.高温・多湿な環境を避ける
3.DVDケースなどに入れて保管、紙カバーなどでは立てて保管
4. 汚れを取り除く場合、メガネ・レンズ拭き用クロスを使用。ティッシュは厳禁
なお、USBメモリーやSDカードの保管では、以下のような注意が必要です。
1.電磁場のある所(電子レンジ、電磁調理気器、パソコン、他)に置かない
2.高温・多湿な環境を避ける
3.ホコリのある所に置かない(内部にホコリが入ると、正常な動作ができなくなる)
1.直射日光(特に紫外線は厳禁)を避けた冷暗所
2.高温・多湿な環境を避ける
3.DVDケースなどに入れて保管、紙カバーなどでは立てて保管
4. 汚れを取り除く場合、メガネ・レンズ拭き用クロスを使用。ティッシュは厳禁
なお、USBメモリーやSDカードの保管では、以下のような注意が必要です。
1.電磁場のある所(電子レンジ、電磁調理気器、パソコン、他)に置かない
2.高温・多湿な環境を避ける
3.ホコリのある所に置かない(内部にホコリが入ると、正常な動作ができなくなる)
つまり、いずれも化学的障害、物理的障害、生物化学的障害から守るという原則に立って使用・保管することです。
オマケのエピソード
昔、まだUSBメモリースロット(挿し込み口)がやっとPCに付属し始めた頃、USBメモリーがとても高かった時代に、いまでもそうですが、正規の取外し手段を忘れたため、買ったばかりのメモリーが一瞬で壊れ万札が消えて行ったことがあります。
悲しかったですね。当時の自分のお小遣いの半分以上だったかな?
噂には聞いていましたが、壊れたメモリーを分解して調べたら、いまでいうMicroSDカードが差し込んであり、容量変更はそのカードの差し替えで行っていたようです。
いかにも中国がやりそうな手抜き(良く言えばラクをする発想)で、頭は使いようだと自称発明家の highdyも感心するアイディアでした。
いかにも中国がやりそうな手抜き(良く言えばラクをする発想)で、頭は使いようだと自称発明家の highdyも感心するアイディアでした。
お詫び:
電子(記録)媒体(もっと正しく表現すれば、「半導体記録媒体」)のことを電磁(記録)媒体と間違って表現していました。
読者のご指摘により、訂正します。(12月5日22:00)
ちなみに、電磁記憶(記録)媒体は昔の録音テープのようなものを言います。
このほか、最近は殆ど無くなりました(highdyはいまも持っていますが・・・)が、MO(光磁気ディスク)ような「光学磁気媒体」もあります。
このほか、最近は殆ど無くなりました(highdyはいまも持っていますが・・・)が、MO(光磁気ディスク)ような「光学磁気媒体」もあります。
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スマホでどうぞ
思い出してPCに挿してみるとまだどうもなっていませんでした。
その他のUSBもまだ作動どうもなっていませんから結構長持ちしています。
生徒さんに資料を配布するためUSBは沢山買いましたが、最近はZoomやライン、メールで配布するため出番は殆どなくなりました。
いますので、あまりデータに保存や保管は苦にしていません
そのデータがどこにどのように保管されているのかは
判りませんが、たまに10年前のデータを引き出すと
簡単に確実に保管されています。
本当はこれだけでもいけないのでしょうが・・今の私は
この程度です。職場はそのほかに幾つかのガードを
兼て分散保管しているはずです。
何にでも寿命はあるのですから、当然なのでしょうが、やはり短いのか、というのが実感です。
でも、もう何十年もあとがあるわけではありませんから、これでいいのかとも(^.^)
入力ミスと思いますが念のためお知らせします。
イクラ さんもそうでしたか? 昔はUSBメモリーも高かったので、それこそ断腸の思いの出費でした。
余程のものでない限り、簡単には記録がなくなってしまうことはないようですね。
私も30年近く前のCD-RのCADデータをたまに読んでみますが、問題なく使えるようです。
最近は無料でできるものがいろいろあり、便利な世の中になりました。
昨日は著作権フリーのBGM(磁気テープ)を沢山持っているので、電子ファイル化しようとカセットに入れて回したら、リールからテープの端の接着がとれているものが多く諦めました。
分解してセロテープでもつければ、使えないことはないのですが・・・。
昔は、現代のようにセキュリティが厳しくなくて、問題が起こることも少なかったのですが、いまは個人情報の流出問題が多く、また、それを悪用する輩がいて大変になっています。
ハッカーたちも、個人を狙うより組織を狙った方が利益につながりやすいので、企業の守備も大変になりましたね。
紙媒体だと「広辞苑」や各種図鑑・百科事典は大変なボリュームになりますが、DVDなどに納めれば大変コンパクトになってしまいます。
電子辞書が沢山出回っていますが、1台あれば書棚がとても小さくなってしまいます。
仰る通り、人生の残り長さを考えると、もうあまり長く記録を残す必要も無いような気がします。
後世の方からは、残しておいて欲しいものもあるでしょうが・・・。
いつもありがとうございます。
お恥ずかしながら、またまた「うっかり」をやってしまいました。早く書き終わろうと、落ち着いて読み直していないので、いつも数日経過して気づき「テニオハ」その他を修正しています。
ご指摘ありがとうございました。これからも宜しくお願いしますね。