私がTAIJIさんについてtwitterで呟いたのは7月27日、「TAIJIさん(ベーシスト、元X)のご遺体がサイパンから帰って来ない。。。どうして?」・・・これが最初でした。お亡くなりになってから10日。10日も過ぎて尚、ご遺体がどうなっているのかを含めて報道が途切れた時期だったと思います。そして、既に千葉県で極秘裏に密葬されたというこの記事が出たのが7月30日でした。
そして、時を同じくして、実のお母様の名前を語った「本当の遺族メッセージです」とされるものが、不正アクセスを経て、ホームベージに突然アップされました。
上述の記事を含み、報道された一連のことが事実無根であり、名誉を毀損されたとして、サイパンまで同行していたTAIJIさんの元マネージャーが、芸能ジャーナリスト渡邉さんに対して起こした損害賠償等請求公判が昨年11月から始まっています。本日2月27日(月)が第三回目の公判になりますが、暫くの間は書類の内容事項の確認のみと思われます。証人尋問まで進むのはまだまだ先のことでしょう。
私は、ずっと真実が知りたいと思ってきました。
それは、TAIJIさんの死の事実に、何らかの手が付けられているように感じたからです。
まず、サイパン空港到着後に逮捕される最初のきっかけとなった、元マネージャーとの飛行機内での口論の内容。
サイパン地元紙の記事を含む海外メディアの報道でも、TAIJIさんの機内での行動については「何もそこまで」と思うくらい事細かく描写されていますが、口論の内容については一切伝えられていません。また、逮捕された後のTAIJIさんの様子については、
“He is not angry with anybody. He was upset with himself”
サイパンで付いた国選弁護士さんのコメント、これだけです。そして、これが最後です。
下記より抜粋。ちなみにこの一文は、下記地元紙だけでなく、報道記事の中でもよく見られた一文でした。
地元紙・Marianas Variety
「彼は誰に怒っている訳ではなかった。彼は自分自身に腹を立てていた」。
直訳するとこうなると思いますが、私はこの"upset"が今でも引っ掛かっています。これは以前の追悼文にも書いたかもしれません。
"upset with oneself"は、腹を立てる、動揺するという意味になるかもしれませんが、"upset"は、塞ぎ込む、不安に陥る、具合が悪い、というニュアンスで使われることもあります。私個人的には後者で使う頻度が高いので、この引っ掛かり感はそこから来ているのだと思わないでもありませんが。
そして、この「自分自身に腹を立てていた」は・・・これはほぼイコールで結んでも良いのではないかと思いますが・・・「自分で自分が嫌になり」自殺してしまいました、という、不正アクセスを経てアップされた上述の偽メッセージにそのまま使われています。第一、この時のTAIJIさんの気持ちを誰が分かるの?と思います。もし、知っている人物とすれば、逮捕後TAIJIさんに面会し、その様子を「自分自身に腹を立てていた」とコメントした、もしくはそのように調書に残した国選弁護士さんだけでしょう。
もし、その時にTAIJIさんが多くを語り、とても強い"upset with himself" を示していたのなら、でしょうが。しかし、実際は"He didn’t give reasons for his strange behaviour"「何故そのように機内で振舞ったのか、何も話さなかった」とされています。
下記より抜粋。この記事はもう一つの地元紙・Saipan Tribuneの記事も併せ、そしてそれを基に書かれたものです。Jame Worldへ確認し、そのようにご返答頂きました。
Jame World, In memory of Taiji Sawada
その他、TAIJIさんが既にICUに搬入され脳死状態だったときに、その元マネージャーが、TAIJIさんの携帯を使い「元気だ」『大丈夫だ」というメールを関係者に出していたこと(これが元で命に別状はないと日本では報道され、胸を撫で下ろしたファンの方々も沢山おられたと思います)も、何のために?と聞きたいことです。
