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このところ園芸一辺倒の日が続いていたけれど家人が入院したおかげで読書時間が取れるようになった。
仕事前と仕事後の二回、病院に寄る為朝に家を出る時も帰宅した時も薄暗いので夏のように園芸する時間がとれなくなっているのだ。
時間はあっても外は暗いとなると、テレビは面白くないので読書のほうになってしまう。
私の好きな分野は、一に時代小説で二も三も時代小説。四のあたりでSF小説となっている。
まず手始めに読んだのが 時代小説とはガラリと違う
プリンセス・トヨトミ 著者:万城目 学
読み進めるうち登場人物達の姓に『?』次いで『!』、ストーリーも面白かったので
最後まで突貫で読めた。87点
ブレイブ・ストーリー 著者:宮部みゆき
上手いわ~ 面白いわ~ と、ストーリーを追うのももどかしいくらい。が、下巻も半分を
過ぎるあたりで『読み終わるとアトが無い。終わってしまう!』と恐慌状態に陥る。
現実世界の小学生がある目的のために幻界を旅するといういわばファンタジー小説。91点
ブレイブ・ストーリーはまた読み直したい。が、まだ先だ。次は手練作家の時代小説で
永代橋崩落 著者:杉本苑子
他の作品『鶴渡る』初めて読んで感服して以降気になっていた作家。この本では
永代橋の崩落によって生まれた八つのエピソードをそれぞれに短編に仕立ててある。
その八つの中で私の好きなのは『蜂』。
杉本苑子の教養や知識、がそれを全面に出すのではなく抑えめにした作家としての職人技に感服
永代橋崩落とくればアレしかないだろう!ということで池波正太郎を引っ張りだす。
おせん 著者:池波正太郎
池波正太郎のものはすべて好きだが頭一つ抜けて『おせん』が一番。
永代橋の崩落がきっかけとなって主人公のおせんは知らずと運命を変えていく....
初代鬼平(松本 白鸚:まつもと はくおう)ではこの『おせん』も映像化されており
俳優陣の端役にいたるまで江戸の人々そのままで、その出来ばえは素晴らしかった。
ただ、不満もある。それは小説では帰ってくる人がドラマでは死んでしまうところ。残念。
読書備忘録なので、この記事を読む人にとっては不親切な内容です。