カウンセリングを行うに当たって、最も基本であり且つ最大の効果をもたらすのがこの「傾聴」であると私は常々感じています。傾聴に始まり傾聴に終わる、そして必ず戻らなくてはならない原点のようなもの、とも思います。私自身が心理ワークを得意としていないという理由もありますが、カウンセリングは「傾聴に始まり、傾聴に終わる」だけでも、思いももらない結果(クライエント様が望んでいた答え、でもまったく予期していなかった答え etc)を呼び起こせるのです。
私も以前の記事で、「セラピストは何もしない」ということを書きましたが、お話を聞かせて頂くときも「はい、あぁ、そうですか、へぇー、そうだったんですね、それは大変でしたね、そうでしたか、〇〇で・・・」と相槌に終始するだけで1時間、2時間過ぎてしまう時があります。
クライエント様も「あれ?いやだ、何で私こんなにペラペラ話してるんだろう??」と、これはとてもスムーズなケースではありますが、知らない間に御自分で「答え」をお話しなさっていて、そうだったんだ!と気付かれる場合があります。
ということで、傾聴について今一度まとめてみようと思い、シリーズで書いていこうと思いました。
同じ内容の繰り返しがあったり、補足や追記が出てきたりなど、お見苦しい点が見受けられるかもしれませんがお目通し頂けますと幸いです。よろしくお願いいたします。
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「傾聴」読んで字の如く「心身傾けて聴く」ということです。
言ってみれば、「今はあなたのためだけの時間であって、あなたのためだけにあなたのお話を聴きます」・・・と自分を消して、自分の中にお相手を受け容れ、同一化するとことではないかと思っています。だからこそ、とても体力が要ります(笑)またエネルギー的な側面では、最後の「同一化」。これはお相手の苦しみや悩みを真正面から向かい合うのとは少し違って、Heart to Heartで分かち合うことです。
真正面から向かい合うとき、お相手の苦しさや悲しさのエネルギーを共にまとい、そのエネルギーに負けてしまい、カウンセリングどころではなくなる可能性もあります。お相手の胸中央部分(ハートチャクラ)に意識を向け、ハートとハートで一体になるように心を傾ける。これが傾聴です。ハートに意識を向け、実際は口から出ている言葉がハートから溢れ出しているかのようにイメージし、話を聴いていきます。しかし、聴く側はお相手のへの敬意、話す側は聞き方への信頼があってこそ、このハートとハートの一体感が生まれるものだと思います。
傾聴の一つの効果に、先ほども書いた「予期しなかった、けれどもクライエント様が求めていた答えを、ご自身で話し出された」という点・・・潜在意識から無理なく答えが引き出せたという点を挙げることが出来ると思います。
「行間を読む」や「非言語コミュニケーション」という言葉、分野がある通り、人々は実際の言語として口を突いて出ない、耳に入らない、読むことができない言葉以外のもの(空気感や波動、仕草、目の動き etc)から何かをキャッチし、そこから様々に判断しているということです。これは実に全体の70%とも言われます。
よって心身を傾けてお相手の話を聴き、ハートとハートで分かち合う傾聴によって、言葉を超えたコミュニケーション、言葉の裏に通常隠れている真意や本音が現れるということです。その働きに大いに関係してくるのが、先に書いた敬意、信頼、付け加えるなら安心・・・という意識であり、これはカウンセリングやセラピーに於いて、又私にとっては、常に立ち戻らなくてはならない原点です。しかし日常のコミュニケーションに於いても同じことが言えるのではないでしょうか。
相手に敬意を持つ。
これだけで日々のコミュニケーションが変わってくることがある筈です。
だからこそとても難しく、時に自分に突き付ける「何か」に姿を変え、自分との対峙を求める意識であり行動だとも思います。
今日も最後まで読んで下さって、本当に有難うございました☆
今日も皆さんがそれぞれの内なる力を、心おきなく発揮される一日でありますように。
私も以前の記事で、「セラピストは何もしない」ということを書きましたが、お話を聞かせて頂くときも「はい、あぁ、そうですか、へぇー、そうだったんですね、それは大変でしたね、そうでしたか、〇〇で・・・」と相槌に終始するだけで1時間、2時間過ぎてしまう時があります。
クライエント様も「あれ?いやだ、何で私こんなにペラペラ話してるんだろう??」と、これはとてもスムーズなケースではありますが、知らない間に御自分で「答え」をお話しなさっていて、そうだったんだ!と気付かれる場合があります。
ということで、傾聴について今一度まとめてみようと思い、シリーズで書いていこうと思いました。
同じ内容の繰り返しがあったり、補足や追記が出てきたりなど、お見苦しい点が見受けられるかもしれませんがお目通し頂けますと幸いです。よろしくお願いいたします。
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「傾聴」読んで字の如く「心身傾けて聴く」ということです。
言ってみれば、「今はあなたのためだけの時間であって、あなたのためだけにあなたのお話を聴きます」・・・と自分を消して、自分の中にお相手を受け容れ、同一化するとことではないかと思っています。だからこそ、とても体力が要ります(笑)またエネルギー的な側面では、最後の「同一化」。これはお相手の苦しみや悩みを真正面から向かい合うのとは少し違って、Heart to Heartで分かち合うことです。
真正面から向かい合うとき、お相手の苦しさや悲しさのエネルギーを共にまとい、そのエネルギーに負けてしまい、カウンセリングどころではなくなる可能性もあります。お相手の胸中央部分(ハートチャクラ)に意識を向け、ハートとハートで一体になるように心を傾ける。これが傾聴です。ハートに意識を向け、実際は口から出ている言葉がハートから溢れ出しているかのようにイメージし、話を聴いていきます。しかし、聴く側はお相手のへの敬意、話す側は聞き方への信頼があってこそ、このハートとハートの一体感が生まれるものだと思います。
傾聴の一つの効果に、先ほども書いた「予期しなかった、けれどもクライエント様が求めていた答えを、ご自身で話し出された」という点・・・潜在意識から無理なく答えが引き出せたという点を挙げることが出来ると思います。
「行間を読む」や「非言語コミュニケーション」という言葉、分野がある通り、人々は実際の言語として口を突いて出ない、耳に入らない、読むことができない言葉以外のもの(空気感や波動、仕草、目の動き etc)から何かをキャッチし、そこから様々に判断しているということです。これは実に全体の70%とも言われます。
よって心身を傾けてお相手の話を聴き、ハートとハートで分かち合う傾聴によって、言葉を超えたコミュニケーション、言葉の裏に通常隠れている真意や本音が現れるということです。その働きに大いに関係してくるのが、先に書いた敬意、信頼、付け加えるなら安心・・・という意識であり、これはカウンセリングやセラピーに於いて、又私にとっては、常に立ち戻らなくてはならない原点です。しかし日常のコミュニケーションに於いても同じことが言えるのではないでしょうか。
相手に敬意を持つ。
これだけで日々のコミュニケーションが変わってくることがある筈です。
だからこそとても難しく、時に自分に突き付ける「何か」に姿を変え、自分との対峙を求める意識であり行動だとも思います。
今日も最後まで読んで下さって、本当に有難うございました☆
今日も皆さんがそれぞれの内なる力を、心おきなく発揮される一日でありますように。