紫外線って何?
ひと口に紫外線(ultraviolet:通常UVと略す)と言っても、大別してUV-A、UV-B、UV-Cの3種類あります。
ひと口に紫外線(ultraviolet:通常UVと略す)と言っても、大別してUV-A、UV-B、UV-Cの3種類あります。
太陽光線には、可視光線だけでなく紫外線・赤外線など広い範囲の電磁波が含まれています。その中で紫外線に関しては、地球を保護するオゾン層により、UV-Bの一部と短波長のUV-Cは殆どが吸収され、地表に到達するのは比較的波長の長いUV-AとUV-Bの一部でUV-Aが圧倒的に多いのです。
UV-Aは 太陽光の約 5.6%、UV-Bはその約1/10程度が地上に降り注ぎ、UV-A はガラスを透過しますが、UV-Bはガラスを殆ど透過できません。
人体に悪影響を及ぼすと言われている紫外線の波長は、320nm以下の短波長のもの(UV-B、UV-C)です。
赤外線が熱的な作用を及ぼすことが多く熱線と言われるのに対し、紫外線は化学的な作用が著しいことから化学線とも呼ばれる所以です。
どんな特徴あるの?
紫外線の特徴をザックリまとめると、以下のようになります。
紫外線の特徴をザックリまとめると、以下のようになります。
有効作用:生体に対しての血行や新陳代謝の促進、ビタミンDの合成、皮膚抵抗力の亢(昂)進、殺菌作用
有害作用:皮膚の色素沈着、DNA損傷、多種類の眼炎、紅斑(感染症による皮膚の病気)、皮膚がんなど
紫外線総量は5月が最大ですが、実際には日本では真夏に上空のオゾン層が減少するため、最も紫外線量が多くなるのは8月になります。
最近の乗用車は殆どが UV対策をしていますが、目の弱い欧米人やスポーツ、特に、夏の海水浴や雪から約80%と反射率の高い冬のスキーなどはサングラスなどの対応が必要です。
もう少し種類別にみると・・・
適度に利用をしないと・・・
上記のような特徴があり、日焼けサロンや夏の海で素肌にあたり過ぎるとシミやそばかすの原因になり、皮膚が老化してくると元には戻りません。年をとると醜い肌になってしまいます。紫外線アレルギー(光線過敏症 や日光アレルギーとも呼ばれる) の方は特に注意が必要で、人によっては遺伝子(DNA)損傷による皮膚がん発症の原因にもなります。
コロナ(COVID-19 )にも効くの?
UV-C光線(殺菌ライト)は、強力なオゾン(O3)を発生させます。
オゾンは3つの酸素原子からなる酸素の同素体で、腐食性が高く、生臭い独特の刺激臭を持つ有毒な気体です。フッ素に次ぐ強い酸化力を持つ活性酸素の一つであるため、高濃度では猛毒になります。
オゾンは、医療においてヒトのみならず獣医学でも数々の有効性が認められています。オゾン水手洗い機(医薬品医療機器等法の適用)も一般に使われています。
コロナウイルスは、エアゾル(空気中に漂う微細な粒子 )でも3時間は生き続ける厄介者ですが、何かに付着すると急激に生存率があがり、殺菌効果のある銅でも約4時間になります。ステンレスやプラスティックになると数日間生き延びます。
コロナウイルスは、エアゾル(空気中に漂う微細な粒子 )でも3時間は生き続ける厄介者ですが、何かに付着すると急激に生存率があがり、殺菌効果のある銅でも約4時間になります。ステンレスやプラスティックになると数日間生き延びます。
一般的に温度が高く(80以上)なると死滅します。が、このオゾンにも極めて弱いので、有効に利用すべきです。
従い、殺菌灯はとても有効な不活性化手段になります。
従い、殺菌灯はとても有効な不活性化手段になります。
本日もご来訪いただきありがとうございました。
皆様の ポチッ! に心から感謝します。
私達はオゾン層のお陰で多くの有害な紫外線を受けずに暮らしていける・・ということが再確認され、オゾン層を破壊するようなものを除去すべきということもよくわかりました。
そのオゾンについての功罪もあるのですね。
人間は賢くやはりこれら紫外線、オゾンなどについてもさらなる有効活用に期待したいですね。
家庭でも置き型があれば安心ですね
家に置きたいです
C とVは隣同士でした^^;;
宇宙は素晴らしく良くできています。ありがたいですね。
その宇宙を人類は汚し続けています。「スペースデブリ」と呼ばれる「宇宙ゴミ」問題が起きています。宇宙にある人工衛星はおよそ1,400基、ロケットなどの残骸で10cmを超えるものは2万3000個以上と言われています。
小さいものはそのうち地球の引力に引かれ、大気圏に落下して燃え尽きてしまうでしょうが、大きいものは隕石同様何処に降って来るか判りません。
とても怖い話です。早く清掃する必要が迫っています。
人類は地球の限られた資源を大切にするとともに、地球環境を汚さない・壊さない努力が必要になっています。
ウイルス殺菌に「紫外線ランプ」を利用すことも大変有効な手段です。
家庭用 UV ランプの価格も1,000円余りから高価なものは10万円以上と様々です。
上手く利用すれば、とても役立つものですが、取り扱いには十分な知識を持たないと思わぬ弊害も起こることがあります。
ネット上には沢山の情報がありますので、大いに活用しましょう!
紫外、可視、赤外、あるいは近紫外、遠紫外、近赤外、遠赤外(近い遠いは可視光に対して)という表現はしますが、最終的には○○nmの光というように波長で表現する事がほとんどです。
UV-A、B、Cは医学関係の誰かが言い出した言葉のようです。
人体に影響する波長範囲で区分けしたらしいですが医学以外の研究者、技術者で使っている人はいないと思います。
一般の人がわかりやすければ何でも良いわけですが...。
こだわり過ぎでしょうか。
そうですね。確かに一般の方には「ナノm」では馴染みがなく、ピンと来ないので分りづらいかも知れません。
恐らく分り易いので単に常用されているのでしょう。特に化粧品などはそうで、「UV・・・」という表現が多いですね。
医学でも研究者はナノmで話をしますが、医者になると一般に分り易い言葉を使います。
天文学でも「紫外線探査・紫外線撮影」などと言い、それに「波長」の大きさを加えて利用します。
私が食品関連の設計をするときは、出力波長を指定した殺菌灯を要求していました。