天国からの手紙

愛よ届け

滋賀県在住の家族へ

2019年11月27日 14時04分09秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

 

                           

 

私は池田と申します

出身地は奈良県で没した地は滋賀県です

 

家族へ

 

   お父さんへ(主人へ)

命が終わりました、さようなら

それでは寂しいし味気ないので、人生を振り返り想いを伝えて逝きます

言って逝ける相手が居るのは、幸せで有り難いことです

とても長い間、一緒に過ごしました

戦後復興の折に生まれ、働き、また働き、家族を支えてくれたお父さん

命ある限り休むことなく働くのでしょうね

そんな貴方が旦那様で、私は誇らしく思います

数々の試練も、働き者の貴方が居てくれたから、

そう不安に駆られることなく、乗り越えて来れました

一番の思い出は、何といっても初デート、二人とも初々しかった

二人の子に恵まれ、互いの両親を看取り

よくやりました

ほんとうに頑張ったよ、二人で

さんざんケンカもしたけど、言い合えたから良かった

縁を結べて幸せでした。

 

 

   子供たちへ

可愛かった赤ちゃんが、一人前の大人になれて

当たり前に仕事をしていける

それは、お父さんが居てくれたからということを忘れないように

命を育んでくれたのも、教育や心根もそう

今の基礎を築いてくれたのはお父さん

いつも感謝していなさいという訳ではないけど、

どうか忘れずに接していって欲しい

頑固で困る時でもね

 

二人で家を支えてあげてね

二人は仲が良いから、安堵してはいます

望むことは多くはない

このように成長してくれたことだけでも、どれだけ有り難いことか

二人が望む人生を歩んで行ってくれれば、と願います。

 

                                  2019年3月没

                                       11月記

                              

 

 

☆お読み下さった方へ

      

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです

      

茶文字は私自身の言葉です

 

 

 

 

 


63歳女性からご家族への手紙

2019年11月22日 13時27分03秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

 

                           

 

私の家は東京都の河川川沿いのマンションです

年齢63歳 女性 死亡原因は脳卒中

遺影を準備しておこうと思っていたのに、そうする前に逝ってしまうことになりました

主人と三人の子供たちへ別れの手紙を残します

 

主人へ

永いようであっという間だった、家族の日々が一つ一つが思い出される

何の間のと言い合いながら、家族で共に過ごせて、私は嬉しかった

格別にドラマチックなことが無かったのは、奇跡のように幸せなことでした

一緒に共働きして、子育てして、歳を重ね歩んできた

出逢ってから結婚するまでも、周囲に反対されても貫いてよかったと

胸を張って言える夫婦で居られたと思う

お互いに同じ気持ちならいいけど

私は早くに満足したから、あなたより二足早くこの世を去ることになった

満足したのよ

だとしても、一人でズルイじゃないかと言いそうなのは分かってる

男性が残るのは、不便だし寂しいだろうけど、頑張って

子供たちも居る、そのうち孫だって、生きてて良かったと思うから

まだまだ頼りにしてます

父親として、私の分も看てあげて下さいね

よろしくお願いします。

 

 

子供たちへ

三人でよく話し合い、一人に負担がいかない様に、家の事を頼みます

出来る範囲でいい、父さんの事を頼みます

一人一人に話したいことは沢山有るけれど、それぞれが大人になったから、

細々と心配事や注意してほしいことを述べることも控えておきます

お母さんは、あなた達三人を信頼して、後を託して逝けます

立派に育ってくれて、ありがとう

健康にだけは気を配って、過ごしてね

三人の母で、喜びを 沢山の喜びを与えてもらいました

豊かな人生を与えてくれた三人に、感謝しています。

 

                                   2019年8月

 

                              

 

 

 

☆お読み下さった方へ

      

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです

      

茶文字は私自身の言葉です


14歳の男子からご家族へ

2019年11月12日 14時42分55秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

 

                          

僕は佐賀県鹿島市の14歳男子です

家は寺です

 

病死でした

生き切ったので無念は有りません

生前の父の教えもあって、天に還るのに怖さはなかった

それがどれほど僕を助けてくれたことか

生きてる時には、それを言えなかった

だから手紙で伝える

 

【家族へ】

お母さんへ

 

