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重い・遅い Windows10を速くする!(3)

2020年07月27日 | パソコン


仮想メモリーを増やそう! 低能力・HDD・4GB 以下で有効!
 仮想メモリー(ページファイル)とは、物理メモリが足りなくなってきた場合に、メモリーの内容を HDD や SSD に一時的に書き出し(スワップアウト)してメモリー不足を補う機能です。

(Windows XP の時代)からある方法ですが、どんなPCにでも有効とは限らず、メモリー4 GB以下のPCに有効な手段と言えるでしょう。
PCの性能にもよりますが、HDD と SSD では、そもそも 3~4 倍程度の速度性能差があります。従って、メモリの内容を HDD に書き出す(スワップアウト)行為が頻繁に続くと、逆にパソコンが重くなる原因にもなります。
ということは、無闇やたらに増やしても、逆効果の場合もあるということです。

どれだけ増やせばよいの?
 どの程度増やせばよいかに関しては、厳密にはきちんと計算すべきですが、4 GB以下のPCを買った方の半数以上は、実はPCに詳しくない方なのです。よってそのような計算法も失礼ですがでご存じでありません
ネット上で「仮想メモリー計算法」、「仮想メモリー サイズ 計算」などで検索すれば出てくると思います。が、ここでは取り敢えず、応急的にタスクマネージャーを見て目安をつけ、増強する方法でやってみましょう。
パソコンの動きが悪い時に、タスクマネージャーを起動し、メモリーのグラフをクリックすると、コミット済み」のところに X/Y GBと分数で容量が示されています
この X が現在必要な容量と考えます。
PCの遅い方は、当然あなたのPCのメモリー容量より大きい筈ですよね? 
PCが重い時のデータを何度か調べて、キャプチャーしておきましょう。

えっ! グラフアレルギー?
 タスクマネージャーのグラフを見て、アレルギーを起こしているそこのあなた~!
決して難しくありません。使い方は、昨日のコメント欄をご覧ください。
私の教室の受講生は、皆様そのグラフを見てPCの「健康管理」に配慮されています。
あなたのPCのために、じっくり読んで対処してください。

何処に設けたらいいの? 私、機械音痴なの!
 ソフト的に付けるだけなので、機械を知らなくても、文字が打てれば大丈夫です!
理想的にはシステム(一般的にはCドライブ)のあるドライブで、他のドライブにすると、シークタイム(読み書きの時間)が長くなります。しかし、遅すぎたりフリーズすることを考えると、贅沢なことはやめ他のドライブにします。
Cドライブに置かない理由は、PCのトラブルでCドライブを初期化すると、それらのデータはすべて消えてしまいます。
C、D など複数のドライブがある場合、Cドライブはページファイリング無しに設定し、必ずDドライブなどの他のドライブにページングファイルを設定します。それによりシステムの安定とともに、 Cドライブの容量の節約ができます。

システムのあるドライブには、原則的にデータを置かないことです。作業後は速やかに所定の場所(Dドライブや外部メディア)に整理しましょう。Microsoft Office などでは便宜上デフォルトで、 Cドライブのドキュメントに保存するようになっていますが、できれば初めて保存するときから他のドライブに保存すべきです。何故ならPCのトラブルでCドライブを初期化すると、それらのデータはすべて消えてしまいます。大切なデータ絶対にシステムのあるドライブに置かないでください。また、基本的にシステムのあるドライブでは、常に15%以上の空き容量を確保するようにしましょう!)

設定の方法
 スタートボタンを右クリック → システム → (右カラムの下部)システム情報 



→ (同図左カラム)システムの詳細設定 → システムのプロパティ → 詳細設定 → 設定 → パフォーマンスオプション → 詳細設定 → プログラムチェックがあることを確認)→ 変更

  

仮想メモリ → 一番上の[](チェックを外す→ ドライブ(ここでは、Dドライブのある方はDドライブ(D:)、無い人はそのまま → 「カスタムサイズ」を選択
→ 数値入力必ず初期サイズと最大サイズは同じ数値)

 入れる数値は、不足メモリー量(例:2.2GBの場合、「2500」程度、「3000~4000」以下を目途に入力、断片化防止のため、必ず初期サイズと最大サイズは同じ数値を入力してください。) → 入力後に 設定 → [OK] 以上で完了です。
(ディスク容量があるからと、大きな数値を入れても無駄です。逆に遅くなりますのでご注意!

