天国からの手紙

愛よ届け

川崎市の男性より 娘さんへ

2019年02月27日 10時04分32秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

                                          

 

川崎市から来ました

本多と申します

年齢50歳、男性、脳梗塞による病死です

私には年老いた母と、未婚の娘が居ます

 

 

娘と母へ

 

突然の出来事に、驚き困惑し戸惑ったよな

あっという間に逝ってしまったから、何もかもそのままにしてきた

重要な書類やマンションの事、普段から教えておけば、困ることもなかったろうに

今、言えることは、一つ一つ目を通して手続していくしかない

大変だろうがやるしかないと思い、奮闘してくれ

娘には、哀しみに沈めるゆとりさえなくて、申し訳なく思う

 

母を頼めるのは、君しかいない

まだ若く、華やかに楽しみたい頃だろうが、すまない

母の介護はまだ必要ではないが、その時が来たら行政や施設を頼り、

自分だけに負担がかかり過ぎないよう配慮して、看て貰えたらと思う、お互いの為にも

 

仕事と家の両立に疲れた時は、深呼吸して心を落ち着かせ、程良く手を抜くように

おせっかいも程々に、自身のことを大切にしてくれ

 

今年の桜は、見る気持ちにはならないかもしれないが

風に舞う桜の花びらが、君の心を癒してくれることを願う。

 

                                         父より                                       

                                         2018年11月30日

 

                                                 

 

 

 

☆お読み下さった方へ

      

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです

      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


中学2年生の男子より共感者へ

2019年02月24日 12時05分27秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

 

                                           

 

僕は中学2年生

名前は載せない

読む人が読んだら、分かってくれるはず

 

世間でいじめを苦に自殺者が後を絶たない、そんなニュースを耳にしていたけど

本当に自分がするとは、正直自分でも驚愕している

気の迷いの一言では片づけられない

深い深い真っ暗な谷底に押し込められていくような境地

そこからは、一筋の光ものぞけない

心が落ちていく

こんな気持ちでした

その時の心境を明かすのは、いじめた側に報復したいとかではなく

そこまで追い込んでしまうのだと知って欲しいから

僕が弱かったから、いけないんだとか

跳ね返す力が無いから、いけないんだとか

自分で自分を更に追い込む

 

命の重みを感じている

 

生きたくても生きられない人が居るのに

健康な体を持っていたのに、心の回復が追い付かなくて治せなかった

 

僕が当時の自分に話せるならば、こう伝える

お前は何も悪くない

学校が辛いなら休め

SNSも開くな

自分を救え

救う手だては、悲鳴を上げること、助けて欲しいと叫ぶこと、あらゆる場所に訴えろ

命は簡単には産まれない

捨てていい命は無い

 

同じような境遇にある人に、是非読んでほしい

いじめてしまう人にも、読んで貰えたらと願う。

 

                                         

 

 

 

☆お読み下さった方へ

      

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです

      


札幌市の男性より息子さんへ

2019年02月23日 14時08分34秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

 

                                           

 

大石 と申します

札幌市から来ました

享年73歳、男性、一人暮らしでした

 

二男の息子へ

 

看取れなかったと、嘆くことは無い

一人で孤独死させたと、責めなくていい

いずれこの日が来ると私にはわかっとった

手を執ることなく去れて、私は満足だ

 

命とは終わりが来るからこそ、尊くある

いずれ迎えるであろうその時まで、日々を大事に、人を敬い生きていきなさい

別れの挨拶もせずに去った、父からの最後の手向けの言葉だ

 

私の遺品は整理して処分するように

母さんの位牌と私の位牌だけ、自宅の仏間に持って行ってくれればいい

それでは、今世での縁に有り難く想い、別れの挨拶とする。

 

                                          

 

 

 

☆お読み下さった方へ

      

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです

       


埼玉県川越市の男性より

2019年02月20日 10時34分26秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

 

                                                       

 

石田 J と申します

埼玉県川越市、出身です

享年42、病死です

 

僕の家族と、お付合いしていた彼女への手紙を残します

 

家族へ:

