[Alt]キー + [↓]を使った省力入力

受講生からの質問
　いつもお世話になっております。以前 [Alt] キーを使った便利な入力法を教わり大変重宝しております。コピペの利用に比べてとても簡単で早く入力でき助かっています。
しかし、数字の場合に上手く活用できると場合とそうでない場合があります。

使い方は間違っていない筈なのですが･･･。

highdy の回答
　パソコン（この場合は Excel） に正しく理解していない方が入力したドキュメントでは、形になっていれば（見栄が良ければ）いいという考えで使っています。数字でも「’」（アポストロフィー）をつければ文字扱いです。下記に詳しくその見分け方を書いていますのでご参考にしてください。
表計算アプリでは同じ列内に文字と数字を混在させないのが原則です。混在していると Sum 関数などを使って合計値を出す場合、数値に見えても文字列で入力されていると、そのデータは除外して自動計算をするので間違った結果が出るためです。

[解説]
　以下の表のような、セル C8 や D8 に既に入力したデータを入れたいとき、新たに打ち込まなくても以前説明した[Alt] + [↓] を使えば瞬時に入力できます。

注意しないといけないのは、
① 文字列と数字とが混在してはダメで、文字列のみに有効です。
② Alt 入力の場合は、直前まで連続した文字列を探してリストにしてくれますので、途中に空白セルがあると無効になり下から見て文字列が連続して入力されている必要があります。
③ 有効なのは列のみ、且つ下方向のみです。行方向では使えません！

見分け方
　下図の説明ですぐに理解できると思います。

数字の文字列が右寄せしてあると、数値と紛らわしく見た目では判りませんよね。

文字列か否かの見分け方は、見分けるセルをクリックし、図のようにシート上部に薄い空色に着色した部分（この部分を「数式バー」と言います）の先頭を確認してみてください。「’」があれば、数字に見えても文字列です。

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