自分がマネージをしていた人が亡くなったのです。
どうして、手厚く扱い、悲しみ、ご遺族や近しい方々、応援してきたファンへお渡しすることが出来なかったのでしょうか。まるで情報や日付を操作するようなことを、何故行わなければならなかったのでしょうか。どうして、TAIJIさんの死の事実、お亡くなりになったことがそのまま尊重されなかったのでしょうか。
そして「名誉毀損」だと訴えているのが、その御本人であることに、今回の一連の出来事の奇妙さ、不可解さがあります。今回の裁判の原告は、こちら側からすれば疑惑の人である元マネージャーなのです。これは、私は無いとは思いますが、もし万が一、原告から訴訟の取り下げがあった場合、そこで終わってしまう種類の裁判ということでもあると思っています。
私にとっては、TAIJIさんの死が、これはそのままTAIJIさんの生きて来られた45年間の人生が貶められたような、そんな思いがどうしても拭い去れません。私は、どうしても、それが嫌です。だから、これからも、この裁判について、静かにしっかりと見守っていきたいと思います。
しかし・・・隠されていることがあったとして、それによって守られていることも、又あるのではないかと思います。現実として、今がその状態ではないかと思うときがあります。真実とは、両刃の刃です。正しさは、正しさであっても、時に人を傷付けます。しかし、両刃の刃であるなら、その刃は一方で今まで悲しんできた人の涙を拭える光にもなります。ただ、私は、願わくばそのどちらに属する人たちも愛に帰結するような結果を望みたいと思います。
又、私は「真実」というものを考えた時、何事もまず目の前にあるものから捉えていくことを前提としています。
例え両刃の刃であっても、両刃を斬らない刃も必ず存在することを信じたいのは、現実にこの裁判が起こったからです。確かに一見不可解な形での開始ですが、しかし現実に、今日、第三回目の公判です。そこに必ず意味はあると信じています。
どうか、少しずつ、良い方向へ進んでいきますように。
そして、TAIJIさんを想う多くの方々の気持ちが、どうか届きますように。
「HERO」小田和正
この記事には、この曲がいいかなと思いました。
今日も最後まで読んで下さって本当に有難うございます。
今日も、皆さん一人ひとりの楽しく健やかな一日でありますように。
そして、時を同じくして、実のお母様の名前を語った「本当の遺族メッセージです」とされるものが、不正アクセスを経て、ホームベージに突然アップされました。
上述の記事を含み、報道された一連のことが事実無根であり、名誉を毀損されたとして、サイパンまで同行していたTAIJIさんの元マネージャーが、芸能ジャーナリスト渡邉さんに対して起こした損害賠償等請求公判が昨年11月から始まっています。本日2月27日(月)が第三回目の公判になりますが、暫くの間は書類の内容事項の確認のみと思われます。証人尋問まで進むのはまだまだ先のことでしょう。
私は、ずっと真実が知りたいと思ってきました。
それは、TAIJIさんの死の事実に、何らかの手が付けられているように感じたからです。
まず、サイパン空港到着後に逮捕される最初のきっかけとなった、元マネージャーとの飛行機内での口論の内容。
サイパン地元紙の記事を含む海外メディアの報道でも、TAIJIさんの機内での行動については「何もそこまで」と思うくらい事細かく描写されていますが、口論の内容については一切伝えられていません。また、逮捕された後のTAIJIさんの様子については、
“He is not angry with anybody. He was upset with himself”
サイパンで付いた国選弁護士さんのコメント、これだけです。そして、これが最後です。
下記より抜粋。ちなみにこの一文は、下記地元紙だけでなく、報道記事の中でもよく見られた一文でした。
地元紙・Marianas Variety
「彼は誰に怒っている訳ではなかった。彼は自分自身に腹を立てていた」。
直訳するとこうなると思いますが、私はこの"upset"が今でも引っ掛かっています。これは以前の追悼文にも書いたかもしれません。