皆に、お別れとお礼を伝えて逝きたく、手紙にしてもらいます

父にも母にも、そして姉妹達にも世話をかけさせてしまいました

一進一退を繰り返し、少しずつ後退していく病状にも、励ましと希望を与えてくれた事

感謝しています

好物を差し入れして、食べる意欲を持たせてくれた

少しでも体に良いものをと、探してきては食させてくれた

必ず毎日、病室まで様子を見に来てくれた、父と母

どれもこれも有り難く、感謝しています

僕の生はここで終わりが来たけれど、家族に囲まれ、最後まで大切していただいた

その想いを、沢山の愛情を受け取って逝くことができる、僕は幸せ者です

この受けたご恩は魂が続く限り、忘れません

 

妹の結婚式だけは出席してみたかった

それだけは、少しばかり残念

兄として、盛大に祝ってやりたかった

絶対に泣かすようなことはしてくれるなと、念を押しておきたかったな

是非、彼に伝えてくれ

 

姉も体にだけは気を配って、頑張る人だから

(俺が言うなと怒るか)

 

父さん母さん、先立つ親不孝を赦して下さい

どうか、末永くお元気で。

 

                                             平成31年2月9日

 

彼女へ:

 

君には掛ける言葉さえ申し訳なく、それでも、話したいことが次々と浮かんでくる

楽しかった事、二人でのんびり過ごす時間、数え上げたらキリがない程の

思い出というには、あまりにも鮮明で素晴らしい時が、浮かんでくる

きっと君も同じ思いかと思う

 

末永く大切にしたい人でした

共に人生を歩むなら、君だと思っていました

しかし叶わなく、僕は去らなければならない

分かっていたことだけど、僕は最後まで君を手放してあげれなかった

そんな僕の我が儘に付き合ってくれて、ありがとう

大切な人なのは、今後も変わらない

家族と同じように、誰よりも幸せでいて欲しい人

だから、君が幸せを感じれる時が来たら、遠慮なくその幸せを甘受してほしい

大切なことだからもう一度言うよ

君の幸せが何よりも大事、幸せになってくれることが僕の願い

忘れないで

君が幸せを感じるとき、きっと誰よりも喜んでいるのが僕だ

今までありがとう。

 

 

 

                                                       

 

 

 

☆お読み下さった方へ

     

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです

      

 

 

 

 


40代の男性よりご両親への手紙

2019年02月16日 13時45分07秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

                                                 

 

東京都新宿で働いていました

職業、証券会社の営業職

一時期、社内ではエースと呼ばれるくらい成績優秀でした

アメリカの大手銀行破綻を発端とする低迷期から段々と崩れていき、成績不振に苦しみ

会社からの圧迫や、なにより自身のプライドが崩壊していき、

絶望へと、階段を転げ落ちるがごとく傾いていきました

自身のアイディンティティが仕事への評価のみになっていたのが原因でした

顧みると自分の価値が仕事だけではないことなど、至極当然なのに

愚かにも、そんなことにさえ気づかないでいた

一人で成長した訳ではないのに、傲慢だったんだと思う

 

 

これは父や母への謝罪の文です

 

一流と呼ばれる大学に行けたのも、親が教育に熱心で学費等惜しみなく、援助してくれたからなのに

優秀と呼ばれることも、我が身一人で成し遂げてきたかのごとく思い、感謝してこなかった

そもそも育ててくれたことさえ、ありがとうと伝えたことが無い

有り難さに鈍かった

自己中心的で傲慢だった

親の最後を看取る、子としての勤めをすべきだった

親がどれだけ自分の事を想ってくれているか、熟考すべきだった

人として、大切な何かが自分には欠けていた

自分が親になっていれば、生前に気付けたのだろうか

成績は優秀でも、子としては落第者で、すみません

慌ただしく早々と旅立ってしまい、すみません

謝って済むことでは無いと重々承知してはいます

それでも、申し訳なかったと言わせて下さい

お二人の健康長寿を祈ります。

 

 

                                                     

 

 

 

 

 

☆お読み下さった方へ

      

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです