暫くは快調でしたが・・・
一昨日、家庭菜園で共同管理している「井戸の手押しポンプが重くて女性では使えません!」と紫陽花からヘルプ要請。
約300坪(992㎡)の畑を9人で耕作しているそうですが、我が家の管理分は3か所で約50坪(165㎡)です。2人を除いては高齢者ばかり、それも80歳前後の人が多いので水を自宅など遠くから運ぶとなると、大変な騒ぎになります。
緊急を要するということで、昨日一応分解して組み直しましたが、やはり問題視していたピストンロッド部が壊れました。原因は錆と摩耗です。
約300坪(992㎡)の畑を9人で耕作しているそうですが、我が家の管理分は3か所で約50坪(165㎡)です。2人を除いては高齢者ばかり、それも80歳前後の人が多いので水を自宅など遠くから運ぶとなると、大変な騒ぎになります。
緊急を要するということで、昨日一応分解して組み直しましたが、やはり問題視していたピストンロッド部が壊れました。原因は錆と摩耗です。
この種のポンプの分解は初めてですが、プラントエンジニアは多種類の機械の構造や原理を知っており取り扱うことができます。薬品工場や食品工場の設計に比べれば、サイコロを振るレベルの仕事です。
部品専門店を発見!
一昨日よりネットで探しましたが当該ポンプメーカーに尋ねたところ、自社では製作していないそうでメーカーは教えてもらえませんでした。同社の純正部品はネット上では見つからず、類似メーカーに互換性を尋ねても「使えないでしょう」とのこと。
数時間探して、やっと名古屋に部品専門店を見つけ出し、昨日の朝電話で確認、純正品より良いものをネット価格より安く、且つ送料(700円)も無料で送っていただくことになりました。
一般的にこの種のポンプは鋳物製の32型と35型というものがあり、いまなお5社程度メーカーがありますが、寸法が若干異なるくらいで構造などは殆ど同じです。ただ最近は改良されたものやステンレス製が多くなりました。
早速本日午前中に届いたので、感謝の意を込めて直ちにPCから振込みしておき、午後から再度分解修理作業に着手。
何10年も屋外使用なので・・・
とにかく、あちこち鉄錆が酷く、ケース内の錆でピストンが痛み、
ピストンに付属する弁もロッドも配管と本体の間に位置する特殊ガスケット(パッキン)も錆でガチガチ。
分解して本体ケース内の錆を落として滑らかにして、ピストン玉を入れました。旧製品に比べシール部は上掲の写真のように柿渋を利用した「なめし革」が使われており、とても安全でしっかりしたものです。
台座の木材(厚み50mm)は昨日製作して、仮組みしておいたのできょうは本体のみのメンテナンスです。かかった費用はステンレス製のボルトや座金、ピストン(皮付木玉のこと:弁、シールリング付き)及びロッドセットなどざっと1万円、マンパワーはボランティアです。
それでも、新品のポンプを購入すると3~5万円で、ステンレス製だと1.5倍になります。もっとも、安いものはちょっと怪しいですが2.5万円からあります。
それでも、新品のポンプを購入すると3~5万円で、ステンレス製だと1.5倍になります。もっとも、安いものはちょっと怪しいですが2.5万円からあります。
無事修理が終わって、試運転してみると highdy なら人差し指1本で動きます。これまでは女性は全体重をかけてやっと押せていたのですから、随分ラクになったものです。
大活躍したのが、いつもこのブログに登場する非常用電源です。時々 highdy の部屋(書斎には、太陽光で無料充電する一般バッテリーと別の非常用電源があり、寝室にも同様の非常用電源が置いてあります。)に滞在してもらって、自作の太陽光発電装置で充電して緊急時に備えています。
記事の保存には、画面上で右クリック → 印刷 → PDFに保存
することにより、すべてのリンクも活用できます。
することにより、すべてのリンクも活用できます。
スマホでどうぞ
中々年季の入った手押しポンプですね~
実家にも昔井戸があって手押しポンプありました
実家建替えたとき無くなりましたが。
スイカ冷やすイメージがありますね~
良い部品が見つかりよかったですね~
壊れたのは一番中枢の部分だったのですね~
安く出来たので喜ばれたことでしょうね~
いつもありがとうございます。
このポンプは何10年も屋外で風雨に曝(さら)されていましたから、
よく頑張っていたと思います。
昨年処分した私の実家にも、私が中学生の頃に親父と2人で掘った釣瓶
(つるべ)式の井戸があり、夏はスイカやメロンを冷やしていました。
そのうち氷式の大型冷蔵庫が入り、高校生の頃には、電気冷蔵庫も
仲間入りして使う頻度も減りましたが、私が社会人になった頃には投げ
込み式電動ポンプにして、庭の散水や洗車に利用していました。
いまは、懐かしい思い出です。
の井戸がありましたが、いつの間にか本家の姉さんが
業者に依頼して撤去したようです。その昔は飲料水
に使っていて、水道や下水が配備されますと次第に
利用が減少して・・利用が減りますと、なぜか壊れて
何年も赤さびていました。今でも活躍・・素晴らし
い事です。羨ましいですね~ highdyさんの管理
能力には目を見張るものがあります。
地震の場合には、地下水路が変わってしまってダメなことがあるかも知れ
ませんが、それ以外の断水時には何かと役に立つものだと思います。
昔の農家は小川の近くに畑を耕していました。最近は近くに川がなくても、
井戸を掘り、労力を惜しんで電動ポンプが多くなっています。
川から引水できない田んぼなどでは、井戸から汲み上げて稲を植えています。
住宅地から離れた家庭菜園では田んぼほどの水は不要にしても、水の配送が
大変なので、井戸を設置して共同管理するところが増えています。