姫と太郎の賑やかなお家

姫14歳、太郎9歳。高機能広汎性発達障碍の子供たちとの賑やかな暮らしぶりを綴っていこうと思います。

避難場所

2010-06-10 23:30:07 | 姫のこと
休んだり早退したりを繰り返していた姫ですが、
先週は1日しか学校に行けませんでした。

先生方とはとにかく学校に来るだけでも良しとしないと
このままだと益々来辛くなってしまうのでは?
という話になって

そんな矢先、姫が
「お母さん、姫はサポート室に行ったらあかんの?」
と言い出しました。

「サポート室がいいの?じゃあ先生に相談してくるわ」
と、早速先生方と相談してきました。

「姫ちゃんがそうしたいならサポート室を使ってください。
タロくんも登校斑を離れることで登校できるようになったんですから
姫ちゃんも辛いこと、嫌なことを取り除く所から始めましょう」

担任のWD先生、支援のNT先生、養護のSM先生
皆さん、即答でこのように言ってくださって

帰って姫に伝えると
「いいの?じゃあ月曜から学校行ってみる

というわけで、今週は元気に登校しています。

NT先生は
「ずっとサポート室に居る必要もないし、
無理して教室に居る必要もないんですよ。
ほんの少しの時間でもホッとできる場所があることが大事です。
しんどくなったら行ける避難場所があると思えるだけで
気持ちが楽になるならそれでいいんですよ」
と仰っていました。

「サポート室は楽しい
少し元気を取り戻した姫です。

姫のサポート室登校や太郎の登校斑のことを
「わがまま」と責められないことが嬉しいです。

「タロくんは登校斑の子を嫌っているわけではなく
自分のペースで歩けないのが辛いだけ。
姫ちゃんもクラスやクラブが嫌なわけではなく
ただ、いろんな事があり過ぎて疲れているのかもしれない。
だったら、それぐらいの不安要素は取り除いてあげないと。
たったそれだけのことで楽になれるならいいじゃないですか
NT先生の言葉に私も救われました。

「わがまま」と言われないことが
こんなにも気持ちを軽くしてくれるんですね

「たったそれぐらい」のことを我慢させるのではなく取り除くこと

ちょっと見方を変えるだけでどれだけ救われるか

これは発達障碍の子だけでなく、全ての子供に必要なことだと思います。

「それぐらい我慢しなさい」ではなく
「それぐらいなら何とか出来るよ」と言えるように

まずは大人が心に余裕を持たなくてはいけませんね