  泣き虫なお母さん

  今はようやくあまり泣かなくなった、

  ずっと泣きっぱなしだったから、心配だったんだ

  思い出しては泣いてる、お母さんの背中をさすっていたんだけど

  気付かなかったでしょ

  ずっと近くに居た  

  母さんの心が落ち着いたら話そうと思ってた事がある

  もっと早くに手紙を出そうと、書いてもらったことがあるんだけど

  辛過ぎるようで、思い出させるのは良くない気がして

  手紙を出すのを止めたんだ

  「時が解決してくれることがあるよ」と先に仏になった同い年の子が教えてくれた

  

  何時でも好きな時に、皆の所に帰れる

  僕が逢いたくなる時でも、皆が逢いたいと思ってくれた時にも、逢いに行ける

  残念だけど、お母さんや皆には見えないけどね

  僕側だけで寂しいなと思うことがあるけど、仕方がないことなんだ

  いつか、もっと母さんが落ち着いたら、書いてもらった手紙を渡してもらうよ

  大好きだよ (また泣くだろうな)

  泣いていたら背中を撫でに行くよ。

  

 

お父さんへ

 

  先に言ったけど、お父さんが伝えてくれた教えが

  僕の心も魂も軽くしてくれた

  お父さんだって辛かったのに、安心していい、心配いらない、

  一人ぼっちになるわけじゃないと繰り返し教えてくれた

  そのとおりだったよ

  明るくて居心地良くて、仏になった仲間や僕の先祖もいる

  こんなに安心して逝けた人は、あまり居ない様だ

  お父さんのおかげだ、ありがとう

  自分の辛さを隠して、僕に希望を持たせてくれて、ありがとう

  

  僕は早かったけれども、お父さんのおかげで生き切ったと思えた

  家族のおかげで頑張れた

  「よく頑張りましたね」と沢山褒められたよ

 

  これが最後の手紙だけど、話せる機会はまた来る気がしている

  

  お父さんが僕のお父さんで本当に幸せでした。

 

お祖父ちゃん・弟へ

  お母さんとお父さんを、よろしくお願いします

  お祖父ちゃんを追い越してごめん

  お祖父ちゃんが居てくれると、いいね  安堵感ある

  これからの事、お願いします。

  

                                    2019年8月

 

                              

 

 

☆お読み下さった方へ

      

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです

      

茶文字は私自身の言葉です

  


石川県在住だった女性より ご家族へ

2019年11月03日 14時04分43秒 | 天国からの手紙
故人からのメッセージです。
 
                        
 
私の名前は永石と申します
 
石川県に居を構えておりました
 
主人と息子と娘の四人暮らしでした
 
私は49歳でこの世を去ることになり、
成人したての娘と大学生の息子を置いて逝かなければならず、
主人が一人で苦労してくれています
 
幼い訳ではないけれど、母としては一人前に独り立ちできるようになるまでは
傍に居たかった
せめて息子の成人式や卒業式に出席したかった
後、2~3年だけでも延ばして生きたかった
それが少し残念です
 
子供達は既に母親の手を離れているのに、
それは分かっているけれども、去りがたくあり
私も、子離れしなくてはなりませんね
 
このままという訳にもいくまい、と漸く決心がつきました
 
 
【主人へ】
 
色んな事あったね、人並みにケンカもした
模範的な妻ではなかった
 
そんな私でも、最期まで看取ってくれて嬉しかった
長く患い不自由を掛けました
甲斐甲斐しく世話をやけなくて申し訳なく思っています
 
私が去り、子供達も大人になって、一人の時間が長く感じだしたら
だれか好い人探して、第二の人生を歩んで下さい
 
誰に気兼ねもいりません
母の遺言でもあると、子供達へ伝えて下さい
 
 
【子供達へ】
 
人生は永いようであっという間、
何気ない慌ただしい日常の一瞬一瞬が、なんと尊かったことか
過ぎ去り、戻れない今だから分かる
 
後悔の無い人生を送るなんて難しいと母は思う
 
むしろ後悔や失敗も、唯一無二の貴方だけの尊い人生で
素晴しい経験をしているんだと、そう思って生きていってくれればと、
母は願っています
 
子供たちの人生が、輝きますように、と願いを込めて。
 
 
                                  母より
 
 
                                  2019年2月没
 
                           
 
 
 
☆お読み下さった方へ
      
このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです
      
茶文字は私自身の言葉です