   仮想メモリーの設定画面
 

再起動の警告(右上図)画面が出ますので、再起動すれば反映されます。

 仮想メモリ(ページファイル)を正しく設定してもパソコンが重くなる場合は、少し増やしてみてくださいそれでも不足の場合は、物理メモリの増設(一般の方は 8GBで十分)を考える必要があります





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本日もご来訪いただきありがとうございました。

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5 コメント

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いつか時間のある時にでも・・・ (fumiel-shima)
2020-07-28 18:19:47
先ず昨日の記事のことですが・・・
私もパソコンを始めたのはかなり前ですが、最初に理系率の社員に教えてもらったのはデーター保存はDドライブに…ということでした。

昨日のご説明に従って『思い・遅いWindows10を速くする!(3)』を
古い方のPC(4GB)でやってみました。
「仮想メモリ」までたどり、一番上のチェックを外すとCドライブは右側に青いベルト状に「システム管理」と表れDドライブの方は右側に「なし」と表示されました。

選択したドライブの空き容量に現れる数値(例=259461MB)でした。
この数値とカスタムサイズの初期サイズと最大サイズに入力する数値の関係が理解できないでそこで停止させて後日改めて・・ということにしてhighdyさんのごく時間のある時にでもお聞きしようと思っています。
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訂正です (fumiel-shima)
2020-07-28 18:22:16
すみません、先のコメントで「重い」を思いと書き間違えてしまいました。
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質問の意味が・・・ (highdy)
2020-07-28 19:26:43
fumiel-shima さん

 質問の意味が分かりづらいのですが、Dドライブの有無は?
もし、Dドライブの文字が出れば、あるように思えますが、あるとすれば、Cドライブ及びDドライブのそれぞれの容量は?
使用容量/空き容量に関係なく、合計容量は?(エクスプローラーで「PC]をクリックすれば、「デバイスとドライブ」の一覧が見え、その場で、各ドライブを右クリックすれば、容量が確認できる筈ですが・・・。

259.461GBは、Cのみ? C+Dですか?
私が書いている 3~4GB(入力数値は㎆換算で入れるので、3000~4000)と初期サイズと最大サイズとの関係は、259GBに対する3~4GBはとるに足らない小さなものです。全く気にすることはありません。仮に1500MB増やす場合は、初期、最大とも同じ値「1500」を入れます。

やたらと大きな数字を入れても、逆に遅くなるという意味は、1000坪の倉庫にタバコが2,3個あってもどこにあるか探すのが大変ですが、畳 2帖分の小さな倉庫では、直ぐに見つかりますよね。
だから、無駄過ぎるな容量を設定してはいけないということです。
もし、SSDであれば畳 8帖であっても探す時間はほぼ同じという意味です。

たまに、おられますがPCの使い方をご存知ない方は、Cドライブを目いっぱい使っておられて、Dドライブは買ったときのままの空っぽという方もいらっしゃいます。存在すら知らなかったと・・・。
多分どなたからも入門知識を教わらず、自分でも勉強されたことのない方だと思います。
もし、fumiel-shima さんのPCにDドライブがない場合は、パーティションで区切って、Dドライブを作成された方がいいでしょう。最近は、メーカーも安くするため、CドライブのみのPCが多いです。それに外付けドライブが昔の1/100に安くなっています。
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訂正 (highdy)
2020-07-28 19:29:58
無駄過ぎるな容量・・・「な」を消し忘れです。
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ありがとうございました。 (fumiel-shima)
2020-07-28 21:43:05
お忙しい中、早速ご回答いただきありがとうございました。
容量を得ない質問をしてしまいましたが、連絡いただいたことでおぼろげながらわかりかけてきた感じです。
再度最初からしっかりとやり直してみます。
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