"upset with oneself"は、腹を立てる、動揺するという意味になるかもしれませんが、"upset"は、塞ぎ込む、不安に陥る、具合が悪い、というニュアンスで使われることもあります。私個人的には後者で使う頻度が高いので、この引っ掛かり感はそこから来ているのだと思わないでもありませんが。
そして、この「自分自身に腹を立てていた」は・・・これはほぼイコールで結んでも良いのではないかと思いますが・・・「自分で自分が嫌になり」自殺してしまいました、という、不正アクセスを経てアップされた上述の偽メッセージにそのまま使われています。第一、この時のTAIJIさんの気持ちを誰が分かるの?と思います。もし、知っている人物とすれば、逮捕後TAIJIさんに面会し、その様子を「自分自身に腹を立てていた」とコメントした、もしくはそのように調書に残した国選弁護士さんだけでしょう。
もし、その時にTAIJIさんが多くを語り、とても強い"upset with himself" を示していたのなら、でしょうが。しかし、実際は"He didn’t give reasons for his strange behaviour"「何故そのように機内で振舞ったのか、何も話さなかった」とされています。
下記より抜粋。この記事はもう一つの地元紙・Saipan Tribuneの記事も併せ、そしてそれを基に書かれたものです。Jame Worldへ確認し、そのようにご返答頂きました。
Jame World, In memory of Taiji Sawada
その他、TAIJIさんが既にICUに搬入され脳死状態だったときに、その元マネージャーが、TAIJIさんの携帯を使い「元気だ」『大丈夫だ」というメールを関係者に出していたこと(これが元で命に別状はないと日本では報道され、胸を撫で下ろしたファンの方々も沢山おられたと思います)も、何のために?と聞きたいことです。
自分がマネージをしていた人が亡くなったのです。
どうして、手厚く扱い、悲しみ、ご遺族や近しい方々、応援してきたファンへお渡しすることが出来なかったのでしょうか。まるで情報や日付を操作するようなことを、何故行わなければならなかったのでしょうか。どうして、TAIJIさんの死の事実、お亡くなりになったことがそのまま尊重されなかったのでしょうか。
そして「名誉毀損」だと訴えているのが、その御本人であることに、今回の一連の出来事の奇妙さ、不可解さがあります。今回の裁判の原告は、こちら側からすれば疑惑の人である元マネージャーなのです。これは、私は無いとは思いますが、もし万が一、原告から訴訟の取り下げがあった場合、そこで終わってしまう種類の裁判ということでもあると思っています。
私にとっては、TAIJIさんの死が、これはそのままTAIJIさんの生きて来られた45年間の人生が貶められたような、そんな思いがどうしても拭い去れません。私は、どうしても、それが嫌です。だから、これからも、この裁判について、静かにしっかりと見守っていきたいと思います。
しかし・・・隠されていることがあったとして、それによって守られていることも、又あるのではないかと思います。現実として、今がその状態ではないかと思うときがあります。真実とは、両刃の刃です。正しさは、正しさであっても、時に人を傷付けます。しかし、両刃の刃であるなら、その刃は一方で今まで悲しんできた人の涙を拭える光にもなります。ただ、私は、願わくばそのどちらに属する人たちも愛に帰結するような結果を望みたいと思います。
又、私は「真実」というものを考えた時、何事もまず目の前にあるものから捉えていくことを前提としています。
例え両刃の刃であっても、両刃を斬らない刃も必ず存在することを信じたいのは、現実にこの裁判が起こったからです。確かに一見不可解な形での開始ですが、しかし現実に、今日、第三回目の公判です。そこに必ず意味はあると信じています。
どうか、少しずつ、良い方向へ進んでいきますように。
そして、TAIJIさんを想う多くの方々の気持ちが、どうか届きますように。
「HERO」小田和正
この記事には、この曲がいいかなと思いました。
今日も最後まで読んで下さって本当に有難うございます。
今日も、皆さん一人ひとりの楽しく健やかな一日でありますように。