姫と太郎の賑やかなお家

姫14歳、太郎9歳。高機能広汎性発達障碍の子供たちとの賑やかな暮らしぶりを綴っていこうと思います。

これも特性なのかな?

2010-01-03 23:04:49 | 姉と弟
今朝も姫は「10時45分!年賀状!」とポストへ
元日と同じ時間に年賀状が届くと思っているようです。
もちろんポストは空っぽですから、しょんぼりと戻ってきました。

「今日は日曜日で郵便はお休みだよ」と言っても
「まだ来てない年賀状がある」って。

住所を交換したお友達でまだ届いていない子がいるようです。
「お母さんみたいに出すのが遅くなってしまったら届くのも遅くなるからね」と言ってもしばらくは不満そうにしていました。

相手の都合なんかはお構い無しなところが姫の難しいところでもあります。
住所を教えたんだからちゃんと年賀状を出してくれると思い込んでいたのかもしれません。
元日に届かないことも予想外のことで戸惑っているのでしょう

年賀状は必ずしも元日の朝に届くものではない
郵便が同じ時間に届くとは限らない
年賀状を出せなかったり、遅くなったり、人それぞれの事情がある

今年のお正月、姫がこの3つことを覚えて納得してくれたなら、経験値です

さて、一方、太郎は朝から熱を出し、嘔吐でダウン

まずは水分を取らせるために吐き気止めの座薬を入れました。
少し眠ってからお茶を「ゴクゴク」とふた口

前回の入院騒ぎの時「いっぺんにたくさん飲んだらゲボするから少しずつ飲んでね」と言うと
「少しってどれくらい?」と聞くので
「ゴクゴクって2回ごっくんするくらい」と教えたことをちゃんと覚えていました

それから「お母さん、スポーツドリンク飲まないと・・・」と言うので
「タロはスポーツドリンクは嫌いでしょ?飲めるならお茶でもいいよ」と言うと
「だって、前にお熱の時、先生が『スポーツドリンク飲んだ?』って聞いて
『ううん』ってタロが言ったら『飲まないとダメよ』って言ってた。
だから、スポーツドリンク飲まないと・・・」
お熱の時は嫌いなスポーツドリンクでも飲まなきゃいけないとずっと思ってたようです。

その後もテレビの前に寝転んで、トイレ以外はじっとしていました。

「フラフラする時はじっとしとかないとダメ」と本当にじっとしていました。

夜になって熱が上がり辛そうなので解熱剤の座薬を入れました。

やっとプリンを食べて少し元気になってきました。

ところが、困ったことが・・・
太郎はおかゆや雑炊の類を食べません
「気持ち悪い」と見ただけで拒否です。

「うどんは?」と言うと「う~ん、またゲボ出そうやし・・・
さて、どうしたものか
代わりに姫が「お母さん、久しぶりにおかゆ食べたい!
いいけどね・・・出来れば太郎に食べて欲しい

今もまだ「何を食べよう」と思案中です。
いい機会だからおかゆか雑炊に挑戦してみる?

いろんな思いやこだわりを抱えている子供たち
私たちが「それくらい」って思うような些細なことでも
納得したり、折り合いをつけて受け入れるには時間と努力が必要です。
普段は「まあいいか。のんびりやれば」って思うことにしていますが、
あまりにも悲しそうだったり、病気で辛そうな時には、
さすがに焦ったり、胸が痛んだりします。

今年も子供たちと一緒にひとつひとつ乗り越えていけたらいいなと改めて思いました